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【女性向け】セックスレス解消あれこれ〜あなたのセックスレス問題はこれで終わらせる〜

セックスレスの問題は、あなたの人生、人格、尊厳、すべての彩を無にするほど、重く苦しいものですよね?

「女としての価値を失ったような気がする...」

「愛されている実感がない...」

「セックスよりスマホ...ゲーム...私には魅力がないのかな」

「誘ってきて欲しいのに...なんでそっぽ向いて寝るの?」

「疲れた?また今度?いっつも言うけど...期待が無駄になるだけ」

「私が太ったから、年をとったから、魅力がなくなったから?」

「どうせ若くてスタイルが良い子がいいんでしょ」

「一人でしてるのは知ってる...だから余計にむなしくなる」

「今日も触れられることはないんだろうな...」

「私の人生はこれで終わるのかな...」

そう思いながら眠る夜。

寂しさ、切なさ、不安。

もしかすると、あなたも似たような気持ちを抱えているかもしれませんね。

自分からアプローチを試みても

「そんなにしたいの?」

とまるで、性欲が強い女みたいに邪険に扱われたり

「してくれないなら外でしてきてもいいの?」

と、自分でも心から本気で思っているかわからないことを口にしてしまったり

止めてくれるならまだしも「俺ができないから...仕方ないよね...」と認められたことで、余計に自分の存在価値がわからなくなってしまったり...

セックスレスの悩みを抱える方からの相談は後を絶たないのが現状です。

女性側拒否だけでなく、男性側拒否のセックスレスも珍しくはありません。


なぜ、セックスレスはこれほど深刻な問題になるのか?


なぜなら...

セックスレスは単なる「セックスがない」という状態の問題ではなく、満たされない心の問題だから。

「このままずっとこの状態が続くのかな?」

「いつかは変わるのかな...」

「やっぱり私に原因があるのかな...」

解決の糸口も見えず、頭の中でぐるぐると回る思考。

「私がこんなに"セックス"にこだわらなければ...」

そんな風に自分を責めてしまっている方もいることでしょう。

逆に責めてはダメだとわかっているのに、相手を責めてしまったり...

中には、セックスレスの悩みがあるにもかかわらず

パートナーからアプローチがあったときに、なぜかしたくない気持ちになり、自分でも天邪鬼な態度とわかっていながら「なんで今さら」と拒否するような状態になっている方もいるかもしれません。

もっと可愛くて素直な自分でいたいのに...

そんな思いを抱えて、さらに自己嫌悪...


なぜ、こんなにセックスレス問題を解決することはむずかしいのか?


理由は、ひとつ

こんな問題を解決する方法を生きている中で学ぶ機会がなかったからです。

ただの体の関係がないことが辛いのではなく、心の問題だからこそ、より辛く、苦しい

・愛されている実感が薄れていく
・自分の魅力に自信が持てなくなる
・この先への不安がつのっていく

自分だけの問題ではなく、相手もいる問題だからこそ解決の糸口が見つからない...

問題解決に踏み込もうにも、踏み込んだ分、余計に傷つくかもしれない恐怖...

身近な人にも相談できない...

誰に相談すればいいかもわからない...

そんな問題だからこそ、ぜひ解決の役に立てていただきたく、この記事を書いています。



今回は、セックスレスを終わらせる本質的な話しをします。

ここでお話しする解決までの流れは、状況や背景もわからない”ただのサンプル1”の解決策ではありません。

人間の心理、体の仕組み、これまで数多くの相談を受けてきた経験をもとにした、解決までのロードマップ(道標)です。



・あなたのセックスレスはどうなれば解決でしょうか?

・どういう状態になればセックスレスは解消したと言えるでしょうか?

・セックスレス問題を乗り越えたあなたはどんな感情をもっていると思いますか?


自分のことだけど...おそらくパッと答えが出てこないこともあると思います。

セックスレスはただセックスできれば解決するのか?というとそんなものではありません。もっと深い「心」「在り方」「人生」その上での「関係構築」に関わる問題です。

・婚外恋愛
・セックスパートナー
・女性用風俗の利用
・特殊性癖への対応
・アンダーグラウンドの利用 など

このあたりの現実も含めた、話も徐々にしていけたらと思っています。


簡単にご挨拶だけさせてください。


セクシャルカウンセラー(みたいなことをしています)天と申します

わかりやすいようにセクシャルカウンセラーという職名を利用しましたが、専門は別の分野です。

・もともと医療機関でリハビリに従事/国家資格有
・女性向け性機能障害の改善に向けたサポート
・女性用風俗セラピストへの指導
・男性向け心因性ED改善サポート
・カップル向け性生活充実化のサポート

 など

人体構造学の知識をもとに活動

めちゃくちゃお堅く書きましたが、抑圧をボンして解放することをサポートしてきました

その中で、聞くことが多かった女性の人には言えない悩み(セックスレスも含む)に対し、人間心理/脳科学/人体構造学など、独自の経験と知識から、ただの問題対処ではない根本解決のアドバイスをしてきました。

特殊な性癖やアンダーグラウンドの場に関わる機会もあり、そのあたりの表に出てこないコアな領域にも精通しています。

一見、怪しいプロフィールのように感じるかもしれませんが、表向きはごくごく普通のお父さんです。

(娘の送迎など保護者に溶け込んでいるし、街ですれ違っているなんてこともあるかもしれません...)

現在は田舎に移住、オンラインの相談とたまに都会に出向いての直接施術などをしています。

(詳しいプロフィールはまた別の機会に...)

