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書けるときに日経日記 2021年8月11日

■全体感
リスキリングによる学び直し、中国のAI優位性、昨日から引き続きの温暖化による環境問題、金融政策についてなど引き続き多方面の記事が掲載されている。


■今日の数字
・8割強→実効再生産数が増したデルタ株については、人口の8割強がワクチン接種をするか感染をして免疫を持たなければ集団免疫には到達しないと言う。

・48.4→ 2021年7月の景気ウォッチャー指数。前の月と比べて4ポイント低下。

・2900億円→中国に投資のポートフォリオを寄せているソフトバンクグループが苦境。2号ファンドへの孫子の出資額。


■所感
リスクリングについて、長くなるであろう人生を踏まえながら考えてみたいと思う。
スキルと言うより人間らしさで売っていきたいものであるが、将来どうなることやら。

リスキリングで挑む(上)成長のカギ「学び直し」に
GDP700兆円底上げ競う 英、大人に無料IT教育

リスキリング、学び直しについては国家戦略としてだけではなく、個人の人生としても考えていかなければいけない。
ライフシフトと言う本がある。人生が100年と言うことになると、人間は70歳を大きく超える位の年齢まで働き続けることになる。
これは、健康寿命からしても当然のことになると子ある。人生が80年だった頃は、60歳で引退して余生の2周年を安穏と暮らしていればよかったが、これからはそうはいかない。人生が100年だとすると、残りの20年間程度を老後として暮らすとした場合80歳位までが現役世代になると言う可能性もある。

人間の脳や体は、10000年単位で変化していく。そのため環境が変化したからといって急激に能力が向上すると言うわけではなさそうだ。しかしながら、現実問題として人間の寿命は伸び続けている。このまま、直線的に伸び続ける事は無いのだろうか彼に100歳まで生きると言うことを想定した場合の人生を考えてみる。

もともとは1カ所で働きそして退職をしていたが人生100年時代となると何段階か人生のステージのチェンジが行われる。
もちろんステージチェンジをする必要がなければしなければ良いだけである。しかし、時間の経過とともに1つのスキルだけでは通用しなくなる可能性が高いと言うこと。
この先の時代に社会が求めるものに合わせて、自分自身のスキルをチェンジさせていくわけだが、一つ一つ後追いで時代の変化に合わせて高齢者になるまでスキルを続ける人生はなかなかに辛い。
そして、当たり前であるが若者にはかなわない。特に新しいスキルの習得をしていくような場合には若者にかなうわけがない。

このように、人生が長くなれば当たり前だが人生の複雑性が増す。そうすると、人生としても会社を経営するような考え方で生きていかざるをえなくなってくる。

企業も両利きの経営と言って探索と進化の2つの面が求められているが、人間も同じようなことをしなければならなくなる。自分自身がもともと深めていった能力やスキルの要素がそのうち通用しなくなり、それによって探索の時期を経て新たな強みを見出していく必要が生まれると言うこと。

おそらく、スキルだけを追い求めて高齢者まで働き続ける人生は楽しいものではないだろう。ほとんどの時期で若者に対して劣位を感じながら生きていかざるを得なくなるため。能動的に人生を作り上げていくために求められるのは、おそらく哲学的な思考であったりするのだろう。
人生の積み重ねとともに身に付いてくる、身に付いてくると思いたい哲学的な思考については歳を重ねれば重ねるほど円熟味が増してくる。
この人生哲学的な円熟味の上に、表層的なその時代その時代で求められるスキルを少しだけ積み重ねていくことによってうまく人生渡っていきたいものである。

このような人生の転機を迎えながら、そのトータルとして国力を増していくことができれば一石二鳥と言えるだろう。


接種7割では集団免疫困難
デルタ型で目安8割超に

感染力が増して、実行再生産数が倍以上に増加した出ると株を抑えるためには手段免疫の基準を上げて考える必要があると言うこと。
8割超のワクチン接種が必要と言う事は、普通の票読みから考えても実現がかなり難しいと言わざるを得ない。

ワクチン接種の対象外となる12歳未満の子供の総数はざっくりと人口の1割程度。
重症化はほとんどしないものの、ウィルスの宿主にはなり得る。とすると、拒否層が多いと言われている若年層含めてかなりの割合でワクチン接種を進めなければ人口の8割は実現できない。

おそらく8割超のワクチン接種は、1年程度の時間を経たところで実現できないと思われる。
試験制限を伴うような強制接種等を行う必要が出てくるだろう。そしてそれは、今の日本においては現実的であるとは思えない。

そうすると、どのような未来が想定されるか。高齢者は体質的に接種ができない人など一部の人除いてほぼ100%接種の状態になるだろう。
そして、中高年に関しても時間の経過とともに接種が進み9割超の人口が接種を完了するものと思われる。
ワクチン未接種者として残るのは、若年層を中心としたワクチン拒否層と、体質的にやむを得ない人たち、そして12歳未満の子供たちである。

ここから論点になってくるのは、ウィルスの変異が進むことで子供たちにどのような影響及ぼすようになるのかと言うこと。
子供たちへの影響がほとんどないのであれば、あとは拒否層の人たちが自己責任でそのリスクを追うと言うこと。拒否層の方々も、事態の変化に伴ってその考え方が変わってくる可能性もある。

また、ワクチン接種の頻度や、2回目接種者のワクチン対抗の有効性についても注視が必要。感染を抑え込めたとしても、継続的に多大なコストをかけてた頻度によるワクチン接種が必要と言うことになれば、社会が正常化すればするほどワクチン接種が進まなくなる可能性がある。そしてワクチン接種が進まなくなった結果、またウィルスの猛威にさらされると言うことの繰り返しがある程度行われることを覚悟しなければいけないかもしれない。

もちろん、単なる風邪のように弱毒化したものに対して副作用のリスクを犯してワクチンを打つ必要ないかもしれない。ただ、今後のウィルスの変異次第によって社会が大きく左右される事態であることは間違いない。

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