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【高校生プログラム個人探求最終報告会:後編】高校生たちはシフトプログラムで何を学んだのか?

こんにちは!グローカルインターン生の三谷です!

3/19(土曜)は、8月からコツコツと積み上げて進んできた高校生プログラム(GLOCAL SHIFT PROGRAMME:以下シフトプログラム)の最終報告会。12月にチーム活動発表を終え、年明けから始まった自分の興味関心を掘り下げて個人探求の発表をオンラインで行いました。期末考査や部活動でバタバタしていた中で、2カ月間真剣に探求したいことに向き合いドキドキハラハラワクワクな発表の様子をお届けします!

前編の様子はこちら

後編は、高校生の振り返りタイムです!
高校生たちはシフトプログラムに参加してみて、シフトプログラムの最終回を迎えてどんなことを感じたのでしょうか??

<振り返りセッション>
①個人探求について
②シフトプログラムに参加してみて

▼司会はインターン生の高津君です

ううううgghgjg

①個人探求について

3~4人/1グループに分かれて、ブレイクアウトで振り返りをしました。

〇高校生の振り返り(一部抜粋)

※深められた内容やグループ内で出た意見は高校生の感覚や視点を届けるためにあえて細かい修正を入れず、そのまま掲載しています。

〇「発表をしてみてどうでしたか?」

・発表してみて自分の内容が薄いことが分かった。
・本当に伝えたいことが伝わった。
・探求は深めるともっと深められるから、知識をもっと増やしたい。
・こんな発表する機会があることはとても幸せ。
・プログラムが終わっても引き続き探求を続けていきたい。
・情報の取捨選択が難しかった。

〇「フィードバックを受けてどうでしたか?」

・1週間前にテーマが決まってバタバタしていたけど、すごいと言ってもらえて嬉しかった!
・フィードバックが素直に嬉しかった。
・自分の探求テーマや発表に興味を持ってくれて嬉しかった。

〇「他の人の発表を聞いてみてどうでしたか?」

・他の人はたくさん調べていて独創的な考えがたくさん詰まっていて面白かった!
・知識が結びつく感じがして良かった。
・質疑応答がとても面白いことを初めて実感した!
・共通点が意外とたくさんあったが、他の人と全然視点が違って面白かった。
・好きを広めようと探求している人がいて面白かった。
・興味があることじゃないことをあえて個人探求をしている人がいて面白かった。

高校生は個人探求の発表に向けて不安と緊張を抱えながら準備をしてきたけれど、伝えたいことを伝えられたり、高校生同士がフィードバックを受けて嬉しかったりなど、発表を終え安心しながら振り返りをしている様子が伺えました~!

②シフトプログラムに参加してみて

①と同じくグループに分かれて振り返りをしました。
※深められた内容やグループ内で出た意見は高校生の感覚や視点を届けるためにあえて細かい修正を入れず、そのまま掲載しています。

〇「学びはなんでしたか?」

・自分の言いたいことが言えるようになった!語彙力が上がった!知らない人と話すことがあまりなかったから良かった!
・色々な価値観に触れることができた。
・熟議とかで色々な人の話を聞けて、いい経験になった。グループワークでも楽しくできた!
・スタッフやインターン生の方々からのフィードバックがとても参考になって良い発表を作ることができた。
・楽しそうだなと思って参加した→色んな人の意見や考えを聞いて、自分もこのままじゃダメやな!と感じた。
・知って話すことすごく大切ということを学んだ。
・「人間が変わった」みたいに自分に力が付いていると感じてとても嬉しかった。
・自分のやりたいことや興味がわかった気がした。
・「聞く力」「考えを発信する力」が身についた
 →質問が浮かんだり、質問できるようになった!

