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フィリピン人の食生活と病気の関係。平均寿命は68歳

フィリピン人の平均寿命は、日本人よりも約20年短い事実。

その原因のひとつである、食生活と病気について解説。

炭水化物と塩分の大量摂取

フィリピンでは心臓病や糖尿病、そして動脈瘤など、不健康な食事と運動不足が原因の、非感染性疾患が死因の7割近くを占めています。

その原因は、お米でお腹を満たし、塩分の多い干し魚やから揚げなど油もののおかず。
フィリピン人は炭水化物、塩、油の摂取量が非常に多いんです。


特に貧困層は栄養バランスなど考慮せず、安くお腹を満たせることが重要。
たくさんのごはんと、味付けの濃い少量のおかずで食事を済ませがち。

高価で満腹感を得られない野菜は、ほとんど食べません。


スーパーマーケットではキャベツ、ピーマン、人参など多種の野菜が陳列されていますが、野菜類で食べるのは、お腹にたまるじゃがいもぐらい。


子どもも野菜嫌いで、炭水化物や甘いものが大好き。

いつもコーラを飲んでいます。

食費は一か月5,000円

フィリピン政府の発表では、一か月の食糧費は、ひとり15,000円が必要とされていますが、実際に貧困層が食費にかけている費用は月5,000円ほど。

必要な食費の1/3。

「1日30品目の食品で炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスをとり、適量のビタミン、ミネラル、食物繊維を摂りましょう。」


そんな余裕、貧困層にはありません。

安くてお腹を満たす食品を、食べられるときに食べる。
これが現実です。

運動は大嫌い

最近でこそ、ジョギングやサイクリングをしている人を目にしますが、基本的にフィリピン人は運動を好みません。

理由はとにかく暑いから。


熱帯地方に住むフィリピン人は、暑さに強いと思うかもしれませんが、実は暑いのは大嫌い。

少しの距離でも歩かずに乗り物を利用し、昼間は外で日差しを浴びることさえ嫌がります。


裕福層はフィトネスジムに通い、健康管理にも気を配っていますが、それはお金に余裕がある人たちだけ。


運動不足は、心筋梗塞や動脈硬化などのリスクを高めてしまいます。

健康維持のための啓もう活動

食費の限られる貧困層に、「栄養価の高いものを」といっても、それはムリなはなし。

でも、塩分や油分の摂取量を減らすことや、運動はできます。


・食事と健康の関係を理解してもらい、お金を掛けずに栄養が摂れる食材や調理方法を教える。

・軽度な運動でいいので、毎日習慣づけるよう助言する。

これらは、僕が日ごろ行っている啓もう活動のひとつです。


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