センシティブな悩みというのは、きっと身近な人にほど相談できないことだと思います。

だからこそ、後のことも先のことも気にしなくていい、深く知らない一期一会の相談相手、という感じで使っていただけたら思います。


さて、少し前起きが長くなってしまいましたが、ここから本編

セックスレスを終わらせる本質的な話

ただのサンプル1の話ではなく、人間の心理、体の仕組み、これまで数多くの相談を受けてきた経験をもとにした、解決までのロードマップ(道標)です。



※読む前の注意点


これから先を読むと「心」の状態によっては、抵抗感を感じたり、反論したくなる場面もでてくると思います。

腑に落ちない、ムカつく、モヤモヤするなど「怒り」の感情が沸き起こることもあると思いますが、それは「心」の防衛本能が働いている証拠です。

そして、防衛の裏には必ず、あなたが守ろうとする"ナニカ"があります。(ここに本音や隠れた願望が隠れていることが多い)

もし、その"ナニカ"が見えたら、否定せず肯定もせず、ただ受け取ってください。

そして、それを受け入れてみてください。

あまりにも、しんどいときは、このページは一旦ソっと閉じていただいても大丈夫です。

今はまだ何のことかわからないと思いますが、それだけでもきっと問題は前進するはずです。もしまた、行き詰まったら、その時はこのページに戻ってきてください。

すぐに戻ってこれるように”いいね”でブックマーク変わりに印だけしておいてもらえたらと思います。



ここまで大丈夫でしょうか?

では、本編に入っていきますね!


①〜⑤の順番でお話しをしていきます。

①セックスレス解消のゴール
②あなたが捨てるべき◯◯◯◯◯
③レスの壁◯◯と◯◯
④レスを解決に◯◯◯◯の知識は必須
⑤体の変化とセックスと創造

問題解決の流れに沿って書いていますが、順番にはこだわらなくても大丈夫です。

螺旋状に理解が進み、体験を重ねて腑に落ちていくものばかりなので、じっくり落とし込めるところから進めていきましょう。

①〜⑤を踏まえて、はじめて対話のフェーズに入ることができます。

パートナーが向き合ってくれない...

そんな話も耳にしますが、①〜⑤を踏まえられていないのであれば「向き合っていないのは、どちらでしょうか?」という話にもなりかねないものです...

それでは、いきますね!



※読みながらやっておくといいこと


①気になったっ点があればスクショで保存

②2回目読む時はペンを用意して紙に書き出す

③紙に書いた内容を最後のフォームに入力して問題整理

▶︎質問を上手に使う

※匿名で参加できるLINEオープンチャットを案内しています。

オープンチャットの中では、質問、質問への回答、その他、LINE限定の配信を受け取ることができます。

→匿名参加できるLINEオープンチャット

※このnoteは2万字超えと少し長いので、読むのに疲れた時は、ブックマークするなど、読み返せるようにセーブしておいてください。



ここから本当に本編です。

そもそもの話になるのですが…

セックスレスで悩むあなた自身

何を求めているか?

自分の中の何が満ちていないのか?

言語化できていますでしょうか?


①セックスレス解消のゴールはどこにあるのか?


セックスレス=セックスがなくなった状態

いま、このレス状態に、あなたは何かしらの不足感を感じ、辛さ、苦しさ、虚しさのような感情を抱えていることだろうと思います。

この不足感の正体について整理して考えたことはあるでしょうか?

セックスがなくなったことで、あなたの何が満たされていないのか?

・愛情を十分に感じられなくなったのか?
・スキンシップがないことが寂しいのか?
・セックスできないことに不足を感じているのか?
・刺激や快感が足りていないのか?
・子作りができないことに焦りがあるのか?

セックスレスという状態によって「あなたの何が満たされていないのか?」

セックスによって「あなたは何を満たしたいのか?」答えによって目指す先は大きく変わってくるものです。

自分が何を求めているのか、明確になっているでしょうか?

(今はまだ、明確になっていなくても全く問題ないです。)

性の領域というのは社会的にも常に抑圧がかかりやすい領域なので、まずは自分の本音を自分に聞くことからはじめましょう!

「あなたが満たしたいもの」その裏側には必ずあなたの本音が隠れています。

・もっと愛されたい
・もっと触れ合いたい
・もっと感じたい
・もっと自由になりたい

・でも、こんなこと言えない...
・こんなこと望んじゃいけない...

そんな思いも出てくるかもしれません。

ですが、こういった本音に気づくことが、実は解決への第一歩になります。



・あなたがセックスレスによって失ったと感じること
・セックスによって満たしたいと感じていること

を思いつくままに書き出してみてください。

書き出したものは、セックスレス問題が長くなり、自分がどこに向かえばいいのかわからなくなったとき、原点に帰るきっかけになります。



セックスレスの問題が長期化すると、自分の本音とは裏腹に、より「心」にストレスをかける動きをしてしまいがちなものです。

本当は愛を確かめたかっただけなのに...

婚外に走ってしまったり
女性用風俗に足を運んだり

別にその選択を否定はしません。

人によっては回復につながることもあります。

ですが、ゴール設定が違う場合、さらなる虚しさに襲われ、自己嫌悪に陥るパターンもあります。

正解、不正解、正しい、間違っている、ではなく「あなたが満たしたいものを手にいれる方向に進めているか?」は重要なポイントになってきます。

今まさに、セックスレスの真っ只中であれば、ぐちゃぐちゃになってわからなくなっていることもあるでしょう。

だからこそ、ここはぜひ言語化してみることをオススメします。

そして、出てきた答えは否定も肯定もせず、一旦受け止める。これは重要です。


続いて2つ目の話に入るのですが...

これは多くの方が直面する問題であり、乗り越えることが"最も難しい課題"になるかもしれません。

今まさに悩み苦しんでいるところ、非常に言いづらいことではあるのですが...

セックスレス問題を解消するには、絶対に避けては通れないことです。

なので、勇気を出して書きます。

レスられている状態だからこそ、この意識になってしまうことは重々承知の上です。

だけど、乗り越えないことには本質的な解決に至れないからこそ、序盤で取り上げました。


②被害者意識を捨てない限りセックスレスの問題は絶対に解決しない


セックスレス問題というのは、求める側、拒否する側という構図になってしまうからこそ、意図的にポジションをとろうと考えていなかったとしても、被害者ポジションに立ってしまうものです。

