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ド正論をぶつけるコンサルタントに衝撃を受けて 【小笠原剛:第2回】

こんにちは、ゴール・システム・コンサルティング&リ・デザイン研究所の但田(たじた)です。チーフコンサルタント小笠原へのインタビューの第2回ということで、今回は、小笠原の過去について話を聞いて行きます。一体どうやって今の小笠原が形成されたのか、私も興味津々です(笑)。それでは、さっそく中身に入っていきましょう!

第1回インタビューはコチラからご覧いただけます!

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GSC代表に魅了された前職での出会い

但田:ここからは、小笠原さんの過去について質問していきます。どんな風に社会人デビューしたのですか?

小笠原:最初は日立金属という会社で働きました。工場で生産管理を中心として7年くらい、営業で3年くらい仕事をした後、今の会社に転じました。工場で働いている時に、関連会社にウチ(ゴール・システム・コンサルティング)の代表の村上がコンサルタントとしてやってきたので、その活動を見に行ったんです。それが、初めてコンサルタントを見た経験でした。それから、毎月村上のコンサルティングを見に行って、その真似をして職場でミニワークショップをやるようになりました。

但田:そんな風にコンサルタントに魅了されたのは、どうしてですか?

小笠原:村上がド正論をぶつけていたのが、工場で働いていた自分にとっては新鮮でね。この話は製造業じゃないと伝わらないかもしれませんが、村上は「作っても売れなきゃ意味がないでしょ」とか、正論をあっけらかんと言っていました。

実際に工場で働いていると稼働率とか操業益とかのKPIがあって、それが現場と噛み合わないってことがしょっちゅうあります。そのたびに、おかしいなと思いながらも、KPIがあるからしなくちゃいけないと思って仕事をしていました。それなのに、コンサルティングの現場で「本当に正しいのはこっちでしょう」ということを話し合っている。そういう現場を見たということが自分にとっては衝撃的でした。

初めての面接で飲みに行って転職を決定

但田:その衝撃の出会いから4年くらい経って、ゴール・システム・コンサルティングに転職されたのですね。転職のきっかけはどんなことだったんですか?

小笠原:日立金属では様々な仕事を担当して充実していました。しかし、景気が悪くなっていくなかで、自分がやりがいを感じていた機能から削られていきました。新製品開発も止まり、プロジェクトも止まり、合理化投資だけになる…というような状況で。自分が活躍できる、面白いと感じていた仕事が減ってしまったなということで、転職を考えたときに、かつて見に行っていたコンサルタントが会社を興していたことを知りました。転職では何社か回ろうと思っていましたが、最初に面接をしたのが当社で、面接のその日に村上と飲みに行ってそのまま入社を決めてしまいました(笑)。

カッコつけるのをやめたら、役に立てるようになった

但田:転職活動はラクでしたね(笑)。ゴール・システム・コンサルティングで一人前になったきっかけ、印象的な学びはどんなことがありましたか?

小笠原:問題を分析するスキルなどは、転職前から持っていた方だと思います。しかし、それを自分の職場でできることと、外部のお客様のところでできることは全然違いますので、そういう意味で大変苦労しました。その苦労から抜け出せたきっかけは、ある方から「仕事の仕方がキミらしくない」と言われたことでした。

それまで「自分らしく仕事をする」なんてイメージは持ったこともなかったのですが、「自分らしさ」がきっと良いところなのではないかと思い、「自分らしく働くとはどういうことだろう?」と考えるようになりました。そして、そこから当社でも仕事がうまくいくようになりました。この経験があるので、今でも、お客様先で「その人らしくないな」とか「今この人は、くつろいでいる状態ではないな」という人を見ると、声を掛けたいという気持ちになります。

但田:なるほど、それまでは「自分らしさ」を発揮しようとはしていなかったんですね。

小笠原:サラリーマンにとっては、自分らしさを出せるなら苦労しないよ、という感じですよね。けれども、その経験をきっかけにして「どうやったら自分らしさが出せるのか」を意識するようになりました。カッコ良くあろうとか、隙のない感じにしようとするのをやめたのは、その頃からです。

私は、あなたのことを全部知っているわけではないし、たまに頓珍漢なことを言うかもしれないけれど、あなた方の力になりたい、そういう在りようが自分らしさであると。だから、そういうスタンスを取るようになりました。そして、コミュニケーションにおいても、スキルの発揮にしても、その方が自分を活かせると実感するようになりました。

但田:お客様先で自分らしさを発揮するためのコツって、何かありますか?

小笠原自分らしさを出すための導線、型がいるなと思いますね。「はじめまして」と誰かに会って、そこから自分らしさを出して仕事ができるようになるまでの持って行き方が大事だと思います。たとえば、先に個人的に親しくなっている人から仕事を受ける時は、自然と「自分らしさ」を発揮して動けますよね。それと同じように、初めて会う方、初めて訪れる現場であっても「自分らしい動きをすることが、周囲の役に立つ」という状態にいかに早くなるかは、明確に意識しています。

ご覧いただきありがとうございました。第2回では、今の小笠原が形成された経緯がほの見えてきたのではないでしょうか。次回は、小笠原の趣味や学生時代の経験から、小笠原を根掘り葉掘りしていこうと思います。引き続きお楽しみください!

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