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キャリア開拓における継続的学習-リスキリングとアンラーニングの基盤づくり-

昨年母校で「リスキリング×自身のキャリア」をテーマにスピーチした時のキャリアの考え方や“継続的な学び”に対するこだわりのお話


スタートの問い

「たった1度きりの人生、キャリアってもっと自由に考えてよくない?」

女性として一度出産というライフイベントを経て産休育休のブランク1年半を経験し迷いまくった、、だからこそ見えた
キャリアという新しくリアルな世界を伝えたい。
女性として、母親として、一人の社会人として、
育児と仕事のバランスをとる(ワークライフバランス型)か、
キャリアを追い求め仕事メインになる(ワークライフブレンド型)か、2択に迫られているような世の中だと個人的にまだまだ思う。
そして随所でキャリア=仕事・職業の中だけで考えるものとどこか強制されているように感じる、疑問だった
なぜなら、キャリアを狭義に捉えてしまうと「仕事が目的化してしまうのでは…」と思っていたから。

じゃあ仕事をすることを目的化しないため常に考えていたこと
「私は今、ここの会社になぜいるのか、私はどんな価値があるのか」

「自分の価値を最大化するためには何が必要なのか」

たどり着いた答え。
継続的な学びが不可欠。学ばなくなったら終わり。
そして身近なこと何だとしても日々を学びに変えていけたならば、価値最大化のため爆走し続けられる。ということ
息を吸うことが日々仕事することであれば、息を吐くことは新しい視点を得ること・刺激的な体験や経験に触れてわくわくすること≒学びだと。
ずっと息を吸ってはいられない、息を吐くから次はもっと長く吸うこともできる。

では、

継続的な学びのために実践してきた具体的なプロセスときっかけとなる出来事

経営学部Anual Meeting講演資料抜粋版1
経営学部Anual Meeting講演資料抜粋版1

Step0:日々何かを学ばねば…
実は強烈な危機意識から始まった「学び」へのこだわり


転機は2社目のコンサルティング業界(未経験かつ異業種から)転職
当時事業部長と2人プロジェクトで日本語が分からないと詰められ耐える日々。成果物は期限通りに完了し最終報告を残すのみとなった矢先
クライアントから急な契約切り。
このままではダメ、仕事する価値ない。涙すらも出ない。圧倒的に何か人よりも勝る行動をしなければ。

実践したことは、本でインプットすること。まずは「量」。
本にした理由は、2つ。
①いろんな視点や見解を会わずとも、たとえ時間が限られていても自由に自分のタイミングで伝えてくれる手段であるから
②①に紐づくその人の感情や体験を疑似的に感じられ、また再度読むことも戻ることもできるから

“同時に”2冊を読み進めることをミッションに。
1冊は、仕事や業務に直接関わる本
2冊目は自分の好奇心や興味の向く (教養を得るための)本
気分次第でトピックを行き来できるように。疲れたから読まない等言い訳をできないようにするために自分自身に課した

Step1:学びが楽しさに変った瞬間。心理的な強制から解放されインプットがルーティン化

3社目で、体制図上初めて部下がついた(ただし年上)とき。
工夫して言語化しても部下から言っている意味が分からないとはっきり言われ、どうすれば伝わるか、、教える難しさの壁にぶつかる
インプットだけで闘えないならば、アウトプットもセットだ。と
インプットした内容を記憶に長期保存するためにも、メモ書きや資料のラフ化を徹底的に紙へ何百枚にもわたり書き続けた

Step2:止まっていい。物事を多面的・長期的に捉えて関連付けてみること

産休育休を経て復帰し部署を異動した経営管理本部立上げのタイミング。
まさに私の中ではアンラーニング期間であり「質」への移行かも
子育てしながらの仕事、想像よりもゆっくりインプットする時間を生み出すことが前よりも難しく正直しんどくなった。

一回立ち止まって、今までの棚卸や一度インプットして考えていた内容を改めて考え直し分解してみる
子育てにも日々気づきがある、今までの景色が少し違って見える今だからこそいろんな新しい捉え方ができるのでは…と。
Step0の2冊同時読みも関連づけるヒントになった。
頭の中でこの筆者がもう一方の本の内容を考えたらどうなるのかな、、巡らせてみる。いつの間にか脳の中の引き出しに、こんな軸を使ってみたらどうだろうとその時々で引っ張り出すことができるように

Step3:ちょこっと新しい一歩。ゼロから形にしてみること

今まで気づきや考えてきたことを体系化していろんな人へ語り、意見をもらったりしてみる。
自分に足りない観点やスキルを定義しつつ、テーマを設定し一気に深堀してみる。また形にしてぶつける、の繰り返し…
そしてチームを作ることでまた新しい掛け合わせが生まれる。
1人じゃできることなんて限られているから人×人の化学変化。
1×1は2でも10でもなる経験、コンサルタント向け入社6か月間の研修プログラム企画から講師の実施までやり切ったこと。

先入観なんて捨てて、固定観念は日々変えて、、思考は自由でいる。
キャリアも。

そのための「アンラーニング」「リスキリング」という手段であり
学びという名のベースをつくるもの。

私の起業した事業にも少しつながっている考え方。だからこそ
皆さんにとってもっと学びが身近であってほしい
そして女性のキャリアにも少し勇気を与えられたらいいな。

学びの冒険はまだまだつづく…


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