被害者意識という言葉自体が強いので、否定的な感情もでてくるかもしれません

ですが、レス”られ”という言葉があるように、”られ”ている側としての意識が働きがちだからこそ、自然と沸き起こってしまうものです。

「愛情を確認したいだけなのに、応えようとしない身勝手な夫」

「私が苦しい思いをしているのに助けようとしてくれない夫」

「私は夫からセックスを求められなくなったかわいそうな妻」

「セックスしたいと思えないぐらい私の魅力はなくなったのかな?」

実際に話もたくさん聞いているので、被害者意識を持ってしまう気持ちは痛いほどわかります。

ですが、被害者意識を手放さない限り、セックスレスの問題は解決しない。

これも伝えなければいけないことなのです。

これは断言します。

「被害者」と「加害者」という思い込みがある限り、解決が難しいどころか、本質的な解決に至ることはありません。

セックスレスを夫婦2人で引き起こした問題としてとらえない限り、一時的に"セックスという行為"ができたとしても前に進むことはありません。

「被害者ポジションを捨てることが、セックスレスの解決になぜつながるのか?」

解決してはじめて腑に落ちることも多いので、今すぐに「全てを捨てろ」とは思いません。

ですが、

・被害者意識を持っている自分にまずは気づくこと

・被害者ポジションに立っている自分の心の叫びに耳を傾けること

そして、

・被害者意識をもった自分を暴走させないこと

は大事なことです。

あなたが被害者意識を持っている限り、自ずとパートナーは加害者になります。

「被害者」のポジションに入ると、言葉にせずとも態度や表情に自然とでてしまうものです。

・私の苦しさに気づいてよ

・なんで気づいてくれないの?

・なんで察してくれないの?

・なんで応えてくれないの?

・どうしてレスを解消してくれないの?

こんな思いを抱えて、普通に振る舞えているなら、あなたは女優です。

普通は、"責めのオーラ"が自然とにじみ出てしまうものです。 

被害者ポジションに立つことは、すでに、あなたの中で身を守る手段になっているかもしれません。
 
拒否する夫、レスられている「被害者」の私。

「 私は"被害者"なんだから責めるのも仕方ない。」

「私は苦しいのに、あなたは普通に過ごして、責めて何が悪い」

「責められるぐらい、死ぬほど苦しい私と比べたら...大したことないでしょう。」

もしかすると、そんな思いを口には出さずとも胸に抱えているかもしれません。

ですが、その意識は変えていかなければいけないものです。

(わかっています。なんで私ばっかり、きっと抵抗もありますよね?)

・不機嫌な態度
・そっけない返事
・笑顔のないお面みたいな顔
・優しくすることができない

そんなあなたを見て、パートナーはきっとこう思っています。

「被害者」は自分で「加害者」はあなただと。

まだそこまでは、思っていなかったとしても、このままあなたが「被害者」ポジションから動かなければ、あなたを「加害者」にするか、そっとあなたの前からいなくなってしまうことでしょう。

「加害者」にされたパートナーは自然にあなたを避けるようになります。

そして、以前はできていた、他愛のない会話もできなくなっていきます。

どんどん、夫婦の溝は深まっていきます。

最初は申し訳ない気持ちから優しくしてくれていたパートナーも、責められ続けるうちに「いつまでこれが続くんだ!なんで俺ばっかり責められないといけない!」と反発してくるかもしれません。

夫婦は合わせ鏡という言葉があるように、「被害者」ポジションに立つ限り、同時に「加害者」にもなってしまうのです。

「被害者」とする限り対等な立場にはなれないのです。

(「確かにそうかもしれない。けど、夫は…!私はこんなに…」喉までこんな言葉が出かかっているかもしれませんね。今は別に出たっていいです)

ですが、受け止めてください。

被害者ポジションに立っていることを。

立ってしまっていることを自覚するだけで大丈夫です。

そして「なんで私が変わらないといけないの!」と思ってしまっている「なんで」の背景に目を向けてみてください。

そこに、あなたの本音が隠れているかもしれません。

ここでいう本音とは、あなたが抱えている"抑圧"です。

「べき」「なきゃ」といった、育ってきた環境や社会によって植え付けられた、「あなたを縛るもの」の正体がきっと見えてきます。

詳しくは次のパートでお話ししますね!


ここで少し小話を...


被害者ポジションに立っていることを認める難しさについて。


「被害者ポジション」から抜け出すことが、セックスレス問題の解決には重要という話をしましたが、これはあらゆる問題に共通することです。

ですが「被害者ポジション」を手放せない方は少なくありません。

「幸せになりたい」「問題を解決したい」と言いつつ、無意識では「被害者」でいることを望んでいる...

「被害者」でいることのメリットを手放せないんですね。

・被害者でいることで受けられる同情や共感
・相手を責める権利
・周りから大切にされる実感
・自分の正当性の証明

これらの恩恵を手放せないんです。

自分と向き合う必要がなく、現実を受け止める必要もなく、自分の存在を証明でき、承認欲も満たすことができる...

そりゃ楽ですよね?

だって自分の問題に目を向けなくていいんですから。

自分を正当化して、待つポジションに入る。

悪いのは相手。

すべての矛先を相手に向けて、責めるだけ。

これって心(感情)はしんどいけど頭(思考)は楽なんですよ。

もしかすると、SNSや自助コミュニティの中で「被害者ポジション」を手放せていない人にすでに出会っていることもあるかもしれません...

あなたが被害者ポジションにいたときは、共感してくれる親切な人たちという感覚だったかもしれません...

ですが、あなたが被害者ポジションを抜ける頃には、きっと気がつくはずです。

いつまでも被害者ポジションを手放せずに、まるで地縛霊のようにぐるぐる同じところで「不幸な選択」をし続ける彼ら彼女らの違和感に。

被害者ポジションという「自分を変えずとも共感や承認を得られ、存在証明ができてしまう」ぬるま湯から抜け出せないのです。

(めちゃくちゃ耳が痛いですよね?それもわかって言ってます。)

セックスレスの問題においては、被害者ポジションにとどまり続ける限り、関係の改善は難しくなるばかりか、自分自身の心も回復することはありません。

かなり厳しい話のように聞こえるかもしれませんが、これが現実です。

パートナーは

・しないんじゃなくて、EDなどの問題でできないのかもしれません

・しないんじゃなくて、どうすればいいかわからなくなっているだけかもしれません

・しないんじゃなくて、することが怖くなっているのかもしれません

・しないんじゃなくて、恥ずかしいのかもしれませんよ

そういった背景も含めて「一緒に考えませんか?」

・あなた自身もセックスに対してブロックがあるかもしれませんよ?

・あなた自身もセックスに対して自信が持てていないことありませんか?

