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【社会人留学】CVができるまで

出願までに新しく仕事ができ、職務履歴に加筆が必要となったため、最終版CVを追記した(2024/1/20)。

CV(または"Resume". 出願に必要な『履歴書』)なんて簡単に書けると甘く見ていたが、予想以上にフォーマットや表現に苦戦した。
Personal Statement(志望動機書、以下PS)の書き方は多く出回っているけど、CVの書き方が詳しく乗っているサイトは少なかったので、参考になったサイトや動画を記録しておこうと思う。

また、ネット上で探す中で「テンプレートではなく、完成されたものが見たい・・・」と個人的に思っていたので、完成したCVも載せることにした。個人情報は黒塗りにしたが多少含むので、CV掲載部分は有料であることをご了承願いたい。

どのくらいの時期にどのくらい時間をかけてやっているのか、後に自分で振り返られるように日にちも載せた。ちなみに、この時の私の英語力は、やっと IELTS Overall 6 に行くかどうか、という程度のもの(このCV作成にもDeepLを多用している)。


8月14日 書き始める

テンプレートをダウンロード

ネットで 「CV template」などと調べると、デザイン性の高い洒落たものばかり出てきて使いたくなるが、あまり良くないらしい。「シンプルかつ見やすい」ことが大事。
テンプレートは、Marina Mogilko さんの linguamarina というYouTubeチャンネルで紹介されていた、スタンフォード大学のテンプレートをダウンロードして使った。

このYouTuberさんの ❝How to write a strong resume/CV (WITH A TEMPLATE) (Get Accepted to Your Dream University Part #10 )❞ という動画を参考にしたのだけど、いつも間にか動画が消されてしまった・・・。ただ、 ❝CV for students❞ で検索すれば沢山出てくるので、いくつか見ると概要が掴める。

スタンフォード大学のテンプレート
シンプルで見やすい


項目を考える

CVの書き方を指南するサイトをいくつか参考にして、どんな項目を載せるか考えた。ネットで「イギリス  大学院  CV  書き方」または「cv example postgraduation」と検索して出てきたものをいくつか読んで決めた。
以下、主に参考にしたサイト。特に、二つ目のペンシルバニア大学の例は書き方の参考にかなり役立った。

私が書いたのは以下の項目。

  • 名前、住所、電話番号、メールアドレス

  • 要約 (Summary)

  • 職歴 (Experience)

  • 学歴 (Education)

  • スキルと功績 (Skills & Achievements)

スキルは、出願先に自分がいかに適しているか強調するために書くと良さそう。功績は、そのスキルを担保するものを書くと良さそう(後述する『スキルと功績を書く』参照)。


職歴を書く (Experience)

要約 (Summary)は、最後に書いた方が書きやすいので後回しにして、職歴 (Experience) を書く。難しかったのが、業務内容の記述。CVでは、"I worked …"とは書かず、動詞から書き始める。
英語でなかなか思いつかなかったので、ネットで
「(職業名の英語) cv how to write experience example」
と検索すると、使えそうな文章がたくさん出てくるのでアレンジして使った。
特に役立ったのは、indeedのサイト (リンク先は"physiotherapist"バージョン)。他の医療職、エンジニア系、いろんな職業の例があって参考になった(「indeed (職業名) experience example」で自分の職業の例が出てくる)。

どんなことを成し遂げたか?を力強く見せるための動詞("Action verb"というらしい)を使えそうな文章にはなるべく使った。
これも indeed "195 Action Verbs to Make Your Resume Stand Out" を参考にした。

ボランティア活動があれば(特に出願する学問に関連するボランティア)、それも同じように職歴に書いた。
"Volunteer experience" として別の項目を作る書き方もあるようだが、私はボランティア活動を強調するために初っ端に書きたかった、且つ、CVを1枚にまとめたかった、という理由で職歴に入れた。
ボランティアの活動内容の書き方も indeed "How To Add Volunteer Work on Your Resume (With Examples)" を参考にした。

indeed、とても使える。


学歴を書く (Education)

学歴は『項目を考える』でも参考にした二つのサイトを参考に書いた。

年号は、学位を取得した時の年を記載する。

University of ~(大学名), Tokyo(大学の所在地), Japan(太字にして協調)
Bachelor of ~(学位名)(修士号の場合は Master of ~)
●(修士号を取得した場合)Thesis: ❝~(修論のタイトル)❞
●(出願校に関連のある・強調したい授業名がある場合)Relevant moduls: ~, ~(授業名)

GPAは、ペンシルバニア大学の例には記載されているが、大して良くもないし、英文の成績証明書を提出しているので書かなかった。

GPAやテストスコアは成績表の中に記してあるため、含める必要はありません。

WORDVICE『海外大学・大学院入試向けCV作成のコツを教えます!』


スキルと功績を書く (Skills & Achievements)

私が出願先にアピールしたかったスキル(業績・経験)は以下の二つ。

  • 障害児支援の知識と経験があること 

  • 研究者としての素質があること (恥ずかしくても自己アピール大事・・・)

よって、これらを裏付ける資格や功績を下位項目にして書いた(下記のように)。

● Specialised Knowledge: Paediatric Physiotherapy
    -  Certified Physiotherapist in Developmental Disabilities
    -  Published 2 articles about children with disabilities
       -  筆者. (発行年). タイトル. 雑誌名, 巻(号), ページ. 
  (私はAPAの書式で引用)
● Analysis
 -  Won the ~ Award(賞の名前) at University of ~ in 2023(受賞した年)

スキルの書き方は再び、以下を参考にして(参考というより完全に真似させていただいた)

功績の書き方は、indeed "Professional Achievements To Include on Your Resume" を参考にした。


8月15日 添削サービスへ提出

作成に、ほぼ丸一日+半日費やした。
添削は、beo(留学サポートサービス)に依頼した。サポートに登録すると(約2万円)、1回のみPS・CVの無料添削サポート付き。
添削してくれるのは、スペリングミスや文法ミスのみ。履歴書なので軽微な添削でもいいかなと思い、beoのサービスを利用した。


8月20日 添削結果の返却(CV掲載)

添削後、修正して完成したCVが以下の画像。

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