〇「一番心に残っていることは何ですか?」

・京丹後にフィールドワークに行ったことが印象的だった。
 →rootsの京都市版を作りたいと思った!
・企業訪問で特殊高所技術さんの法律を変えた話が印象的でした。
・もともと先生にグローカルを進めてもらって行ったけど、行ってみたらみんな自分を持った人たちが集まっていて自分の意見を聞いてくれる人もたくさんいて、いつの間にかグローカルの沼にはまっていた。
・半年間は長かったようで短かったけど人生の中で一番充実していた半年だった!
・他の高校生と仲良くなれて良かった。
・熟議でサイレントボイスの尾中さんの話が印象的だった。
・達成感がすごく感じられた。
・グループ活動が面白かった。

〇「もっと深めたいことは何ですか?」

・考えただけで行動にうつせていない、行動・アクションにうつしたい!
・思っていることをもっと言語化できるようになりたい。
・大人の話をたくさん聞いて知識を盗む面白さを知ったので、これからもっとたくさんの人と話したい。

半年で、自分でも「これだけ変わることができた」と感じている高校生がたくさんいて、前向きで何かに取り組みたいという姿勢がとてもキラキラして見えました。一緒にプログラムを走って成長を間近で感じながら共に学べた経験や高校生の進化は、私にとって大きな誇りです!

あああ

全体でチェックアウト

12月、チーム活動最終報告会の時は、参加者全員で円を囲んで1人ずつチェックアウトを行いましたが、このご時世なこともあり、オンラインで一人1人感謝の気持ちやシフトプログラムに参加してみてどうだったのかメッセ-ジを伝え合いました。

〇チェックアウトの声:2期生(※一部抜粋)

・協力がとても大切だと知った。感謝でいっぱい
・誘ってくれた同じ高校の友人には感謝!参加することが挑戦 行動することの大切さ!出会いに感謝!
・みんなと出会えて嬉しい!参加しなかったら、学べなかったこと、出会えなかったとおもう!参加して良かった!ここで終わるのは勿体無い!みんな活躍してほしい!
・せっかく仲良くなったから、これからも会いたいし、グローカルとも関わりたい!
・こんなふうになるとは思ってなかった。こんなに話せて出会えて楽しかった。
・春休みにグローカルセンターに行って提案した環境問題解決のゴミ箱を作りたい!
しらなかったことがいっぱい知れた。
・感謝の気持ち。学んでみて、いろんな人の意見を聞けて楽しかった。自分の中で完結せず、人と話して新しい発想が生まれて、楽しかった。
・自分の思ってることを発表できる機会があって本当に良かった。これからもみんなつながっていきたい!
考え方の幅が広がった。ひとつの事柄からメリット、デメリット、反論などを考えられるようになった。
喋れなかったこともあったけど克服できたと思う。
・今まで本当にありがとうございました。参加しなかったらできなかったことがたくさんあってみんながいたからこそできた。


〇チェックアウトの声:スタッフ・運営のお手伝いをしてくれた1期生

・心の底に情熱を持ってる人がいてちゃんと発信できる子がいて学びになった。
・みんな向上心の塊でいろんな人の話を聞いて自分自身が勉強することがあってかかわっていくことが楽しかった。
・みんな、みんななりの関心があってすごい。
・これまで自分が探求してなかったことについて知れた。発表も良かった!
・感謝の気持ちを周りに伝えていって欲しい
・終わりは始まり! 他の場面でも関わっていけたらもっといいものができる
・発表が良かった、生涯学習していって欲しい
・グローカルでは興味関心に合わせて、多種多様なことをやってて、その中でも長期間のプログラムを終えたみんな、誇りに思ってね!成功するかどうかは参加者次第!みんなすごい!
・高校生と10歳離れているけど差は感じない!将来一緒に仕事をしているかもと考えると楽しみです。

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最後に~三谷が考えたこと高校生へのメッセージ~

2期生の皆さん約半年間お疲れ様でした。一所懸命インプット・アウトプットをする中で、難しい問題に立ちふさがることや何度も葛藤することがあってもここまで最後まで取り組みを続けてきたことは素晴らしいと思います。私も今期のシフトプログラムでたくさんのことを学び、成長することができました。本当にありがとうございます。

