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05080516 環世界が更新され、コーヒー豆屋を認知する

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早い時間に集合する用があり、かなり早めに起きる。
はじめていく場所だったので余裕をもって出たら、すこし早めに着く。集合場所には誰もいなかったので、そのへんをぶらぶらしていると図書館があった。たぶんお世話になることはないけど、時間を持て余していたので、入口の利用案内を熟読する。するとレコードが借りられることが分かり、
かなり文化レベルの高い区だ・・・!と敬意がめばえる。


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しゃがんでたつをくりかえす日。腰にきた。


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図書館で予約していた『Shall we ダンス?』を受けとる。うちの区はレコードは借りられないけど、CDやDVDは借りられて、名作や古いタイトルが意外とあったりする。年始に『Perfect days』にでている役所広司に感銘を受け、そういえばでてたなあと思い出して取り寄せに至る。あぁといって頷くところなど遠慮がにじむ仕草がすでに頭角をあらわし、それを見るだけでほほえましかった。自転車もがっつり漕いでいて、ヴィム・ヴェンダースはこれを見て取り入れたのかと思った。あの映画は役所広司の延長としての平山のくらしだったのだ。


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近所にコーヒー豆屋さんがあると、妻からのタレコミが入る。
そのあたりは時々通っていたけど知らなかった。豆からコーヒーをいれはじめたのは最近だったので、その存在を認知していなかった可能性が高い。おれの環世界が更新され、コーヒー豆屋を認知するようになったともいえる。環世界は生物学用語のひとつで、ざっくりいうと、生き物それぞれが見てる世界のことだ。同じ景色でも生き物によって知覚しているものは違うという。よく引き合いに出されるのがノミで、やつらは視覚が全くなく、動物っぽい温度の物体めがけて飛び込んでいるらしい。なんなら人のあいだでも差異はあって誰かと同じ世界を見ることは厳密にはできない。
早速ふたりで赴く。種類も多く、それでいて安く最高の場所だった。けっこうな老舗で、昔ながらの喫茶店で味わえる深めのコーヒー豆が目に止まる。本日煎れたてとある。なかなか見ないインドの豆を買って帰っていれると、もこもこと粉がたちあがる力がかつてなく強かった。コーヒー豆もいきものだった。どんな景色を見ているのだろう。


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本の『モモ』を読み終える。数年前に買ったまんまだったところ、最近読む気になって、ひらいてみると面白くて、ここ数日で読み切ってしまった。時間によゆうのあると思える今だからこそ読めたかもしれない。
おそらく児童書だからひらがな表記が多かったけど、あえて漢字ではなくひらがなにしている気もしていて、たのしく文章を追っていた。漢字で書ける語句をひらがなで書くことを「ひらく」という。(詳しくはこのnoteに)
この半年ぐらい特に、この「ひらく」ことの可能性というか、おもしろさを感じていて、だいぶ意識してnoteでも試している。ざっくりいうと、ひらがなはゆっくり読まれるので、文章に緩急(リズム)が生み出される魅力がある。かといってこうやってぜんぶひらがなだとわけわかんないのでやめたほうがいい。作家のくどうれいんさんはそのあたりのこだわりが強く、編集者さんに向けてマニュアルがあるとどこかで見た。
脱線した。内容の感想を書きたくないのかもしれない。というのは断片的に紹介するのが、切り売りをしているようで悪いきもちに駆られるからだ。つまりは、己の目でたしかめてくれ!!


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朝早くから動くと、昼過ぎには電池が切れるように鈍ってくる(そりゃそうだ)

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久々にうまくないラーメンに遭遇する。ふたつのストロングポイントがぶつかりあって、凪だった。

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乗り換えがなくなるけど遠い駅まで車で送ってもらって、そこから電車で帰るという一見謎なムーブではあったけど、いろいろと話ができたので結果よかった。


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姉に電話する。結婚式にまつわるエトセトラがメインだったけど、ギンビスのSNSの情報解禁におけるもったいぶりな文面についての話題になる。意見が一致して、家族の絆を再確認する。

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