見出し画像

テレワークから1か月経ったのでスタッフへのアンケート調査をしてみました。

東京もいよいよ梅雨入りですね。
僕は雨が苦手なので憂鬱な季節到来です。(笑)

さて、今日は「テレワークから1か月経ったのでスタッフへアンケート調査をしてみた」というテーマで書いていこうと思います。

意図しない始まりだったテレワーク

新型コロナウィルスの影響でglassyでも職種によって3月から、そして緊急事態宣言が出た4月からは全てのスタッフがテレワークワークに切り替わりました。

6月一杯まではテレワーク態勢を維持し、7月からオフィスワークとのハイブリッド勤務へ移行していく予定です。

なので、4月から緊急避難的に始まったリモートワークは一旦クローズし、今後は経営戦略の文脈で組織と人が成長していくための「新しい働き方」や「glassyらしさ」を探していこうと思っています。

とはいえ、しっかりとした準備をして始めたリモートワークでは無かったため、約1か月が経ったゴールデンウィーク明けにスタッフ33名にアンケートを取りました。

その内容を共有してみようと思います。

質問1.テレワークをした感想を教えてください

キャプチャ.PNG4

約80%スタッフが「とても良い」「良い」と答えています。通勤時間が無くなる解放感と、人との関係性が適度な距離が生まれたこと、そしてその距離感の居心地が短期的には良かったことが要因かと思います。

また、テレワークっていつかしてみたい就業形態じゃないですか?
緊急避難的ではありましたがどこかワクワク感もあったように感じます。

質問2.生産性について教えてください

キャプチャ.PNG3

こちらは「変わらない」が一番多くて約50%です。面白いのは「とても上がった」「とても下がった」のは1人いないことです。リモートワークが飛躍的に作業効率を高めることはなさそうです。(そりゃそうだ)

また、生産性が「上がった」「下がった」が約25%ずついるのも面白いな~と思っています。どんな理由から生産性が「上がった」「下がった」と評価しているのでしょうか。

●生産性が上がった

・ いい意味で他者からの影響がないため集中したい時間に集中できる
・自分の裁量で業務を切り上げやすくなったため、作業をどうやったら効率よく進められるか試行錯誤するきっかけになった。
・まわりの方が残業の作業にならないように、確認や質問なども早め早めに行うように意識するようになった。
・コミュニケーション面において、以前より質が高まり無駄が少なくなりました。
・意識的にタスクをしっかり洗い出すようになり、毎日そのタスクをコンプリートできるように時間を計算して仕事ができている。
・ 単純に一人で作業をしているので、雑談等なく集中できて、質・量ともに上がっていると思う

●生産性が下がった

・話した方が早い事が多かったり、文章だけだと誤解が生じ、コミュニケーションに弊害がでてきています。
・ 目に見えて生産性が下がったとは思えないが、オフィスがかなり集中できる環境であったためか、自宅は集中しにくく、多少は下がっていると感じる。
・普段なら直接会話すれば済んでいたことが、Slackやメールで打たなければならず時間がかかる。

これは人によるのですが、テキストコミュニケーション増大による煩雑さや、行き違いによるストレスを感じる人もいます。(当然ですね)逆に、それがストレスなく楽に仕事に向き合える環境になっている人もいます。

慣れの部分もあるのですが、必要な部分を調整を入れていきます。

質問3.コミュニケーション量に変化はありますか?

キャプチャ.PNG2

こちらは75%のスタッフがリアルよりも増えたと答えています。テキストコミュニケーションに強制的に移行した結果、情報にアクセスしようとすればできる環境なのと、離れているがゆえに丁寧にコミュニケーションをとろうと全てのスタッフが意識した効果だと思います。

スタッフの意見を除くとslackが良い効果を生んでくれているのがわかります。しかし、対面での良さを改めて感じることができた事もあり、冷静にリモートワークの是非を判断しているスタッフもいますね。

●コミュニケションが増えた

・slackでの(制作過程の)情報共有がかなり頻繁に行われており、リモートのほうが一体感を感じられる。
・ slackは細かいやり取りが全て可視化され全体共有されるため、離れていても絆を感じることができる。
・ slackで十分対応できている。どんな問い合わせ(刺激)も一呼吸おいて(選択して)反応できるのでいい方に作用している
・進捗報告やレスポンスをお互いにまめにするようになったため、稼働状況が把握しやすい。
・以前は個々で行っていたやりとりもslack上で見えるため、横からフォローを入れることもあり、より全員とコミュニケーションを取る量が増えた。
・slackに情報が集約されたことで毎日会っているより繁閑がわかるのと、制作の進行も見える化してわかりやすくなった。

●コミュニケションが減った

・口頭で相談や説明することが多かったのですが、些細なことだと電話をするのがハードルが高いので、会話をしなくなりました。
・やはり対面のコミュニケーション量はオフィスにいると非常に多いから。
・スキマ時間でのコミュニケーションが無くなったこと。
・プッシュではなくプルでないとやって来ない、セレンディピティ的ななにかがない。

リモートワークをもっと効果的、効率的に進めていくための要望やアイディアももらいました。(ありがとう!)

質問4.リモートワークにおける要望・課題はありますか

・退社時間後のメンション連絡の至急性をルール化。
・「作る」に専念する時間が欲しい。
・Wifi等の自宅の環境が良くないのが課題。
・一人暮らしのメンバーのメンタル面のことが少し気がかりです。
・「今日は何時まで」という終業の区切りがつけにくい
・テレワークにおけるSlackのマナーは改善の余地があると感じる。
・メンバーのマネジメントと教育育成については限界があると感じている。
・あえて言わないような困っていることや、ちょっと手助けできることを拾えないこと。


質問5.今後もリモートワークを続けたいですか?

キャプチャ

約85%のスタッフがテレワークを継続したいと答えています。出勤とテレワークのハイブリッド勤務を希望しているスタッフが多いですね。


意図しない始まりでのテレワークでありましたが、仕事の進め方や、働き方、コミュニケーションの取り方など、恐らく通常勤務を続けていたら気付くことのできない多くの学びがありました。

ZOOMなどのオンライン会議システムやSlackなどのチャットツールでリアルのコミュニケーションの大半は代替えできることが証明されました。また、場面によってはオンラインの方が生産性が高いことも実感として感じることができたのは収穫だと思っています。

一方でテレワークのデメリットとして、全体としての一体感や、チームワークは緩やかに損なわれていくことも感じ取ることができました。

そして、場面によってはリアルの何倍ものコミュニケーションコストが余計にかかることも体験として知ることができました。

今後は更に「新しい世界」に適応できるように、glassyらしい「働き方」を再構築していこうと思います。


こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!