愛の騎士

ただのB型です。暇つぶしにどうぞ。。。

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最近の記事

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27歳になった夜の道が少し寒い。 夜空でひときわ輝く星を見た。すごく久しぶりのような気がする。今日は特別雲がないというわけでもないから、僕の心に余裕ができた証拠なのだろうか。そんなことを思いながら、あてもなく歩く。身体の疲れが心の疲れを超えてくれるまで。そんなことはないと頭ではわかっているのに、何かにせかされるわけでもないのに、足早になっていく。喉の乾きが気になってきて、コンビニに立ち寄り、水を買った。お釣りの小銭が意外に多くて、少し萎えた。募金箱が目に入り、全て募金しよう

    • いつもの

      言いたくなる言葉の中で、実際には言いたくないものの一つが、 「いつもの。」 である。 よく行く喫茶店やバーで「いつもの。」と言う姿に憧れはあるが、それを言い続けてしまうと、今日は"いつもの。"気分じゃなくても、店員が気を遣って、「今日もいつもの。でいいですか?」なんて言われた日には、「じゃあ、いつもので。」と言うしかない。また、店員に覚えられるくらい来ているという事実をその一言で周りに知られてしまうことが恥ずかしくなってしまう。 喫茶店に行ったとき、そこはおばちゃんが一人

      • 正しい生活

        僕はどれだけお金を稼いでいようが、どれだけ幸せな生活を送っていようが太りたくはない。人間の生活の中で最も目にするわかりやすい部分をちゃんとしない人がそれ以外のところでしっかりできるようには思えないのだ。だからと言って、太っている人を悪く言うつもりはない。太っているのに太っていない顔や素振りをしている人が気に食わないのだ。万が一、そういう人に太っているなんて言葉を言うときは末代まで呪われてしまう覚悟をしないといけない。 ごく稀にそういう風に見えるだけだと言う人もいる。着太りし

        • ひとり飲み

          僕は一人で飲みに行くことがある。自分の年齢でそういう人をあまり聞いたことがない。時々そのことに対して、すごいね。してみたい。と言う人がいる。それを言われた時は、 「自分と全く関係ない人と飲むのは楽しいし、刺激的だ。」 というようなことを答えるようにしているし、それは自分の本音だと思っていた。 自粛期間中は飲み歩くことはなかったが、その期間が解除され、外に出ることは少しずつ増えてきたが、さすがに誰かを誘ってということはなかった。 以前と比べて、客足自体は少なかったが、それで

          コンビニ

          自粛期間中は、人と対面で話すことなんてほとんどなく、思い返してみても、話したことといえば、温めは結構です。レシートはいりません。くらいしかない。 ある日、コンビニに行ったときに、レジに並んでいると僕の前にいる酔っているだろうサラリーマンらしき人にレジ前にあるアップルやアマゾンのカードが当たってしまい、何枚か地面に落ちた。気付いた素振りを見せたので、拾うのかと思い見ていたが、それを店員に見えないように足で端に寄せていた。普段なら気にしないようなことだったが、なぜか無性に腹が立

          コンビニ

          食育

          家にいる時間が増え、家庭菜園を始めてみようと思い、自分がよく食べるもので比較的簡単に育てられるものはと考えたときにパクチーが真っ先に出てきた。スーパーにはあんまりないし、安いものでもないので我ながらいいアイデアが出てきて、育てようと決心したが、一人暮らしのベランダは小さいし、洗濯物に臭いや虫がつくのはではないかと心配になってきた。そんなことを考え出すと買いたくなくなってしまい、何かを育てたいという気持ちだけがワンルームの部屋に漂った。そんな気持ちと同居し続けるのはどうも気分が

          歳を取る

          ソーシャルディスタンスが謳われるこの世の中で、就職活動も従来の形式とは違ったものとなった。コロナ期間中の面接は全てオンラインで行われた。 ある時はオンラインでのグループ面接だった。服装は自由ということだったが、流石にTシャツで参加するのは忍びないので、半袖の白と青のストライプのワイシャツといった自分の私服の中では綺麗めな格好にした。当日は電波の調子が悪く、集合時間ギリギリになってしまい、僕以外の学生はみんな参加していて、僕が最後の参加者となった。もちろん、僕もそうだが、周り

          歳を取る