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渡辺薫がGSCに参画した理由その1=「コンサルティングの姿勢が好き」

こんにちは、ゴール・システム・コンサルティング&リ・デザイン研究所です。2021年7月より私たちの会社にジョインする、渡辺薫さんの連載第3回です。これまでの記事は以下のリンク先からご覧いただけます。

渡辺薫がGSCに参画した理由その1は、「GSCのコンサルティングの姿勢が好き」です。

先のコラムにも書きましたが、残念ながら世の中には「カスタマーサクセスを大切にしているとはいいがたい」コンサルタントがたくさんいるように思います。私自身も著名なコンサルティング会社のクライアントを経験したこともありますが、お客様から見た代表的な不満点は、以下の3つではないかと思います。

✔ 自社のソリューション、売りたいものを押し付ける
✔ リアリティを知らない、業務を知らない
✔ 仮説検証といいながら、仮説があっているという方向の検証しかしない

GSCは2002年の創業以来、日立製作所の多くの事業所、関連会社で仕事をしてきました。そしてGSCの仕事ぶりは、日本の典型的な「製造業の現場の人々」から愛され、案件が数年にわたるケースも珍しくありませんでした。私自身もGSCのクライアントとなった経験がありますが、その背景には、以下のようなコンサルティングの姿勢があると思います。

✔ TOCを軸としながらも「TOCだけで改革ができるわけではない」「お客様のリアリティに基づいて必要な手法を上手に組み合わせる必要がある」という柔軟な姿勢。

✔ 業務を良く知っているし、継続的に勉強している。(主なコンサルティング領域を製造業の開発・生産においているので、業務知識習得にはアドバンテージのある会社です。それでも個別のお客様の業務の深いところで分からない部分があるのは当然です。そういう場合に、知ったかぶりをせず、一生懸命教わろう、吸収しようとする姿勢が現場の人に好かれる大きな理由だったと思います)

✔ 自社が提示する仮説に謙虚であり、それがお客さまにあっているか、とことん議論する。現場の人に受け入れてもらい、納得して実行に移してもらうすために様々な工夫をし、努力している。さらに結果が出るまで伴走し、その期間も仮説検証の姿勢を崩さずに軌道修正を図り続ける。

 私は、これこそが「カスタマーサクセスを大切にする」コンサルティング会社に求められる基本姿勢だと思います。これが、私がGSCに参画することを決めた第一の理由です。

渡辺 薫 (わたなべ かおる)
ゴール・システム・コンサルティング株式会社 
チーフ・カスタマーサクセス・オフィサー(CCSO)※2021年7月より就任予定

プロフィール
ハイテク企業でR&D、経営企画、マーケティング等を経験したのち、90年代のデジタルマーケティングの黎明期にはエバンジェリスト&コンサルタントとして活動。その後、外資系ITサービス企業等でITサービスのマーケティング、コンサルティング等に従事し、2010年日立製作所に入社。超上流工程のコンサルティング手法の開発と指導にあたるとともに、日立グループ内でのTOC活用に尽力。2018年からは日立製作所社会イノベーション事業推進本部エグゼクティブSIBストラテジストとして、日立グループのデジタルトランスフォーメーションの戦略策定・実行のサポートと人財育成に注力し2021年3月に退任。
TOCICO認定Jonah(思考プロセス)
TOCICIOからThe TOC Company of the Year を受賞(2018年)
TOCICO理事(2018年~)
日本TOC推進協議会顧問(2018年から2021まで理事長を務める)
(TOCICO=Theory of Constraints International Certificate Organization)

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