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[解説と設問を発表]EUが世界をリードするAI法規制を制定、その影響とは?【IT社会の英語ニュースについて議論する】第36回 7/26(金)20時 @オンライン

グローバルな場で必要な「英語力」て何?「ITと社会」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。


2023年から始まったワークショップ[IT社会の英語ニュースについて議論する]第36回開催のお知らせです。今回は書籍 [VOAで聞き読み IT社会の英語ニュース入門]のなかの[Topic 17] グローバルIT企業の功罪と法規制という話題を取り上げます。教材は書籍には含まれていませんが、VOAの記事[EU Establishes World-Leading AI Rules, Could That Affect Everyone?](webで閲覧可)を利用します。このワークショップの解説と設問を発表します。

詳細は以下のセクションでご確認ください。

ワークショップ第36回「EUが世界をリードするAI法規制を制定、その影響とは?」

今回のワークショップは、VOAが報じた記事「EUが世界をリードするAI法規制を制定、その影響とは?」について議論します。

先回のワークショップでは、EUが制定したインターネットを規制する法令について議論しました。利用したVOAの記事(2019年)は、この取り組みの主要な部分「インターネットと著作権」に関する課題についての議論でした。

欧州の新たな法令がインターネットを変える【IT社会の英語ニュースについて議論する】第35回 7/4(木)20時 @オンライン|

一方、インターネットは生成AIの進化でさらなる課題に直面しています。特に今年は各国で重要な選挙が行われたこともあり、AIによる偽画像、偽動画などのフェイクニュースの氾濫が大きな問題として登場しました。

生成AIが選挙にもたらす偽情報の脅威--対策と抜け道のいたちごっこは続く

ビジネスにおいても生成AIを悪用した詐欺行為が横行するなど、問題は深刻です。

なりすまし広告 SNS運営会社「メタ」の日本法人を被害者が提訴 | NHK

このような状況を受けて、2023年末に、EUは世界に先駆けてAIの規制に関する法令を確立しました。

EU理事会、AIに関する世界初の国際的規制を承認 | EEAS

EUはこの法令を「AI規制の国際基準となりうる」と自負しています。この発表の英語のプレス・リリース記事は以下の通りです。

Artificial intelligence (AI) act: Council gives final green light to the first worldwide rules on AI

https://europa.eu/!3Gf3QN

VOAの記事は、「EUの新しい人工知能法は、欧州のテクノロジーを管理するための法規制であるが、世界的な影響を与えることになるかもしれない」と報じています。

あなたは、このテーマについてどう思いますか。この記事はウェブで読めますので、初めての方も是非、ご参加ください。ワークショップの内容は以下のとおりです。

日時: 2024年 7月26日(金)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 参加者は10名程度まで(但し、見学者は含まない)
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円(オンラインのみ)~

教材は以下のHPでご確認ください。「ITと社会」の各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン/有料ニュースレター会員に送付します。

[教材]

EU Establishes World-Leading AI Rules, Could That Affect Everyone?

チケット

チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。

EUが世界をリードするAI法規制を制定、その影響とは?【IT社会の英語ニュースについて議論する】第36回 7/26(金)20時 @オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

解説

EUは、新しく制定されたAI法は、人工知能を使用する製品やサービスに対して「リスク・ベースのアプローチ」をとり、AIの技術そのものではなく、AIの用途を規制することに重点を置いている、と主張しています。また、この法律は、民主主義、法の支配、言論の自由のような基本的権利を保護する一方で、投資とイノベーションを奨励するように設計されている、とその意義を強調しています。

例えば、医療機器のようなリスクの高いシステムは、この法律の下では、高品質なデータの使用やユーザーへの明確な情報提供など、より厳しい要件に直面する可能性が高いでしょう。その一方、AIによりインターネット上でのコンテンツを推薦するシステムや、逆にスパム・フィルターのように、好ましくないコンテンツを排除するためのAIの活用は、リスクが限定的であるとして、それらのシステムがAIを搭載していることを利用者に対して明らかにすれば、十分だともしています。

興味深いのは、EUの新法で規制が進められている技術や事業が、既に米国や日本で「効果的な」AIの活用法として、現場での認証実験が進められていたり、実際に利用されているものが多数あることです。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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