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バイブル♯6 7つの習慣

久々のバイブルの紹介です。
今回は「7つの習慣」という本になります。

全世界3,000万部以上の売上実績

もしかすると既に本を読まれている方もいるかもしれません。
そして、リアルにご自身の生活に取り入れている方もいるかもしれませんね。
また、詳しく知らなくとも、名前くらいは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

★「7つの習慣」とは
「7つの習慣」は故スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれ1996年に出版された書籍です。(原著の初版は1989年)
全世界で40ヶ国語以上に翻訳され、全世界3,000万部以上の売上実績があります。
日本でも累計200万部を超える売り上げベストセラーとなっています。
ジャンルはビジネス書とされる場合が多いのですが、人々の生活を広く取り扱っており、人文・思想、倫理・道徳・人生論・教訓、自己啓発などに分類される場合もあります。

そうです。超有名本なんです。
こんな超有名本をバイブルというとミーハーっぽいですが、いいものはいいのです。

実は僕は「7つの習慣」の社内ファシリテーターの資格を持っていて、社員に「7つの習慣」の研修をデリバリーしています。僕の会社では20代までは「Discovery」という「7つの習慣」を若者向けに編集したもの、30代以上は「7つの習慣」を社員研修として導入しています。

なので、全ての社員が等しく「7つの習慣」について知り、学ぶ機会を提供しています。仕事で活かしてもらってもいいですし、自分のプライベートで活かしてもらってもいいと思っています。

今日はこの7つの習慣の紹介なのですが、2014年に完訳版というのが発刊されています。それまでの旧版は翻訳や読みづらい、事例が分かりづらく、読み進めるのに難儀なポイントが結構ありました。しかし、この完訳版になりもの凄く読みやすくなりました。僕の体感だと100倍読みやすくなりました。まだ読まれていない方は是非お読みいただければと思います。

「7つの習慣」はあまりに有名なので、それぞれの習慣を説明することはしません。今回は本に記載された各習慣の事例やフレーズで、特に印象に残ったもの1つに厳選して書いていこうと思います。

第1の習慣「主体的である」

自ら責任を引き受けて行動を起こすのか、それとも周りから動かされるのか、どちらの道を選ぶかによって、成長や成功の機会も大きく変わるのである。

7つ習慣がありますが、僕はこの「主体的である」が一番好きです。主体的には積極的とか、自発的なイメージがあります。確かにそのような意味も含まれているのですが、僕が共感した解釈はこれです。


「現在の自分は、これまでの自分の決定や選択の結果である」

です。


そうなんですよね。今の自分は自分が過去にした意思決定の結果です。誰のせいでも、何かのせいでもないのです。なので、僕は「主体的である」を重視していて、自らの人生の選択肢を複数もつことを大切にしていて、後悔のない選択を今後もしていきたいと思っています。


第2の習慣「終わりを思い描くことからはじめる」

「私たちは人生における使命をつくるのではなく見出すのである」
ヴィクトール・フランクル

これは著者であるコヴィ―博士の言葉ではなく、「夜と霧」の著者であり、強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人のヴィクトール・フランクルの言葉です。もう体験が壮絶すぎ、行きついた哲学が深すぎて僕には想像がつきません。しかし、「人生はどんな状況でも意味がある」と説いたフランクルの言葉は多くの気づきを僕にくれました。使命のような大義ばかりでなく、日常の中にも生きる目的や、意義を自ら見出すことはできるのだと教えてくれるのです。まだまだ修行が足りないですが、自分を磨くことは続けていこうと思っています。


第3の習慣「最優先事項を優先する」

効果的なマネジメントとは、最優先事項を優先することである。リーダーシップの仕事は「優先すべきこと」は何かを決めることであり、マネジメントは、その大切にすべきことを日々の生活の中で優先して行えるようにすることだ。

この習慣は有名ですよね。緊急度×重要度のマトリクスで自分の時間のほとんどは「緊急度が高い×重要度低い」仕事に支配されている。そんな経験を誰もが経験しているのではないでしょうか。重要なことは重要度の低い仕事をしないことです。そのためにはリーダーシップが必要です。何故なら「できません」と相手に断る勇気が必要だからです。それでも勇気をもって断ることが必要です。それを厳格に行うことがマネジメントです。自らをリーダーシップとマネジメントで自律させること。これが第3の習慣の教えてだと思っています。


第4の習慣「Win-Winを考える」

人生のほとんどは、一人で自立して生きるのではない。他者とともに、お互いに依存しながら生きていく。それが現実である。あなたが望む事柄のほとんどは、周りの人たちと協力できるかどうかにかかっている。

人は1人では生きていけないし、何かを独り占めすることもできない。これが第4の習慣の教えです。短期的にLose-Winの状況はあるし、逆にWin-Loseになる場合もある。様々なシチュエーションで適切な形を選択することが必要です。常にWin-Loseの状況はありえず、中長期的にWin-Winになるスタンスを思考しなければLose-Loseになります。自分の軸を定め、謙虚に、時に勇気をもって前に進んでいこうと思います。


第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」

相手に自分のことをわかってもらえるかどうかは、あなたの日頃の行い次第である。あなた自身が模範になっているかどうかだ。常日頃の行いは、あなたが本当はどのような人間なのか、つまりあなたの人格から自然と流れ出てくるものである。

これも厳しい内容ですよね。人からどう思われるかは、自らの日頃の行いによる。それを相手がどうだとか言っても仕方ないとの教えです。その通りですね。小手先で人格を変えることはできません。一歩ずつ自分の弱い部分を認識し、それを高めていく努力が必要なのだと感じます。目線高く、でも気長に。そんな感じで考えています。


第6の習慣「シナジーを創り出す」

本当の意味で効果的な人生を生きられる人は、自分のものの見方には限界があることを認められる謙虚さを持ち、心と知性の交流によって得られる豊かな資源を大切にする。

「人は物事をあるがままに見ているのではなく、見たいように見ている。」これは本当だと思います。人には知識や経験からくるバイアスがあり、ある種の固定観念を持ちます。良い場面もあれば、悪く作用することもあります。特に他者とシナジーを創出するような場面では悪く作用します。自分との違いを尊重し、自分でも相手でもない、第3の案(シナジー)を生み出したいと思います。また、「二人の人間の意見がまった同じなら、一人は不要である。」という言葉も重たいと思っていて、異なる意見を積極的に発信していくことも重要だと感じています。


第7の習慣「刃を研ぐ」

「刃を研ぐ」ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。自分自身に投資することだ。人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。

誰にとっても共通の真実ですね。自分自身を再新再生させていくことが必要です。「まだ大丈夫」なんて言っていると急にガタが来ることもありえます。肉体、精神、知性、人間関係の4つをアップデートしていくことで仕事もプライベートも充実した時間を過ごすこともできます。自分ができる一番身近で一番大切な自己投資です。意識的に時間をとり効果性を高めていきたいと思います。


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「7つの習慣」は前提としてインサイド・アウトという考え方があります。全ての物事の原因や理由、または可能性はアウト(外)ではなく、インサイド(自分の内側)にあるという考え方です。自分ではない何かや、誰かに矢印を向けている限り変化は起こりません。外側に向けている矢印を自分に向けて初めて気付けることがあります。インサイド・アウト(起点は自分から)という考え方は常に忘れずにやっていこうと思っています。


今後も折に触れてページを「7つの習慣」は読みかえすバイブルです。
自分の成長とともに書かれている内容から何を見出せるか。
今から楽しみです。

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!