・女であれていますか?女であることをどこかで拒否していませんか?

など

「被害者ポジション」の呪縛から抜けないとこうした声も耳に届かなくなってしまいます。

「拒否されているのに被害者意識を持つな?」抵抗があることはわかっています。

すぐに手放せないことを責めるつもりもありません。

まずは「被害者ポジション」に立っていることに気づく、それが大事です。

もし、あなたがその気づきを受け止められたなら...

気づけた後のことも補足として説明しておきますね!


変わろうとすれば、かならず「壁」にぶち当たります。


被害者ポジションを抜け出し、セックスレス問題を前向きに解決しようと決意した瞬間から、心の揺れ動きと葛藤で不安を感じることもあるでしょう。

「どうコミュニケーションをとればいいかわからない」

「どこまで自分を素直に表現して良いのか迷う」

「もしかして私が愛に鈍感だっただけ?」

「私はもしかするとひどいことをしちゃってたのかな?」

過去に投げつけた言葉を後悔したり、過去に行った振る舞いを反省したり、過去の自分に自己嫌悪を感じることもあるかもしれません。

ですが、これらは「成長痛みたいなもの」で、あなたが自分の人生をコントロールできる自分に変わり始めているサインです。

なので、「壁」を感じた時は「過渡期」として存分に味わってください。

これまで持っていた「0か100か」「正解か不正解か」みたいな価値観が壊れ、その中間地点を手探りで探すような時期もやってくると思います。

(今はなんのこと?と思うかもしれませんが、時期がくればわかります)

「被害者ポジション」に戻る楽さに足を引っ張られることもあるかもしれません。

ですが、焦らずじっくりいきましょう!

「今、あなたはどうしたいのか?」

「あなたが満たしたいものは何か?」

道標はあなたの中にあるはずです。


小話は耳が痛く、厳しい話のように感じたかもしれませんが、とても重要なことなのであえて長々と書かせていただきました。

そろそろ読むのに疲れてきましたか?
でも、まだしばらく頑張って読んでください。

被害者意識があることを認識できた時、背後にある、あなたを「縛っているもの」の正体が徐々に見えてきます。

それがこれから話す「べき」「なきゃ」の呪縛です。


③「べき」「なきゃ」を手放し自分の感情に素直になる


自分が被害者ポジションに入ってしまう背景には、不満や抑圧があるものです。

自分の中に何かしらセックスレス以外のことで不満があったり、無意識的に自分を押さえつけて抑圧してしまっていることはありませんか?

それが、自分を縛り付ける「べき」「なきゃ」の正体です。

例えば、身近なものだとこんな「べき」持っていませんか?

・夫の実家に「嫁なら顔を出すべき」と思って予定を調整している

・友達との約束は守るべき「断ったら悪い人になっちゃう」と思って引き受ける

・子どもの将来を考えたら「勉強させるべき」と思って塾に通わせる

これは育ってきた環境や、社会的な背景も影響している問題です。

・親としてこうあるべき
・妻としてこうあるべき
・夫とはこうあるべき
・夫婦とはこうあるべき
・男はこうあるべき
・女はこうあるべき

あなたは、どんな「べき」を持っていますか?

夫婦関係であればこんなものがありますね!

・「妻として家事は自分が担当すべき」 
・「愛があるなら相手の願いは叶えるべき」 
・「子どもができたとしても夫は妻を女として扱うべき」

夫婦になるということは家族になるということですから、親子関係の何かしらの問題をパートナーに無意識に当てはめてしまっている、なんてこともあります。

「こうあるべき」「こうしなきゃ」という感覚が強すぎる場合、自分の本音や本当にやりたいことは見えなくなってしまいがちです。

周囲に対しても厳しい目線を持ちがちになります。

果たしてこの「べき」や「なきゃ」はあなた自身が決めたことでしょうか?

「女は清純であるべき、だから性の話題を自らすべきではない」

「聞き分けのいい子でなきゃいけない、だからわがままは言ってはいけない」

「妻として親として多少我慢してでも、家族のためにつくすべき」

こんな思いを抱えていませんか?

その「べき」や「なきゃ」はどこからきたもでしょうか?

「べき」や「なきゃ」という自分に課してきたルールが、本来の自分にとって本当に必要なものかどうか、改めて見直す機会を持って欲しいです。

もう少しダイレクトな表現をしましょう

「妻を愛しているなら夫から誘う"べき"」

「夫から誘われ"なきゃ"愛されている妻とは言えない」

果たしてこれは本当か?

「べき」「なきゃ」がないと、愛されない、見捨てられる、無価値に扱われる、そういった固定観念を持ってはいませんか?

ということです。

もしかすると、子ども時代に抑え込まれて育ったなら、その反動もあるかもしれません。

私は「我慢して生きてきたのに、なんであなたたちはそんなに無邪気に振る舞えるの?」

パートナーや子どもに必要以上にイライラしている自分はいませんか?

そもそも家庭環境などが原因で「女は損、男は得」みたいな価値観を持っていませんか?

潜在的に「女は損」みたいな感覚があるなら、あなた自身が女になれていない。なんてことになっているかもしれません。

あと、そもそも「セックスは好きですか?」という問題もあります。

「セックスが好き!」って堂々と言えますか?

何か抵抗感を感じることってありますか?

羞恥、嫌悪、タブー、何かしら感じたりしますか?

「べき」や「なきゃ」と何が関係あるんだ?

そう思うかもしれませんが、性的なもの=タブーであるべき、という教えが強い家庭や環境で育つと

性的なこと=タブー

タブーなことをする私
=罪悪感や嫌悪の対象

の構図になっていることもあります。

「セックスが好き!」って言えるか?

僕の質問に対して「こんなこと聞くなんてヤバい人?」そんな嫌悪の感情があったなら、そこも掘り下げる価値は十分にあります。

セックスレスに悩んでいたのに、いざパートナーからアクションがあったときに、それを遠ざけてしまう。

そんな謎現象に悩まれる方は、当てはまる場合も多いです。

「実はセックスレスに悩みながら、遠回しに避けていたのは私だった」という矛盾

セックスが苦手、嫌い、過去のトラウマがあるなら、そこも掘り下げるポイントになるかもしれません。

このパートでお伝えしたいことをまとめると

「べき」や「なきゃ」を含むあなたを縛る価値観をいっかい手放して、素直な自分の気持ちを出そう。

です。

・セックスを本当にしたいのかな?
・私はホントは何がしたいの?
・夫とセックスをしたいの?
・セックスをしたいだけ?
・夫は私にとって何?
・セックスってそもそも何?

