【誰でもできる!】かっこいいキャラクターの描き方の基本【お絵描き講座】
「かっこいいモンスターを作りたいのに、全然思うように描けない。」そんなあなたの悩みを解消すべく、今回は「かっこいいキャラクターの描き方の基本」をあなたに伝授しましょう!
1、かっこいいものをモチーフにする
かっこいいキャラクターが作りたいのに、まん丸の猫ちゃんをモチーフにしていては、いくらデフォルメしても一向に格好良くなりません。
あなたが本当にかっこいいキャラクターを目指すなら、純粋に誰もが「かっこいい!」と思うモチーフを選びましょう。
例えば、ライオンやオオカミなどの強そうな肉食獣。電車や戦闘機などのマシーンがこれに当たります。
「オオカミがモチーフのモンスター」むき出した牙から、荒々しい気性が伺える。
「イエローキャブ」黄色の光沢のあるボディーで、メカメカしいキャラクターに。
「地下鉄の電車」線路から飛び出し、宙を走る鋼鉄の電車。
「戦闘機」銀色に翼の赤が生える、音速で空を掛ける戦闘機。
モチーフを選ぶ際は、あくまで「他人視点」が重要。例えば、自分は「アリ」がかっこいいと思っても、見る相手には「かっこいい」という認識はないかも知れません。
「アリ」をモチーフにした主人公キャラ。確かにかっこいいけど、見た目だけで思わず惚れてしまうかというと話は別。せっかくかっこいいキャラクターを目指すなら、もっとみんなが興味を示すような、どストライクなモチーフを選ぼう。
モチーフを選ぶ時は、一番ベタなかっこいいものを選びましょう。
2、アート路線のデザインを目指す
大人っぽいアート路線のデザインを目指すと、自然と格好良いキャラクターが出来上がります。
例えば、以下の通り。
「タロットカードをモチーフにしたモンスター」大人な趣味であるタロットカードとモンスターを掛け合わせている。悪魔のような鋭い手で、カードをめくる仕草をしており、不思議でクールな印象を与えるモンスター。
「揺りかごに乗った人形の赤ちゃん」揺りかごに乗った人形の赤ちゃんという一見不気味なモチーフながら、色が白黒で統一されており、タイル張りのとうな継ぎ接ぎ模様も合間って、アーティスティックなデザインになっている。
ただ、アート路線を目指すと、確かに洗練された美しさを持つかっこいいキャラクターが出来上がりますが、見る人によっては好みが大きく分かれるのも事実。
より多くの支持を集めたいなら、1で挙げたようなわかりやすいデザインを心掛けるべし。
3、世界観をイメージする
デザインより先に、実際に具体的な舞台設定を考えておくと、後はカテゴリーに沿ってキャラクターを作って行くだけなので簡単です。
例えば、魔法の世界で、深い森の中モンスターと闘いながら成長していく主人公のストーリーや、100年後のアメリカが舞台で、ロボットと共に生活するのが当たり前になった世界など。
「ドクロの顔のヘビ」深い森に生息。一歩間違えば、毒の牙の餌食になってしまう危険な存在。
100年後の世界で、ロボットと共に生活するのが当たり前。
ある程度、ストーリーの筋書きを作っておくと、後は「森の中を勇者が冒険している時に、寄りかかった木が突然動き出して襲いかかってく来たら面白いかな?」「生活の中にロボットが定着している世界なんだから、当然子警察の偵察機も道を飛んでるよね?」とどんどんイメージが膨らんで来るので、自然とデザインが進みます。
「お化けの木」普通の大きな木だと思いきや、実は目と口が!?
「警察のパトロールロボ」怪しい人物を見かけたら、迷わずサイレンを鳴らし追跡。
また、世界の寓話を元にするのも有効。例えば、ギリシャ神話の「ケンタロス」や日本神話の「ヤマタノオロチ」など。
4、設定を掘り下げる
かっこいいキャラクターは、かわいいキャラクターを違って、見た目だけで勝負すると弱い印象があります。
例えば、「Mac Book Pro がなぜ格好良いのか?」というと、性能が「薄型のノートパソコンなのに、動画編集ができるほどパワフル」だから。
ただ単に、「シルバーでリンゴのマークがついているから、かっこいい!」という訳ではありません。
あなたのかっこいいキャラクターも、内面や機能面を保証してあげると、見る側にとって「なるほど、このキャラクターはかっこいいんだ!」と納得してもらえます。
具体例を上げると、
「刀をモチーフにしたドラゴン」刀が武器のドラゴン。身長は以外にも小さく、約1メートル。
という説明より、
「刀をモチーフにしたドラゴン」霧がかった高山に住む伝説の翼龍。鋼鉄でできた羽や尾を刀のように振りかざし、彼に挑んだ数多の剣豪たちを葬って来た。広げた羽は天を覆い隠し、辺りは一気に夜の闇が訪れる。
と言った方が、よりかっこいいモンスターだと、相手に認識されやすくなります。
以上の4つが「かっこいいキャラクターを描くための基本」です。
かっこいいキャラクターを描けるようになると、作ったキャラクターだけでなく、作った本人も相手から「こんなかっこいいモンスターを作れるこのデザイナーさん、マジカッケー!」というように相手から評価されます。
今回お伝えした内容を、あなたの今後のキャラクターデザインに生かしていただければ幸いです。
それでは!
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