まさかのご近所Fさんから、お手制の銀杏をいただきました😳
実はこのFさん、以前ひと悶着起こした人物だったんです。だから『まさか』なんです。
言いがかり大火
半年前、急に怒鳴り込んできた町内Fさん。
うちの教会がある町内は、50件ほど小ささに、なんと20数名の子どもたちが住む一大キッズランドで、車通りの少ないメインストリートはいつも子供たちの遊び場になっています。
かたやFさんの車はいわゆる路肩駐車で、町の子供たちはいつもその横を走り回って、キックボードや自転車その他遊びに勤しんでます。
昔ながらの路地遊びが今でも残り、大人はそれを朗らかに見守る優しい町なんです。
そんな優しい町角に、珍しく喧騒が鳴り響きました。
最後のひと言が余計なひと言になってしまい、火に油を注ぐ結果に…💦(しまった😱)
さすがの私も『なんでそこまで言われないといけないのか?』と思ってしまい…
それだけ伝えると、プンスカ腹の虫が治まらないFさんは、町内会長さん宅へ行かれるのか、きびすを返して行かれてしまった。
正義中毒
私はすぐさま、長年、町内のトラブルを解決し続けてきた長老さんに事の顛末を伝えに行きました。
『長老が動けば一安心、とにかく大事にならなければいいなぁ…』
と考えたものの、その思いは翌日、早くも打ち砕かれてしまいました…
火消し役
翌朝、そういって教会に駆け込んで来たのはご近所の若ママUさん。
なんて驚いてるのも束の間、次は若ママHさん、そして若ママTさんまで、Uさん同様、少し腹を立てながら教会へ相談しにくる。
内容は共通していて「Fさんが子供に車傷つけられたから賠償金を」という話。
小さく収めようとしていたのに、当のFさんがドンドン火の粉を点けて広げて、一晩で町内の奥様方に大火事を焚きつけてしまわれた💦💦💦
そう直感した私は、とりあえずその場を妻に任せて、長老宅へ駆け込んだ。
長老と役割分担をして、町内に燃え上がる大火を火消しに回ることになった。
敵は「孤立」
教会に戻ると燃え上がる若ママさんたちに呼ばれた旦那さん方も出揃い、相談会議が始まった。
奥様方の不安や不満がどんどん吐き出される。
それを聴きながら一つだけ、
たった一つだけ『閃くもの』があった。
私が話し終えた時、赤みを帯びていた皆さんの顔は落ち着きを取り戻し、『子供が路地遊びをしていたら、子持ち家庭が連携して、最低大人一人はメインストリートを見ておく(特にFさんの車の周りは)』ということで収めることができました。
後で長老も来てくれて、
と報告してくれました。(さすが長老😍)
真実の御供え
あの後Fさんは、事件を伝え聞いた自分の奥さんに
とこっぴどく叱られたそうです。
(何でも知ってる長老談)
それもあってか、あれから半年、事を起こしたFさんは、やたらと私や私の子供たちに挨拶をし、声をかけてくれるようになりました。(これまでこっちがしても全然返して来なかったのに…)
正直私は『またトラブルになるのはゴメンだ』と、当たり障りなく軽く返していたのですが、今朝はそんなFさんが、わざわざお手制の銀杏を…
驚きました。
驚くとともに神様に感謝しました。
実は我が家には祖父祖母から受け継ぐ『家訓』がたった1つだけあります。それは…
怒りに怒りで返すのは簡単です。
私が普段、怒りをまったく返さないかと言ったらそうではないかもしれませんが、きっとそれはまるで子供のような心、『家訓』とは逆の簡単な選択肢です。
祖父祖母のこの家訓は、子孫に
『身も心も大人たれ』
と励ましてくれているのだと思います。
あの時、はらわた煮えくりながらも困難な道を選んで善かったな、と、このずっしり重いキラキラの銀杏が証明してくれているように思います。
あなたの前にも嫌なこと、理不尽なこと、たくさんのイライラが毎日転がってるかもしれない。
でもそんな中だからこそ難しい選択を、自他ともの幸せのために選んでみませんか?
あなたが出した相手を想うその真実は、いつか必ず、真実の御供えとなって返ってくると、私は信じます。
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