縛られずフラットに考えてみてください。

答えがでないことがあってもOKです。

どんな答えが出てきても拒否せず、キャッチしてください。

社会的に生み出された価値観には"善悪みたいなもの"がついて回りますが、個人が思う本音の価値観に善も悪もありません。

本来、どう思って生きたっていいわけです。

本来「べき」とは他人に振りかざすものではなく、あらゆる価値観があるなか、すべてを踏まえて、1回きりの人生、自分を生きるために持つ美学のようなものです。

私は◯◯がしたいから、今こうす"べき"

私が私であるために使うものです。

社会や他人から植え付けられた「べき」「なきゃ」を手放し、本音を引き出した結果

私にとってセックスは、私の魅力を確かめるものでした。だけど夫に抱いている感情は愛ではなく、私の生活を支える金づるでした。

みたいな答えが出てきたとしても、なんら驚きもしません。

「わかってよかった!これで次に進めますね!」

「さて、夫婦関係とあなたの人生、どうデザインしていきましょうか?」

という話に進めるわけですから。


ここでも小話をひとつ


夫婦という概念すら、本当は宗教みたいなものって話


セックスレスも含め、パートナーシップの問題を抱える方によくお伝えする話として、こういうものがあります。

「夫婦という概念からして、社会が生み出した一つの価値観で、宗教みたいなもの」

結婚して夫婦になり、家族になる

これをさも当たり前のように感じ生きているけれど

当たり前じゃ無い、有難きこと
だからこそ、ありがたいことですよ。と

そもそも一夫一妻制度は人間が作り出したもので、たった百年ちょっとの歴史しかないものだったりします。

生涯1人のパートナーと生きる結婚という制度は、生物学的な観点から考えると有難きこと、その中で夫婦関係を作り上げていくこと自体”ありがたきこと”ですよ。

という話です。

セックスをすることはおろか生涯夫婦でいることすら、有難きことだから、ありがたみを持って過ごそうよ!という話なんですが

生物学的な視点で見れば、人間はどう考えても乱婚型の生き物。

進化系譜からみても近しいチンパンジーやボノボは乱婚型だし、連日の不倫報道や風俗産業の発展をみていても、生物として、人間も同様というのは明らかです。

いきなりなんの話だ?と思うかもしれませんが、箸休め程度に聞いてください。

(一夫多妻を推したいとか、一夫一妻がおかしいとか、そういう話をする意図ではなく、自分の価値観を探る時は、社会背景、生物学、というような両極の視点から見ることは大事という話です)

特に人間の他に唯一、性行為で正常位をするボノボにとっては性的接触はコミュニケーションの一つになっているんですね。

挨拶がわりに...
仲を深めるために...
友好の証として...

オスとメスだけじゃなく、メスとメス、オスとオス、子どもと大人

あらゆる場面で性的接触があり、トラブルが起こりかけた時には、平和を維持するためのスキンシップとして性的接触が使われていたりもします。

ボノボはチンパンジーと違い、メス優位の社会

一番力のあるメスの息子が群れのボスになり、他の群れと出会っても喧嘩せず、食べ物をわけあったり、一緒に混ざり合ったり、とにかく平和主義

オスがメスを奪い合って喧嘩にならないように、メスには偽の発情期があったり(群れの中に発情期風のメスが増えることで取り合いにならない)

逆にチンパンジーは偽の発情期がないので、少数のメスをオスが奪い合う構図になり、最悪の場合、殺し合いにまで発展します。

メスが乗り気じゃなければセックスが不成立になるのがボノボ。

仮にボスオスの求愛であっても、メスが乗り気じゃなければ、そっぽを向いて知らんぷり。

一方で、オスの言うことは絶対なのがチンパンジー。

ボスオスの求愛をメスが拒否することはできず、拒否しようものなら、暴行を受けて追放もの。

人間は生物学的な観点でみるとボノボに近いのではないかと、僕は考えているわけですが...

(なんの話だってなってますよね?)

この話から何が言いたいかというと、社会的背景から生み出された価値観に縛られて苦しいなら、こんな風に対照的な視点から考えることは役に立つよね?って話です。

今、縛られてる価値観はほんとか?って考える機会になるんです。

縛られてませんか?

本当は生き物としては一夫一妻でもないし、生涯一緒にいる必要もないのに

(おしどり夫婦みたいにつかわれる、オシドリですら、寄り添っているのは、1シーズンだけです)

夫婦でいたい、だから夫婦であり続けることを決めた

じゃなく

夫婦とはこうある「べき」「なきゃ」みたいなものに縛られていませんか?と

自ら縛ってるんじゃなくて、縛られてるなら…それはしんどくなっても仕方のないことです。

不倫に関連するドラマがどんどん出てくるのも、社会的な抑圧によって大きな声では言えないけれど、潜在的に興味関心を持つ人が多いからです。

不倫報道ネタで週刊誌が飛ぶように売れるのも同じです。

公衆トイレで時の人になった某お笑いタレントさんの不倫報道なんて、みんなが飛びついたことで売上4億

ニュース記事のコメント欄には、たくさんの絶対正義マンが登場しましたが、その背景には「お前だけセコイ」という嫉妬の感情が滲み出ているものもたくさんありました。

おそらく...本人に自覚はないと思いますが…

という感じで、社会的背景を除けば、あなたがセックスに対してどういう価値観を持っていたとしても何ら不思議はないわけです。

生物的な視点で言えば、性的接触はただのコミュニケーション。

タブーでもなんでもなく、いろんな意味合いがあって、セックスにどんな意味を持たせていたとしても、不思議なことでもないし、正解も不正解も無いものです。

ひろーい解釈の中で、自分がどう生きるか決めることが、あなたにとっての価値観でありどういうパートナーシップ/夫婦関係を作るか、2人で決めるのが夫婦としての価値観であり、社会の価値観なんかより、はるかに大事なものですよ。

というのがこの話を通して言いたかったことでした。

以上が、「べき」や「なきゃ」を取っ払ってあなたの素直な声を聞きましょう。という話です。

縛られるんじゃなく、自分であるために、ぜひ自分を縛ってください。


少し抽象的な話が続いてしまったので、次は具体的な話をしましょう!

