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写真は観察からはじまる

こんばんは。
神戸で学生フォトグラファーをしているGo Mitarai @otearai0312 です。

今回は私が写真をやる上で大切にしていることを書きます。

タイトルにもあるのですが、結論から言うと「観察すること」です。

世の中にはいわゆる天才タイプの写真家がある程度いらっしゃいます。(天才タイプ=努力をしていないというわけではありません)
個人的には奥山由之さんとかが分かりやすいかなあと思います。
しかし、私は一般よりかは感性的なタイプに分類されるにせよ、天才の感性の足元にも及びません。

4年も写真を続けていれば、周りからは写真上手いねと言われることも増えてきますが、写真をやればやるほど自分は凡人であるという事実を突きつけられます。(これは謙遜などではなく、ある程度写真に打ち込んでいる方なら共感していただけると思います笑)

そこで誰もが習得し写真に活用できるのが「観察」だと考えています。
では観察とはどういうことなのか詳しく紐解いていきましょう。


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観察と言うとどうしても「観ること」にフォーカスされがちですが、私は「五感をフル活用してその場の特徴や魅力に気づくこと」が観察の本質であると考えています。

天才タイプは感性的に「なんかいい」と思ったものを切り取って写真に落とし込むことができます。

一方観察者は、目で見るだけでなく、その場の音や匂い、手触り感などにアンテナを貼ることで客観的に被写体を把握することができます。

ここまでお読みいただいた方の中には、「観察にもセンスが必用なのではないか?」とお思いの方もいるかもしれませんが、観察はセンスではなく極めて論理的な行為だと断言します。

人間は無意識のうちにたくさんのものを見たり聞いたりしていますが、脳の処理が追いつかないため通常時はそれらの情報をスルーします。
しかし、観る・聞く・嗅ぐ・味わうを意識することで、今まで脳がスルーしていた情報を把握することができます。(例えば家から学校まで信号が何個あったかと聞かれても覚えているわけありませんが、あらかじめ信号を数えるという意識があれば把握できるのと同じですね)

実際に手足を動かしてこれらをすることで、必ず発見に繋がります。あとはそれを写真に落とし込むだけです(こちらはいわゆる構図やタイミング、レタッチなどのスキルですね)。

具体例として、僕の友人であり尊敬するフォトグラファーでもあるキタオリユウキの写真をご覧ください。

恐らく彼は被写体の方の顔を観察している時に、瞳と飴玉の色が共通していることに気づき、組写真によってその繋がりを表現しています。
これを初めてみたときは震えましたね笑

こちらの3枚目は、恐らく椅子に座ったり触ったりして観察することで、その質感や光を上手く捉えています。
彼は感性と観察眼を兼ね備えた素晴らしい写真家なのでフォロー必須ですよ!


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最後に

いかがだったでしょうか。

私自身もまだまだ観察力を鍛えている途中なので、今後さらに磨きがかかるにつれ見えてくることがあると思います。
その時はより洗練された内容のnoteを書くので楽しみにしていてください!

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!

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