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友達のうた

小学生の頃の友達って、勢いだけというか、

お互い簡単に裏切るし、悪口を言って、

友達というより、あてがわれただけ、

といった感じで、

いまいち、相手を信じられなかったし、

それ以前の問題、という感じがしていた。


中学生になって、男子は果てなくバカになり

携帯だのなんだのの台頭で、

人間関係が、複雑でシビアなものになった。

そんな中での友達といえば、

ただの付き合い、ご機嫌とり、顔色伺いで、

思い出すと、嫌なことしかなかった。


高校生になって、少しは落ち着いてくるけど

その頃は、もう友達はいいやと思っていた。

友達にも、人付き合いにも、なんにも、

興味をなくしていたのだった。


で、それがずっと続いている。


僕は27歳、アラサーだけど、

友達が欲しくなったことが全くなくて、

それ以前に、人を信じなくなった気がする。

人間関係は、礼儀だ作法だを頼りにしないと

簡単に崩れる、そんな脆いものだ。

そんなのを友達なんて曖昧なくくりにして、

弄んだり、調子に乗ったり、ふざけたり、

そんなことしたくないのだ、絶対。

ナイーブな思い込みかもしれないけど、

でもそうなのだ、僕は。

友達なんて欲しくないのだ、本当に。

友達がいる人は、折り合いがついてる人だ。

でも僕は、意地なのだ。

このナイーブを忘れたくないのだ。

なぜなら、過去の自分によって敷かれてる、

この、未来へのレールには乗りたくないし、

悪い自分のまま、逃げてやるつもりなのだ。

ネガティブな、嫌な自分で。

一人きりのまま、

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