ダイレクトにセックスの知識です。

セックスレス問題に立ち向かうにあたり、そもそもセックスに対する知識は十分にありますか?という話です。


④セックスそのものに対する知識を持つ


そもそもの話にはなるのですが、セックスの知識ってどれぐらいお持ちですか?

体的なこと、心の面、思考の面

おそらくなのですが、自信を持って「私詳しいよ!」と言える状態ではないと思います。

普通に生きていて、どこかで習えるものでも無いですし...

ですが、セックスレスを解決するためには、やはり、セックスそのものに対する知識を持つことも重要です。

パートナーができなくなった背景を理解するためにも知っておくべきことはたくさんあるし

あなたがセックスに対して「実はレスになる以前から存分な満足感を得られておらず、痛みや不快を感じることがありました」という感じであれば...

その問題を解決することも、レスの解決には必要なことです。

男性側レスが発生したとき、多くの方は「自分の魅力や愛情の不足」という点に目を向けがちですが、実際、全く別の原因が隠れていることは少なくありません。

あなたがどれぐらい知識を持てているか、ちょっと力試しをしてみますか?

さて、どれぐらい知っているでしょう?


男性がセックスをできなくなる背景


セックスが無くなったとき、男性側にどんな問題が発生しているか、知っていますでしょうか?

実は、魅力や愛情の欠如というのは、ほとんどの場合、見当違いな理由です。

あなたが、見た目や女性らしさという部分に気を遣っているならなおさら。

仮に、パートナーから容姿に対する指摘があったとしても、それは本心というよりは、自分ができない理由を隠すための防衛である場合も多いです。

できなくなる背景は人によって様々ですが、レスの原因につながるのが「
ストレス・緊張状態」をうみだす状況です。

大きな主語でこんなことを言うのは偏見じみていますが、一般論として

男は総じて

・メンタルが弱く
・プライドが高い
・上手に感情表現できず
・頭でぐるぐる思考する

そういう生き物だと思ってこの先をみてください。



年代別:よくあるセックスが苦手になるトリガー


ざっくり年代別に区切っていますが、ライフステージごとにありがちなイベントだと思ってみてください。

こうして男は、セックスが苦手になったり、勃たない、イケない、になっていきます。

〜30代
・初体験でのトラウマ
 (緊張で勃たなかったなど)
・女性の「痛い」に対する恐怖
 (優しい人ほどなりがち)
・下手と思われたく無い
 (イカせたいなど頭でぐるぐる)
・セックスで汚すことへの罪悪感
 (硬派まじめ経験が少ないとあるある)

〜40代
・子作りのプレッシャーによるセックスの破綻
 (早くイッて、しんどい、怒られたなど)
・男性ホルモン減少による性欲減退
・仕事などストレス起因の性欲減退
・心理的問題によるED全般

40代〜
・加齢による身体的なED

以下、全年代共通

男性の勃起とは、副交感神経(リラックス)優位の状態のときに起こるものなので、ストレス・緊張・頭で考える、といった交感神経優位になる状況になると勃たないが発生します。

勃たないかも→ヤバイ→どうしよう(思考ぐるぐる)→余計勃たない→認めたくない→言わない→避け始める→どうしよう(思考ぐるぐる)→負のループ

勃たないが発生すると、構造的に、当然セックスはできません。



先にも伝えた通り、男は総じてメンタルは弱く、プライドが高い生き物だからこそ、勃起に対する不安を感じた時に隠そうとします。

隠すうえ、勃たなかったらどうしよう、勃たさないと、とぐるぐる頭で考える内に、どんどん勃たない状況を加速させてしまうのです。

勃たないだけではなく、自信がないことは基本的に隠します。

「勃たないこと、セックスができないこと」を指摘されようものなら、全力で防衛反応を起こします。

「男として価値なし」

無能感をつきつけられた感じがしたら、そこから目を背けるために相手を攻撃するような言葉を投げるようになります。

「お前が...」という直接攻撃

「性欲ちょっと強く無い?」という論点のすり替え...

なんだか思い当たる節はありませんか?

妊活期間で大きなプレッシャーにさらされた方なんかは、メンタルがバッキバキに折れていることも多いです。

気ままにやっていたセックスが突然、お仕事のようなセックスに変わる。

両者ともに興奮もなく、女性側も興奮不足で濡れず、気持ち良くない、男性側も勃ちが悪くなる、早くイカないととなる。

思考優位になりすぎた結果「中折れ」

男性にとってセックスとは愛情を確認する行為というよりは、独占欲や征服欲、支配欲のようなものを満たすために、イカせること、気持ち良くなってもらうことの比重が高くなっている場合も多いです。

単なる性欲が元になったセックスだけでなく

女性は愛を確かめる(自分の女としての魅力を確かめる)行為として

男性は独占、支配、征服により(自分の男としての有能さを確かめる)行為として

少なからずこういった側面を持っているものです。

だからこそ、セックスによって「有能さ」ではなく、「無能さ」を感じさせられるような状態になると、避けがちになってしまいます。

・無能さを感じるからセックスはしたくない

・セックスによって無能さを感じるくらいなら、手軽にできるオナニーで発散する

・でも有能さは感じたいから、有能さを感じられる場所があれば、そちらに逃げてしまう(風俗や不倫など)

背景にはこのようなものがあったりします。


ここからはあくまで例えばの話ですが...

あなたの魅力が無いのではなく、あなたへの愛が無いのでもなく、パートナーは、ストレスや緊張、無能感の回避など、自分の問題でセックスに前向きになれていないのかもしれません。

勃たない、イケない、という懸念は自分の問題。

なのに、勃つこと、イクことが魅力や愛の証のようにプレッシャーをかけられていたとしたら?

「魅力ないなんて思ってない、愛している」なのに

「魅力がないからでしょ?愛がないからでしょ?」というような言葉

言葉ではなくとも「残念がる態度」によって圧力がかかっていたとしたら?

