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【業務委託/翻訳】 I社のエピソードをお話しします①

翻訳を中心に、様々なライティング業務の求人情報を掲載する、I社のポータルサイト。

2023年、空前絶後の様相です。


I社とは


I社では、2020年6月以降、ポータルサイトの掲載プロジェクト(または、求人情報)に携わっています。

『アウトソーシング』(外部委託)の、マッチングサービスを提供するウェブサイトですが、iPhoneやその他のスマホで利用できるようなアプリはありません。

ウェブサイトでは、他の同様のウェブサイトよろしく、プロジェクト方式を採用し、ポータルサイトには、タスクを介するプロジェクトサイトを有しています。

また、他のプロジェクト方式サイトの機能に加えて、主だった違いでは、ポータルから、翻訳ライティング案件のタスクを投稿することが可能です。

業務形態は委託ですから、年齢制限はどこにも書いてありません。

プロジェクト参加メンバーは、私で見ている限りでは、年配の人と見られる写真のアイコンを使うベテランも、何人も見掛けています。

年を取ってからでも、『磨かれる』仕事がしたい。

そう口をついて出るのは、ブログを書く私自身、

「自分自身が、磨かれた、洗練された!」

と言える業務が、I社でもあったためです。

また、これまでにも、そう実感できるほどの技術に出合えることが何回かあったため、I社は、そのうちの一つです。

翻訳業は、興味のある人に取っては、在宅でもリモートでも働ける、魅惑の仕事と言えるでしょう。

2023年いま


毎年、I社ポータルに掲載される、最も大きなプロジェクト、2023年今年は、参加出来ていないものの、

以下のように、依頼見送り(または、不採用)を通知する、丁寧なメッセージが届いています。

・・・
本件については人数の都合上ご依頼を見送らせていただくこととなりました。

ご連絡までお時間を頂戴したにも関わらず、このようなご連絡となり誠に申し訳ございません。

もし、プロジェクトでの増員が必要になった場合にはお声がけさせていただく可能性がございますので、
・・・

2020年当初から


I社では、PEプロジェクトの他には、YouTubeの音声書き起こし+日本語訳、英文レターの翻訳等をしていたことがあります。

今回に取り上げているプロジェクトは、I社ポータル上で、2018年から毎年開設されています。主催会社は、仮にx社とします。

2020年、応募者500名強の所、トライアル試験の後、メンバー(人数として、100名以上参加していると思います)として、修正無く、プロジェクト完了まで加わりました。

2021年、応募者600名を超え、昨年の参加実績によるトライアル試験免除の後、メンバー(人数として、100名以上参加していると思います)に加わり、特別な修正は入らずに、プロジェクト完了まで参加。

2022年には、プロジェクトが、翻訳対象になる文書のジャンルごとに分かれたため、さらに、大学等分野専攻者向けにトライアルテストの設問が準備されていたために、過去における専攻の関係から、応募を見合わせました。

3691!


そして何と、今年、その応募数は、3691件を記録しています。

毎年、参加と作業の条件を少しずつ変えて、開催されて来た、同プロジェクト。

今年は、300名程の枠に、10倍以上もの応募者が付いていきます。

昨年度は、2・3個にプロジェクトが分かれていたために、応募者は、両方合わせて2千超位。。としか、記憶していませんが、

今年は、未だ募集中の時点で、この数字は、まさしく驚異的です。経験豊富なメンバーが、続々と参入し、十二分に増えていると言えるでしょう。

他のアウトソーシングサイト、例えばl社を引き合いに出して言うなら、同じような、

『プロフィール見出し決戦』へ。

それは、プロジェクトの即時性による、人材採用の過多によること。

1案件辺り応募数、高騰。

しかし、インターネットでの委託であることを見積もり、報酬は控えめであること。

そして、今回の応募数に叶うものは無い様子です。

それから。。

コロナ禍で、通訳・翻訳サービスの会社単位から、少なからず整理・倒産してしまっていることは、ご存知でしょうか。

国際的なカンファレンスや、展示会、シンポジウムの相次ぐ中止がその要因です。

しかし、一般的な翻訳グループサイトでは、仕事を得る手前に、登録料、会費まで必要になってきます。

登録料+諸手数料まで掛かるようでは、手取りだけ考えれば、赤字になってしまう可能性すらもあります。

もはや、自分自身の『経験値』そして『業務経歴』にしか成らないことを、覚悟する段階に来ているかもしれないと、懸念します。

手数料その他


I社は、本人確認を実施する日本国内ユーザーを想定して、源泉徴収ありを基本としています。

ある支払い期間の、推移を見てみましょう。

■ タスク数 1,100個

◆ マイページへの報酬支払い時 38,500円

 ・ システム利用手数料の徴収時 4,235円 
 (手数料10%: 3,850円, 消費税: 385円) 

 ・ 銀行口座出金時(源泉徴収) 3,498円

その結果、手取り、30,767円

システム手数料の、その消費税の、源泉徴収の、と引かれる様には、『お粗末様!』と言いたくもなります。

1,100パッセージの全ては、涙の出るような、難しい英文ばかりだったのに。。

なお、その後の手取りは、プロジェクトから月一度などの支払い後、I社に対して、月末締めで出金を希望してから、翌月の10日振込。振込手数料は、プロジェクト参加者の負担です。

『翻訳者』に対する評価は?


コロナ禍の中で、派遣の仕事の合間に、ある会合に参加したことがあります。

そこでは、名刺交換を済ませていますが、名乗り上で「無職」になるのが何なので、「翻訳者」と名乗るようにしている所、

ある一人の、おせっかいなミドルエイジの男性からは、

「翻訳なんかで、生活が出来るはずは、無いでしょう。」と、

周りに聞こえるような大声で、何回も繰り返します。

電波キャラで無くても、他人の意図や気持ちのわからない人が、何食わぬ顔をして、人の評価を下げたがるのは、困ったことです。

それから、その男性は、個人的な商談を試みていましたが、それには乗らずに、どうにかしてやり過ごします。

その男性は、東京23区内に、家庭と、自営業とを持って、暮らしを立てているそうです。

もう一つ、紹介したいエピソードとしては、以下があります。

ある翻訳プロジェクト参加時に、つい、公開されている、他の参加者の翻訳タスク文面を見てしまったのですが、ひどいもので。。

「ひらがな、カタカナに直したヨー」

「語尾の修辞に気を遣ったヨー」

「もう出来たヨー」

等など。。!

翻訳タスクを投稿するメンバーには、英語以外の外国語翻訳者として、I社に登録する担当勢までもが見受けられまして、早い話が、何と、インチキ放題だったのです。。。

もちろん、プロジェクト管理者の方で、提出の不正をするユーザーは、違反者として参加解除しています。

まとめ - Next Step!


2020-2021年の、I社ポータルを利用して展開された業務では、タスクの1件1件が、本当に難しく厳しく、重たくすら感じられ、まるで、翻訳のボディービルディングを学び取る気持ちでした。

でも、その分だけあって、すごく洗練されました。

自分自身の、翻訳スキルが倍増するかのような業務、コロナ禍であっても、不遇の中の好機と呼べたと思います。

2023年の状況を鑑みるに、I社での書き入れ時は、既に去ってしまった、と思い込みたい所です。

他のアウトソーシングサイトの動向と言えば、まず、c1、l 辺りでは、似たような、応募者数の高騰状態にあると言えるでしょう。

c2、それからl のパッケージを、翻訳業務に関連するコンテンツとして『開発』して、個人のサービスを提供することに加えて、さらには、独自に収入が獲られることを、目指しています。


以下は、アウトソーシングサイトの紹介記事です。

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