中づり広告みんなみてる?

最近、緊急事態宣言もあって電車に乗る機会が少なくなってきた。電車に乗ると社内にはいたるところに広告があると思う。ドアの近くに中づり広告といって、主に週刊誌の広告がつられているのを見たことあると思う。その中づり広告を週刊文春がやめるという。

理由として考えられることは広告の効果が見合ってないことだろう。電車の広告をそもそも見てる人は少ないと思う。電車に乗っている人を見れば皆スマホを見ていて、自分の世界に入っている。そんな中、中づり広告に視線を移す機会などほとんどないのではないか。

中づり広告の性質上、紙に印字する必要があるので情報の鮮度も低い。もし中づり広告準備後にビックニュースがきた場合にそのニュースを載せることはできないし、記事を載せないでほしいといわれても遅いのである。それであれば瞬時に変更できるネット広告のほうがまだいい。

また、このタイミングでシフトを決めたのは文春オンラインの存在もあるだろう。文春砲という言葉が広く知れ渡り、それがオンライン化して浸透してきた。だからこそ広告をしなくても、誰々のスクープありますとネットで伝えるほうが広告効果が高いのだろう。電車への多額の掲載料をかけずに済む。

では広告をやめられてしまう鉄道会社はどうだろうか。広告を載せてもらうことで電車賃にプラスでお金を稼いでいる。今、電車に乗っても広告がゼロという車両はほとんどないだろう。近年では映像による広告も増えてきており、電車広告の姿も変えてきている。形を変えても電車広告は残り続けるだろう。

逆に電車の広告が減ってきた場合はもともと載せていた業界の景気が良くないということだ。リーマンショック時には景気が落ち込み、電車広告もほとんどなくなっていた。

広告が減るで思い出したが、看板の広告も広告募集の文字が増えた気がする。看板の効果がどれだけあるかはわからないが、載せる業界が少ないということはあまり効果はないのだろう。看板の広告もこれからなくなっていくのだろうか。

これからの広告はどう変わっていくのだろうか。広告とは商品やサービスを知ってもらい、購入してもらう目的がある。それが達成できれば広告は必要ないのだ。

例えば、あらゆる商品やサービスを提案してくれるAIがあるとすれば、利用者に合わせた商品とサービスを提案してくれるため広告を載せるよりは効果があるだろう。

そういうのをAmazonやGoogleがやっているのだろうけど。とにかく時代の流れを見据えた行動が必要になるということだ。

文春の今後の行く末に注目したい。(紙媒体の雑誌を取りやめるという話にならないといいが…)

ごーよー



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