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ビジネスルールvol.6 ビジネススーツをエレガントに着こなす秘訣 スーツに生足はご法度?意外と知らないビジネス用ストッキングの基礎知識:『Precious』『Precious.jp』寄稿

※本記事は『Precious』10月号別冊付録(2016年)、『Precious.jp』に掲載された
日野江都子の寄稿記事からの転載です。

「上質な美肌脚は、現役感の象徴です」

欧米のように肌の露出度が日常的に高い社会では、正直なところストッキングをはく機会はごく稀です。日本とは気候も社会・文化的背景も異なるからです(とはいえ、正式な場面では、生脚は御法度。これがグローバルスタンダード)。あなたが日本でビジネスをしている限り、清潔感が漂うストッキングの着用は正しい判断。素足に薄づきファンデーションを重ねたような美肌脚は、仕事をしている限り、こだわりたい「現役感」の象徴です。

「無防備な生脚を露にするなら、スカートは諦めて」

私たちの肌は、年齢とともに確実にくすんでいきます。特にひざ周りの黒ずみや肌全体の色ムラ、そして毛穴にいたるまで...。そんな無防備で生活感丸出しの生脚を堂々と人前に出すのは、日本のビジネスシーンにおいては無作法。男性の、座ったときにすねが見え隠れする短丈ソックスがNGであるように、女性もスカートとパンプスの間は、素肌を出さないのが常識です。それでもストッキングをはくことに抵抗があるなら、パンツを選びましょう。

「ビジネススーツに黒タイツは、言語道断」

ビジネススーツ(スカート)から伸びる脚は、肌感が見えることが正式です。多くの女性は黒タイツ=脚が細く見えると思いがちですが、ビジネススーツにおいては逆効果。脚を重たく見せるだけでなく、仕事の判断までモッタリする人という最悪な印象を与えてしまいます。どうしても防寒ではきたいということなら、肌感が確認できる、25デニールくらいのシアータイツに止めましょう。ちなみに、季節を問わず肌色がスタンダードです。

「スーツをかっこよく着こなそうと思ったら、ストッキングへの投資は惜しみなく」

装いのルールにおいて、足元に向かうほど徐々にトーンを濃くしていくことは、全体のバランスをよく見せる方法です。ストッキングの色も、自分の素肌よりワントーン濃いくらいが目安。ストッキングは消耗品だけに、適当なものですませている方がけっこういらっしゃいます。シアー感のある、知的で引き締まった美肌脚をかなえるには、少々の投資は覚悟。上質なストッキングほど長もちしますし、色のトーンや、圴一感、陰影の美しさが別格です。

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プレシャスキャリアにおすすめしたいのが、脚のくすみを圴一に見せながら高い透明感が得られる「コンジュゲート糸」が採用された極薄ストッキング(写真すべて)。色は、ご自身の基本色となる肌色及び1〜2トーン濃いめをおさえましょう。脚は、体調や季節によっても微妙に変化します。
上から/『Nude8/fairlylight』¥4,900(ウォルフォード銀座並木通り店〈ウォルフォード〉) 『LV5000/ボレーヌ』¥1,000(グンゼ〈ランバンコレクション〉) 『NUDE15/DORE』¥3,600(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)

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