《読書日記》【贖罪】湊かなえ
《あらすじ》
〝空気だけは綺麗な、何もない街〟で突然起きた、少女殺害事件。犯人の顔を見ていたのは、一緒に遊んでいた4人の少女たちだけ。しかし、皆が口をそろえて〝顔を覚えていない〟と言う。被害者の少女の母は4人を集めてこう言い放つ。〝あなたたちを絶対許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい。〟事件後の4人それぞれの行動と気持ちが織りなす、恐ろしい事件の全貌。殺害された少女だけを取り残し、事件の呪いを背負って成長した4人が紡いだ