もしかすると、さらにストレスや緊張が高まり、求められているのに踏み出せない自分に、さらなる無能感を感じていることもあるかもしれません...

(これはあくまで例えばの話です)


男には性欲があって、どんなときでも美女の誘惑があれば勃つもんでしょ!と思っているかもしれませんが...そういうわけでもありません。

例えば渋谷のスクランブル交差点のように人がたくさんいる緊張状態が高い場所にいたら、いくら目の前に裸で美女が現れても、勃つことはおろか興奮すら起こらない場合がほとんどです。

(チンパンジーのオスのように男性ホルモンギンギンみたいな男性ならあるかもしれませんが、おそらくあなたのタイプはそんな人ではないですよね?)

さて、

あなたの前で、パートナーはリラックスできる状態になっているでしょうか?

あなたを前にして、有能感を感じられるような関係性でいられているでしょうか?

もっと本質的なところでいうと、どんなに無能なあなたでも大丈夫だから、という安心を与えられているでしょうか?

「なんでわたしばっかり?」

「なんで女が変わらないといけないの?」

「はぁ?それはそっちの問題でしょ!」

もしかするとそう思ったかもしれませんね。

そっちの問題でしょ!と思うのは良いと思います。

ですが、これまでの話を思い出してください。

・あなたのゴールはなんでしたっけ?
・受け身な姿勢で前に進みそうですか?
・「べき」「なきゃ」で潰し合いしてませんか?

そっちの問題もこっちの問題にして、2人で乗り越える方法を考えてみると、あなたが満たしたいと感じていたものは、自然と満ちる状態になるかもしれません。


追記:関係が近すぎることや愛があるがゆえにセックスレスも存在する


あと知っておいて欲しいのは、関係が近すぎる、愛があるがゆえに発生するセックスレスも存在する。ということです。

関係が近すぎるとは、家族になっちゃってるってことです。

結婚前、親元にいたときのことを思い出してください。

性に関する話を親の前ですることは、きっとタブーだったり抵抗があるものでしたよね?

それを出せる場所が、お付き合いしている相手の前だった。

近すぎない距離だったからこそ、自分の汚い部分も含めてさらけだせていたわけです。

でも、いざ結婚して距離が近くなると、さらけだせる先だったパートナーが家族になり、さらけ出せない状態になったりします。

・次はこんなプレイがしたいな〜
・実はこんなプレイをしてみたいんだよね

家族のような関係になると、こんな話はできなくなってしまいますよね?

母としての顔、父としての顔まで持ち出したらなおさら

めちゃくちゃ関係は良好なのに、セックスだけがないという状態であれば、こんなことが原因になっているかもしれません。

あとは愛があるが故のセックスレス

これは、性に関する経験や恋愛経験自体がない人に起こりがちなことなのですが、要は真面目で誠実でおとなしいようなタイプ

性に対する経験があまりない男性は、セックスという行為自体に潜在的に汚すことへの罪悪感みたいなものを持っている場合も少なくありません。

お付き合いしている時から、レス状態で、結婚したらなんとかなるかと思っていたけど、なんともならなかった、という方はこの可能性も考えてみてください。

射精とは己の欲の排泄、それで大切な人を汚すことはできない。

こんな感じの考えが、自覚しているしていないに関わらずあるかもしれないということです。

「神聖なもので大事な相手、だからこそ、汚したくない」

まさか、こんな背景があるなんて、「男はみんなセックスしたいものでしょ!」レベルの理解だったなら衝撃的な事実ですよね?

というように、夫婦にとって当たり前と思われがちなセックスも、意外な理由で遠ざかっているという事例が知識をつけていくといろいろ見えてきます。

あなた自信が、セックスに対して、苦手意識や嫌悪、不満足を抱えている場合も同じです。

・自分が快感を覚えることを許せていますか?
・自分で自分を高めることはできていますか?
・自分が気持ちいいと感じるポイントを知っていますか?

自分でも自分のことを知らないまま、すべてを相手に押し付けているとしたら...

「さて、何から始めますか?」

「あなたが持ってる抑圧や固定概念を一回とっぱらって、心も体もフル導引して、自分で自分を気持ち良くするオナニーからはじめましょうか?」

みたいな話になることもあります。

パートナーのリラックスや安心、有能感の源泉が、もしも、あなたの「笑顔」や「喜び」などの、リアクションにあったとしたら…

極端な話ですが、これだけでセックスレスは解消し、解消するどころか求められる妻になったりすることもあります。

以上がセックスそのものに対する知識の話です。

もっとお話しできることはあるのですが、書ききれないので、心理面や関わり方のスタンスを中心に解説しました。

体のことや感覚のこと、さらに心も含めた「感度をあげる」話は、またどこかでしようと思います。

だいぶ長くお話ししてきましたが、いよいよ次で最後です。

ここから5つめ、2人の関係構築に関わるお話しをします。


⑤セックスとは形を変えながら2人で作り上げていくもの


セックスレスの問題は2人の問題であると認識する。

この大切さについては、被害者ポジションを手放すのパートでお話ししましたね!

覚えていますか?

これからする話は、その先のステージの話だと思ってください。

問題解決だけでなく、セックスの在り方についても2人で作り上げていくものです。

そして、ここでポイントになるのが「形を変えながら」作り上げていくものである。ということです。

・セックスってあなたにとって何でしたっけ?
・セックスによりあなたが満たしたいことって何でしたっけ?

最初に書き出してもらいましたね!

あなたが思う形があるように、相手にも思う形があるものです。

女性が満たしたいこと、男性が満たしたいことの違いについてはザックリ説明しましたのは覚えていますか?

・魅力の確認
・有能さの確認

そもそも違う可能性があるよと。

個人の問題に落とし込めばもっと違うものが出てくるでしょう

それぞれ胸に抱えている「べき」「なきゃ」だって、当然違うものです。

そして、自分に与えられたポジションを全うしようと生きています。

家事や育児、仕事、日常的なことから性に関することまで

パートナーはもしかすると、有能であるなら、女性を満たすべき(イカせること、気持ち良くさせること)という価値観のもと、思考をぐるぐるさせているかもしれません。

ですが、あなたがパートナーに求めていることって、そんなもんじゃないかもしれませんよね?

