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生きることと幻想の間

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#湖

小さな森と湖の見る夢

小さな森と湖の見る夢

湖畔には、木々が見る夢があらわれる。あるいは、誰かの霊が立っている。
 

心を預けられる場所といえばどこだろうか。安心して身を預けられる場所、同時に自分の心が寄り添いたいと思うところ、魂たち、そういう場所はどこにあるだろう。

 
“小さな森”は小さいが、通うたびにどんどん深く、広く、豊かになっていく。人間を含んだ正常な生態系があり、幻想の国の扉があり、地球にあるどこかの景色を重ねて見せてくれる

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水面のように揺らぐ

水面のように揺らぐ

小さな森へ行く。湖の水が少ないが、夏に感じた危機感のようなものはもう感じなかった。虫が多い。きのこと蜻蛉はまだ例年よりも少ない。歩いていくと色々な種類の蝶がふと思い出したように姿を見せる。

そこかしこに「どこか別の国の、遠い場所の」景色が重なっている。ここであって、同時にここではない場所の気配をまとい、妖精に手を引かれるようにして立てば、わたしは「ここ」からいなくなってしまうだろう、というような

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