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協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

リモートワークをしながら、オンラインで状況共有したり、アイデアを出し合ったり。オンライン会議がだんだん当たり前になってきた方も多いのではないでしょうか。さて、今回は、そんなオンラインの会議で大活躍するワークシート集をご紹介します。

オンライン会議をうまく進めるコツは、視覚的に考えること

オンライン会議をしているとき、
・今、何について話している?
・これから、何を考えていく?
・この議論はなんのためにしている?
と不安になることはありませんか。

ZoomやTeamsなどで会議するときには「相手に伝える」ことを重視するあまり、活動の全体像が見えなくなってしまう傾向があります。

そんなときには、活動の全体像が見えるワークシートを活用する方法が役立ちます。

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miroMuralといった、共同編集型のオンラインホワイトボードを工夫したワークショップが増えているのも、そういった理由があるからでしょう。しかし、アプリケーションがあるだけでは、会議はうまくいきません。

全体像が見え、効果的に話し合いができるための仕組みが必要です。

そんなときこそ、視覚的なフレームワークがとても効果的です。

視覚的に考えるフレームワークがあればこんなことができる!
● 考える内容の全体像がわかる
● 効率的に論点を切り替えられる
● 抜けていた視点がわかる
● 全体像をとらえながら戦略的に議論できる
● 離れている仲間とも同じ目的意識をもって前進できる

実際、効率的になるだけなく、議論の質がぐ〜んと向上します。


創造的活動で役立つワークシート集、できた!

そんな便利なフレームワークを多くの方にも使っていただけるように。どなたでも利用できるワークシート集のサイトを独自開発しました。

その名も「デザインのしたじき」。

誰かと何かものを創りたいとき。考えたいとき。その下敷きとして活用してもらうためのワークシートが満載のWebサイトです。

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ワークシートがDLできるWebサイト「デザインのしたじき

このサイトには、創造的なプロセスを進める中で役立つワークシートを詰め込みました。リサーチしたり、アイデアを出したり、プロトタイピングしたり、デザインに役立つものばかり。(2021年8月段階で、25シート程度掲載)どなたでも、気軽にダウンロードできます。

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仕事でつかえるメソッドが見つかるかも

これらのワークシートは、グラグリッドが10年にわたる数々のクリエイティブプロジェクトの第一線で、実践的に活用されてきたシンキングメソッドやワークショップツールたちです。

例えば、コンセプトシート。デザインのしたじきには、コンセプトをまとめるシートも複数搭載されています。サービスデザインのコンセプトワークで必要な、ターゲットと提供価値を明確にするシンプルな構造は、どんなドメインのサービスや事業創出の現場でも活用できます。

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例えば、カスタマージャーニーマップを検討するための体験スケッチボード。顧客視点で体験を整理するときにも、顧客視点であたらしいサービス体験を創出するときにも、書きながら考えることができます。

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(カスタマージャーニーマップを美しくまとめる時のために、別途、Illustratorのテンプレートも用意されています。)

検索できるから、トライできる

たくさんのワークシートを効果的に選んでいくために、検索機能も充実しています。考えていく工程(When)、対象(What)、共創相手(Who)、それぞれに対してチェックボックス式でツールを検索することが可能です。

When:デザインのどの工程で使うのか(リサーチ/アイデア発想/プロトタイピング/実装/チームづくり)
What:デザインするものは何なのか(見た目の印象/コンセプト/エクスペリエンス。プロダクト/組織やチーム/ビジョン)
Who:誰と一緒に使うのか(デザイナーやリサーチャーが利用/プロジェクト関係者で協創/ユーザーやカスタマーと協創)

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使い方は簡単

使ってみたいワークシート(したじき)が見つかったら、「登録してダウンロード」ボタンから、メールを登録します。一度登録したら、その後はいつでもダウンロード可能です。

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視覚的な会議をしよう!

わたしたちは、ワークシートを画面共有しながら、オンライン会議で活用しています。

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miroにワークシートを貼り付け
オンライン会議でプロジェクトの概要をまとめている様子

視覚的な会議は、先に述べたように、効率的・効果的に議論を進めることに役立ちます。しかしそれ以上に、安心してオンラインの議論に参加する場をつくり、主体的に参加する姿勢をもたらしてくれます。

みんなでデザインするための下敷き

「デザインのしたじき」は、みんなで考えていくための下敷き、考える下地という意味で命名しました。
これから、多様な方たちとの協創が進むにつれ、価値観の違う人、考え方の違う人と一緒に議論をする場が増えていくでしょう。そんなときにこそ、1つのものを見て、その下地の上に、有意義な議論が展開されていくことを願っています。

さあ、みんなでデザインしよう!





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