とにかく触れ合うだけでもいい、触れ合いたい、そう思っているだけなのに、相手が勝手にプレッシャーを抱えているなら、そこはすり合わせが必要かもしれません。

もし、パートナーがEDやイケないの問題にぶち当たり、無能感を感じている可能性があるなら…

「私は挿入のありなしや、イクイカないは関係ないよ」ということを伝えないといけないかもしれません。

もし、あなたたち夫婦が仲が良すぎるが故に距離が近づきすぎ、家族になってしまい、男にも女にもなれない状態になっているなら...

もしかするとあえて上手に距離とるってことも必要になってくるかもしれませんね!

マンネリだって当たり前に来ますよ?

来て当たり前のことだからこそ、2人で上手に刺激を入れることも大切です。

これから先の人生

人生100年時代と言われるほど、まだまだ長い時間を夫婦で過ごすことになります。

30代であれば、出産により体が変わることもあるでしょう

 40代になれば、更年期/中年期の様々な体の変化も出てきます

 50代以上になると、体の機能的な面で様々な変化が出てくるかもしれません

あなただけでなく、同様にパートナーの体にも変化が出てきます。

いずれ、機能的な問題で、カタチあるセックスをできなくなるときも来るでしょう。

常に変化をよぎなくされたとき、果たして2人とってのセックスとは、どういうものになっていくのでしょうか?

今、目の前にあるセックスレスの問題をきっかけに2人で模索する”きっかけ”にしてみませんか?

そのためにこのnoteが何かの役に立てば良いな。

そう思いながら、ここまで書いてきました。


追記:もしも2人の思いが重ならなかったら...


もし、突き詰めて考えて行った時に、あなた自身がパートナーに対する思いが実はないことに気づいたら...

すべてを手放した時、そういう考えに至ってもなんら不思議はありません。

また、相手側からの歩み寄りがあったとしても、それ以上、寄り添うことは難しい、みたいな状況にもなるかもしれません。

もし、そうなったら、それは離れるサインです。

離れるとなると、経済的な面で...こんな問題に直面することもあるでしょう。

それも、そうなったらそうなったで、それらを踏まえた上で、あなたはあなたの人生を創ればOKです。

生活は生活でなり立たせて、セックスは外で、そんな関係で成立している夫婦なんて表に出てきにくいだけでごまんといます。

先に、パートナーに開示するか、開示しないかもあなたの選択です。

リスクリターンの判断をするのもあなたです。

あなたが生きる人生、正解不正解はありません。

後悔なく最期を迎えられるように生きること、これは何よりも一番大切なことだと僕うのですが…

どう思いますか?


最後にもう一つ小話を...


今、目の前に残っている触れ合いは大切にする


今、まだ触れ合いが残っているなら、その触れ合いは、ぜひ大切にして欲しいです。

手を触れるだけでも、キスをするだけでも、ハグをするだけでも...

目を合わせるだけでも...

体の機能的な面でも、心の面でも触れ合いによって得られる幸福感は生きる上で非常に大きなものです。

ハグをするだけでも、脳は幸せホルモンをたくさん分泌します。

「触れたいけど、嫌がられるかも...断られたらどうしよう...」そう思うなら触れてください。

嫌がらなければOKの合図です。

嫌がったとしても「くっついてたいんだけどダメ?」まごまごしてたら間髪いれずに「ありがとう」って言えばいいです。

触れ合いは、セックスレス=コミュニケーションレスに発展させないためのストッパーになります。

年を重ねれば重ねるほど触れ合いの重要度は増していくものです。

僕は、幸いなことに病院のリハビリ室で勤務していたこともあり「触れ合うこと」「感じること」の重要性について、たくさん考える機会をいただいてきました。

「先生に触ってもらうと元気が出る」

「先生にマッサージ(施術)してもらったら心も元気になる」

「元気をわけて」と言われた時には、手を握ってぎゅーっとする、そんなことも良くしていました。

パートナーに先立たれた方、そんな方ともたくさん出会ってきました。

果たして、あと何日、触れ合う機会があるでしょうか?

明日、生きている保証なんてありません。

今日がさいごになる可能性だってあります。

仮にカタチあるセックスをできるのが60歳までとして、あと何回チャンスがありますか?

月1回なら?週1回なら?

意外と少ないですよね?

だからこそ...

今、目の前にある触れ合いは、大事にして欲しいと思います!

(ここまで読んでいただいたあなたへの僕からのお願い)


最後に:これからセックスレスの問題に立ち向かうあなたへ


お互いに勇気を出して自分の本音を表に出して、表現することが必要なときは必ずやってきます。

その時に、被害者ポジションをおりて、「べき」や「なきゃ」を乗り越えて、同じ方向を向いて話ができるか?というのは非常に重要になってきます。

そして、最初にアクションできるのは、この問題の本質に気づくことができた側です。

そうです、この記事を今まさに読んでいるあなたです。

ここまでこのnoteを読んでみて、何か糸口は見つかりましたでしょうか?

セックスレスの問題は、様々な問題が複雑に絡んでいることもあるからこそ、すぐにパッと解決方法が浮かぶなんてことはないかもしれません。

このnoteだって1回読んだだけで、すべてが腹落ちするなんてこともありません。

セックスレスの問題にぶち当たってから長い年月がたっているなら、より複雑になっていることでしょう。

ですが、気づいた点からでも変えていくことをすれば、絡まったものは徐々にほどけていきます。

・命は有限
・時間も有限
・すべては有難きこと

どれだけ早く行動に移せるかは限りある人生だからこそ、大切なことです。

もし、どこかから手をつければいいかわからない、そんな時は、ご相談ください。

相談は匿名で参加できるLINEのオープンチャットで受け付けています。

→【匿名参加可】LINEオープンチャットはこちら

また、このnoteを読んだ感想もお待ちしています!

noteを読んで得た気づきであったり、見つけた課題であったり、そんなものを感想で送ることで、ぜひ記録として残してみてください。

こんな話をもっと聞きたい!というご意見をいただければ、また執筆していきます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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また、どこかでお会いしたときに、直接ありがとうの言葉でお礼させていただきますね!

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