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[解説と設問を発表]2020東京五輪の遺産を検証「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第2回5/15(日)20時@オンライン

新企画「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」のワークショップ第2回「2020東京五輪の遺産を検証」5/15(日)20時@オンラインで開催します。このワークショップの解説と設問を発表します。以下新ワークショップの案内です。

「新・日本の論点」第2回ワークショップ「2020東京五輪の遺産を検証する」のご案内

「新・日本の論点」は外国人と一緒に仕事をする機会のある方、留学予定の方には必修の内容だと思います。多くの日本人は初めて海外で暮らした時、或いは取引先や同僚の外国人から、これら日本の諸問題に関して英語での説明をしばしば求められるからです。この教材の英語はそれほど難解ではありませんが、深く社会問題を理解していないと発言できないテーマばかりです。

このワークショップの第2回を5/15(日)20時からオンラインで開催します。今回のワークショップで使う資料は研究者がレポートやオピニオン記事を寄稿するThe Conversationの記事「東京五輪の遺産-Tokyo's Olympic legacy: Will hosting the Games have benefitted local communities? 」と書籍内の「東京2020オリンピック」に関する記事を利用します。

「新・日本の論点」内の記事は書籍を購入しないと読めないのですが、今回は以下のリンクのWeb記事を主に利用しますので、書籍を未購入の方も、ぜひご参加ください。第2回のテーマは「2020東京五輪の遺産を検証する」です。設問は参加予定者及びオンライン・サロン会員に送付します。

Tokyo's Olympic legacy: Will hosting the Games have benefitted local communities?

日時: 2022年5月15日(日)20:00~21:30
場所: オンライン
費用: 初回参加者800円~ チケット・サイトでご確認ください。

その他ワークショップの詳細は以下の記事からご確認ください。

2020東京五輪の遺産を検証「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第2回5/15(日)20時@オンライン|Global Agenda

【チケット】

チケットは以下のサイトから申し込み、または銀行振り込みでお願いいたします。

2020東京五輪の遺産を検証「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第2回5/15(日)20時@オンライン

解説

1964年の東京五輪は、当時の国家予算の3分の1をつぎ込んだ一大プロジェクトでした。東京五輪に合わせて造られた高速道路・新幹線などの交通インフラ、多くの関連施設の数々は日本の高度経済成長をけん引し、今日の首都東京をかたちづくりました。

余録:1964年の東京オリンピックは「1兆円五輪」と呼ばれた… | 毎日新聞

五輪の「レガシー(遺産)」という言葉が頻繁に使われるようになったのは2012年のロンドン五輪からであったように思います。日本の戦後復興を後押しした1964年の東京五輪、韓国の民主主義国家への仲間入りを印象付けた1988年ソウル五輪、スペイン内で独自の文化を持つカタルーニャ州のソフトパワーを世界に示した1992年バルセロナ五輪など、オリンピックの「レガシー」を残したと思われる大会はあったものの、五輪大会開催の莫大な費用に見合うだけの「リターン」はあるのか、という疑問を多くの市民が持ち始めたのが2000年以降です。

ここから先はオンライン・サロン会員、ワークショップ参加予定者に送付します。

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