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何度でも読める本「アイデアのつくり方」

アイデアがバンバン湧くような人に憧れて何十年も経ってしまいましたが、今の生活や仕事においても大きく飛躍するようなアイデアというのは、そんなに生まれるものではないですよね。

発売されて(おそらく)50~60年経ってもまだ売れ続けているベストセラーということで「アイデアの作り方」を7-8年前に読みました。今でも時々読み返すお気に入りの本です。

とても読みやすく1時間で全部読めるぐらいの分量ですが、簡潔でわかりやすく濃い内容です。簡単に要約すると、

①アイデアは組み合わせ
②5段階でアイデアを生む

私の解釈では、大きくこの二つ。
私なりの翻訳をすると下記のイメージです。

①アイデアは組み合わせ

新しいことをゼロから生み出そうとする事はとても難しく、思いついたとしても、既にそのアイデアは存在していることがほとんど。
なので今世の中に存在する既存の何かと何かを掛け合わせることでしか新しいアイデアは生まれない。そして、その何かと何かの掛け合わせには、その事象や物事の関連性を発見し、補完しあう必要があると解釈しています。

②5段階でアイデアを生む

⒈情報収集
⒉脳にインプット
⒊寝かす
⒋ひらめく
⒌育てる

⒈情報収集と⒉の脳にインプットは、そのまま。
アイデアを欲している事象に関連する周辺情報をひたすら集めて、その情報を自分なりに咀嚼します。咀嚼した情報を目次のようなタグを付けながら頭にインプットする。
個人的には集める周辺情報は、その事象の一般的なド真ん中の情報と、少しかけ離れた少数派の情報などバラバラな方向性が良いかなと感じています。

⒊の寝かすは、⒈と⒉でインプットした情報を頭の片隅に置いた状態で日常を過ごす。無理にアイデアを捻り出そうとするのではなく、なんとなく考えながらリラックスして過ごすことが大事かなと感じています。

⒋のひらめくは、⒊の情報を頭の片隅に寝かした状態で日常を過ごし、日常の中でいつも通り起こる事や突発的に起こる出来事が、頭にインプットされた情報とビビッと関連付いて繋がる事がひらめくということ。
その繋がったひらめきがアイデアの種になります。

⒌の育てるは、その繋がったひらめきを口に出して誰かに話してみるとか、色んな角度から破綻する要素がないか、実現可能なのか等を検証しながら、育てていくイメージです。

ただ⒋のひらめく部分はとても難しい所だなと感じています。ひらめくことに再現性がないので、ビビッとくるのをひたすら待つ。待ち続けてもビビッとこないこともあるので、また⒉に戻り他の情報を脳にインプットする。でまた待つ。

インプットした情報をビビッと繋げる頻度を高めるためには、日常に起こることや突発的に起こることに常に注視、疑問を持つ習慣を身につける事。
また自分の色んな過去の体験や知識もタグを付けながら脳に蓄積しておくことも必要だと思います。

そういう僕自身も良いアイデアがたくさん出せる方じゃありません。ひらめきが無くインプットを繰り返したり、インプットしたことが、ゆっくりフェードアウトする事もあって、まだまだ訓練が必要ですが訓練をすれば、ある程度ビビッとくる頻度は高まるような感覚はあるなーって感じています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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