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[解説と設問を発表]青少年の健康とSNS中毒について【IT社会の英語ニュースについて議論する】第24回 1/17(水)20時 @オンライン

グローバルな場で必要な「英語力」て何?「ITと社会」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。


2023年から始まったワークショップ[IT社会の英語ニュースについて議論する]第24回開催のお知らせです。今回は書籍 [VOAで聞き読み IT社会の英語ニュース入門]のなかの [Topic 12] 用心するべきネットの情報: ねつ造と「不適切なコンテンツ」という話題を取り上げます。利用する教材は書籍の中のVOAの記事[Instagram Answers Criticism with Tools Aimed at Protecting Young Users](webでも閲覧可)です。詳細は以下のセクションでご確認ください。このワークショップの解説と設問を発表します。

ワークショップ第24回「青少年の健康とSNS中毒について」のご案内

今回のワークショップは、VOAが報じた記事「インスタグラム、若年ユーザー保護を目的としたツールで批判に答える」について議論します。

インスタグラムを運営しているメタ社の元幹部、フランシス・ホーゲン氏は、2021年9月に同社の内部文書を米議会や米証券取引委員会(SEC)、メディアに暴露するという内部告発を行いました。「フェイスブックの市民誤報対策チームで2年近く働き、2021年に退職したプロダクトマネジャー」であった彼女の告発は衝撃的でした。主な主張は以下のものです。

「アルゴリズムを変更しオンライン上の意見対立を助長させたほか、ワクチン忌避を解消させる措置も講じず、インスタグラムが10代女性のメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことを認識していた」

ロッシェル・カップ

フェイスブックに「最大の危機」をもたらした内部告発 用意周到に準備されていた

政治的に影響の大きかった倫理義務違反以外に、ホーゲン氏が問題だと認識したのは、「フェイスブックはインスタグラムが10代の少女などに与える悪影響」を知りながら、それを放置していたことです。

インスタグラムが10代のメンタルに悪影響…フェイスブックは社内調査で把握していた|BUSINESS INSIDER

メタ社はこの告発後、アプリの利用規定に変更を加えましたが、その効果は、ほとんどなかったようです。上記の告発は2021年でしたが、2023年10月に再び、米国の42州・地域の司法長官がメタ社を「青少年に有害」である、と提訴しました。これらの州は同社に損害賠償や是正措置を求めている、ということです。

「青少年に有害」とメタ提訴 米42州・地域、SNS中毒 | 2023/10/25 - 共同通信

日本では、ほとんど対策がなされていないように見えますが、あなたはこの問題についてどう思いますか?VOAの記事はウェブで読めますので、初めての方も是非、ご参加ください。ワークショップの内容は以下のとおりです。

日時: 2024年 1月17日(水)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 参加者は10名程度まで(但し、見学者は含まない)
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円(オンラインのみ)~

教材は以下のHPでご確認ください。「ITと社会」の各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン/有料ニュースレター会員に送付します。

[教材]

Instagram Answers Criticism with Tools Aimed at Protecting Young Users

チケット

チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。

青少年の健康とSNS中毒について【IT社会の英語ニュースについて議論する】第24回 1/17(水)20時 @オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

解説

SNSの中で、インスタグラムは若者に圧倒的に人気があります。WSJが入手した資料によると、インスタグラムのユーザーの40%以上は、22歳以下です。そして、彼らのSNSの利用は、メタの年間収益1000億ドル(約11兆円)の中で大きなシェアを占めています。

一方、インスタグラムを利用することにより、「10代の少女の3人に1人が、体についてのイメージを悪化させている」と内部資料は論じています。SNSでシェアされる「理想的とされる体形」や、外見の美しさ、華やかなライフスタイルを崇めるあまり、10代の少女たちは、今の生身の自分の外見や生活に劣等感を持ってしまうというのです。なかには、劣等感が絶望に変わり、それが自殺願望にまで繋がる、という心の健康の問題に発展してしまう事例も報告されています。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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