私がプログラムに参加した皆さんに伝えたいことが2つあります。

1つ目は「終わりが始まり」です。

GLOCALの社会人への研修最終回では「研修の終わりは始まり」とよく耳にします。高校生が探求して悩んだことは実は大人でも同じように悩むことが多々あります。なぜなら、学びは学生の内だけでなく、社会人も学び続けていると私はGLOCALでインターンをしていて身近に感じるからです。学校を終わったら「勉強は終わり!」と考えず、今から社会の中で活動している一員と意識しながら、これからも学ぶ姿勢を忘れず活動をしていってください。そして、「学ぶ」という前向きな気持ちがあれば、自然と大人でも同世代の人たちでも興味を引き付けます。プログラム中に皆さんが感じた他人から様々なことを吸収することや共同することで価値観が広がったり、物事の見え方が増えたりした経験がわかりやすい例(実感)だと思います。15~18歳の内に「学ぶ」姿勢を心得て活動すると、これからたくさんの濃い充実した生活が送れることを保証します。

2つ目は、「物事を俯瞰的な視点をもって選択・行動をしてみよう」です。

これは前編の行元さんの講評でも紹介した「みんなでしか立ち向かえない大きいゴールと個人でできるアクションの2つを意識をする」と似たようなお話です。

先日私が読んだ本で、朝井さんの考えにすごく共感したので少しだけ紹介します。朝井リョウさんの「正欲」(新潮社)という本です。

私は少しづつ気付いていきました。一見独立しているように見えていたメッセージは、そうではなかったということに。世の中にあふれている情報はほぼすべて、小さな河川が合流を繰り返しながら大きな海を成すように、この世界の全体がいつの間にか設定している大きなゴールと収斂されていくことに。その”大きなゴール”というものを端的に表現すると「明日死なないこと」です。目に入ってくる情報のほとんどは人間関係の拡張や収入の向上に繋がります。(一部抜粋)

プログラムで学んだこと・日々送る生活で学んでいることは「小さな河川」の一部で、合流地点があり実は繋がっていて、ほとんどが皆さんのこれからの活動の基盤になってくると私は考えています。
「努力したこと」「取り組んだこと」「失敗したこと」「恐れたこと」などその場で単発に考察・分析をするだけでなく、俯瞰的な視点をもってそれぞれの繋がりを意識してみてほしいです。本の内容で言う「小さな河川」と「大きな海」の両方を見ると何のために学ぶのか、何のために活動をしているのか目的がはっきりして選択や行動を少しずつ軌道修正を行い、より良い生活を送れるのではないだろうか?とプログラムが終わり振り返った時に私は感じました。

しかし、これはあくまで私の考えであり、皆さんの正解だとは思っていません。また、時間がたてば私含めて考えが変わっているのが自然なことです。参考程度に耳を傾けてください。自分の頭で考え目で見て確かめることが本質です。この答えを見つけたり、もっと深い部分まで考えたい場合はGLOCALに足を運んでみてください。スタッフはいつでも大歓迎です^^

最後に、2期生だけでなく、運営を支えてくださったスタッフの方々、プログラムにご協力頂き登壇、講師を務めていただいた皆さん、去年から引き続き関わりたいとお手伝いに来てくれた1期生のみなさん、その他支えてくださった多くの皆さん、すべての支えがあったからこそとても充実Glocal Shift Programmeを作り上げることができました。
感謝の気持ちを伝えるとともに、これからも変わらずGLOCALのことをよろしくお願いします。

グローカルインターン生 三谷翔

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前編の様子はこちら

Glocal Shift Programme 2期目の最後である個人探求の記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
プログラム全体の総括は後日公開予定ですので、お楽しみに♪

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