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【業務委託/プロフィール】 O社のエピソードをお話しします①

アウトソーシングのウェブサイトでは、日本で五本の指に入るほどの規模を誇っている、O社。

仕事を発注する1案件に、何百人もの応募者が殺到することすらあります。

ライバルは多数。応募し疲れてしまう前に、『傾向と対策』を読んでみてください。

たとえ、大勢の中で1件の仕事を受注出来なくても、1件の仕事を発注して、多数の応募者を獲得する方になら、あなたも成れると、最初に伝えておきます!


O社とは


O社は、いわゆる『クラウドソーシング』の大手です。

インターネット上に、仕事受発注のポータルサイトを開設していて、iPhone・Androidアプリでも同じサイトを共有できます。

プロジェクト方式、タスク方式、コンペ方式と、取り揃えています。

プロジェクト方式
『クライアント』が、ポータル上で見積もり(提案)を募集して、応募のあった見積もりの中から提案を選んで、プロジェクト単位の仕事を進める方式のこと。

ランサーズ(Lancers)

タスク方式
『ワーカー』(作業者)の選定をすることなく、『クライアント』(依頼者)が、マッチングサイトのポータル上で、作業を指定し、納品から報酬支払いまでを行う形式のこと。

クラウドワークス(Crowdworks)

コンペ方式
コンペ=コンペティションの略語で、『クライアント』の依頼に対して、直接、作品を募集する方式。マッチングサイトでは、ポータル上で、応募作品の提案者に報酬を支払い、その対価として提案を買い取ります。

ランサーズ(Lancers)


O社の場合は、以上3種類のそれぞれ中でも、日本語が分かれば参加可能な、強いて言えば専門的な業務案件よりも敷居の低い、公募ものの募集案件が多くなります。

名前募集、ネーミングのコンペ等など、雑誌『懸賞生活』のような、懸賞メディアの各種公募を思わせる題材が、リスト一覧に表示されます。

ここでは例として、応募の多い順に案件を並び替えれば、上位3つは、1660件、750件、650件もの応募者が『殺到』とも呼べる状態で集まっている案件が見られます。

登録者の大勢が、他の応募や、仕事の合間にと、コツコツ応募していることかと思いますが、いかにも向いていると言えます。

他にも、O社で有名なのですが、『タスク』と呼ばれる、オンラインで実施する細かい作業があります。

『タスク』は、アンケート回答や、リンク作成、情報投稿等の仕事です。1件5円、10円と少額ですが、各種『お小遣いサイト』のような、専門知識を持たない人でも、コツコツ取り組めるタイプの仕事です。

『プロフィール見出し決戦』


日本のアウトソーシングサイトで、c社、その他にも、外国の英語サイトに、仮にa社という、クラウドソーシングの大手があります。

いずれも受注のために、プロフィールに記載する経歴が重要視されることは、O社同様に、似ていると思う点です。

話をO社に戻して、『プロフィール』の内容は、それぞれ以下のようになります。O社以外のクラウドソーシングサイトでも、概ね同様のプロフィール内容を登録するシステムが存在しています。

『資格』
資格取得を、資格1件ごとに登録する。

『スキル』
学歴や資格試験の取得歴では無い、何がどのようなことが出来るかという、技術名を、リスト一覧から選択する。

『業種』『カテゴリー』
所属に近いものを、リスト一覧から選択する。

『ビジネス経歴』
プロジェクト参加経験について、プロジェクト1件ごとに、記述と関連資料を投稿する。

『ポートフォリオ』
アート・プロダクト等のコンテンツ制作経験について、プロジェクト1件ごとに、記述と関連資料を投稿する。

プロフィールの各項目を、多数応募者の中から、発注者それぞれの目に留まるように整える。

その上で、
ニュースに言うヘッドラインのようにして、登録者自身を表す簡単なキャッチフレーズと、自己紹介文を登録します。

これらは、他の多数の案件応募者たちと区別して、登録者自身を引き立てるために必要です。

O社では、これら、キャッチフレーズと、短く端的な自己紹介文の2点だけで、発注獲得の決め手を得ていることが言えます。

なぜなら、O社では、多くて1千件以上、少なくとも数件と、どの募集も、応募数を計上しています。

例えば、募集期間内に、応募数0件という案件は、はっきりと何か『訳アリ』の怪しい案件と、理解可能な程です。

さらに、応募者と名の付く側にも、見る人見る人、経歴の物凄い人ばかりなので、誰しもと、日本の労働市場の苛烈さを認識出来てしまいます。

私は、O社で受注・発注と、どちらも経験したことがありますが、さすがに引いてしまいます。

『□□歴30年!』

『◯◯大学△△学科卒業、必須△△資格取得!』

『◇◇スペシャリストとして、外国でも活躍中!』

O社には、『アナログ』の実社会で経験を積んでいる方が多いように思います。

登録する自分自身の技術が、『プロフェッショナル』と呼べるようになってから、または、学歴職歴を『盾』にして、登録すべきサイトと言えます!

仕事案件の内容は?


O社の求人情報に多いのは、ライター、クリエイター、そして、委託契約・雇用契約となる両方のエンジニアです。

最初に挙げた、名前やキャッチフレーズ等の募集も多いです。モニターや、アンケート回答、リンク作成などのタスク作業も数多いです。

タスク形式を始めとして、労働の対価と言える報酬金額は、ほぼ貰えていないに等しい案件も見られていますので、留意が必要となります。

ある案件の求人情報では、ブログライターを募集する案件で、試用期間・研修期間を兼ねる様子で、1記事辺り報酬を1,000円で募っています。

期間を定めているそれだけでは済まされないので、出来上がったブログ記事の良し悪しに構われずに、金額を決めていることでしょう。

先ほどのような、ブロガー募集案件は、登録者名の似たようなもので、複数掲載されています。応募者数は0件である所も、何回も見掛けています。実に恐ろしい事です。

まとめ


さて、受発注のいずれにしても、あまり労力にしか感じられなくなったのでは、ありませんか? 笑

O社のようなアウトソーシングサイトでは、登録のあらかじめ経歴ある人の方が、再三と受注している様子を、度々見掛けています。

経験の浅い人に取っては、私も含めて、勉強のし所も判りづらい、難しいサイトに見えてきて、悔しい思いをしているではないでしょうか。

しかし、これは、1つ共通のプラットフォームで、日本全国から多数応募者が集中していることに起因します。

発注する側に成らなくもありませんが、O社の代わりにと、私は、I社掲載の求人情報で、『b社』を見付けて、L社と掛け持ちしています。

それから、下の記事にも少し書いていることですが、形式の異なるクラウドソーシングサイトを利用する方法が、残されています。

O社のような大手や、老舗のc社、そして、私が契約している(過去に契約していた)I社、L社、b社とは、受発注形式が異なります。

自分自身のスキル技術とアピールポイントとを省みて、自分に合ったアウトソーシングサイトを選び、受発注につながりやすい環境を整えて、仕事を進めましょう!

興味があれば、下の記事も読んでみてね。


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