Bボクでき

#0【CMソングコラム:もうひとつのJ-POPたち】CMソングを口ずさみながら

ある朝、🎶なんだし、なんだし、AGC 🎵と大きな声で歌いながら、小学生軍団が登校していた。                                                                                                      そうか、まだまだ、昭和の頃のように、みんな、歌うんだ。真似するんだ。やっぱり、みんなの体のどこかに、ココロの中に染み込んでいくものなんだ。改めて、コミュニケーションにおける音楽の力に気づかされました。そんなことがきっかけで平成の世を賑やかした名CMソングにフォーカスし、不定期で書き始めます。

CMソングは、世につれ

さて、突然ですが、
もし、あなたの好きな、もしくは記憶に残っているCMは?
と尋ねられたら、何を思い浮かべますか。

もちろん、年代により、異なることでしょう。

例えば、カラーテレビも普及し、テレビCMが元気になってきた1960年代から1970年代前半。この時代に青春を過ごされた方、俗に言う「団塊の世代」の方々でしたら、「イエイ、イエイ」とか「ぱっぱふみふみ」とか、「のんびり行こうよ」「大きいことはいいことだ」「モーレツからビューティフルへ」とか、キーワードを聞くだけで、ピンとくる人は多いのではないでしょうか。(noteを読まれる方にはいない世代かも)

さらに、1970年代後半から1980年代前半をハイテーンから20代を過ごした人なら、「クイントリックス」「ピッカピカの一年生」とか「いい日、旅たち」「時間よ、止まれ」、化粧品会社の各種CMなど。歌謡界では、新御三家とか、中三トリオとか、キャンディーズからピンクレディーへ、そして、松田聖子以降、花の1982年組(キョンキョン、中森明菜、早見優、堀ちえみ、シブがき隊など)なんかが活躍していた時代。J-POPの源流も、フォークソングと呼ばれた時代から”ニューミュージック”と言われる時代へ移り、ユーミンやサザンなんかがデビューした時期でもあります。

そして、1980年代中期のバブル期から崩壊を迎えた1990年前後を走り抜けていた人だと「I feel Coke」 や「24時間、働けますか」、「きっと君は来ない」「職業選択の自由、はははん」とか「ポリンキー、ポリンキー」「ハングリー!」などなど。思い出しましたか?その後、平成時代においても多くのCM音楽/CMソングを耳にされたことと思います。

CMは音楽とともに

さて、CMソングやCM音楽といわれるものの中には、CM用に制作されたオリジナル曲のほか、クラシックや昔のポピュラー音楽、童謡など、既存の曲やそのアレンジ(替え歌など)も含まれます。また、人気アーチストによるリリース前のオリジナル楽曲とタイアップする形もあり、レコード会社(レーベル)視点で見ますと、J-POPなどのヒット曲と親密なマーケティング関係ができたケースも多数ありました。

この平成の30年間においても、みなさんの何らかの思い出や体験とともにカラダに染み込んでいるCMが多数あることと思います。
そのCMの多くは、映像美やストーリー、キャッチフレーズ、ギャグの巧妙なアイデアもさることながら、CMソングだったり、キャッチフレーズや商品名を音楽に乗せるジングル(サウンドロゴ)だったり、ついつい口ずさみたくなるようないい音楽とともにあったように思います。映画やテレビドラマもそうですが、記憶に残る映画やテレビドラマには、大概、印象的な音楽が付いていたように思うのはボクだけでしょうか。

そこで、1953年の民放テレビ開局とともに始まったテレビCMの挑戦。

昭和から平成までの期間、親しまれ、日本経済を後押ししてきた数々のテレビCM。その中でも「もうひとつのJ-POP」と言っても過言ではないCM音楽やCMソングにフォーカスし、時代の空気やエピソードとともにお届けする不定期連載コラムです。勝手にはじめます。

今後とも、どうぞ、お楽しみに。

#0【不定期連載】僕らの何%かは、CMソングでできている

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