男塾法律相談100選㉕
貸したお金も使い切っている
いま何をすべきか
何をすべきでないか
交際している女性が昔の借金で困っているといわれると、好きな人が困っているのであれば、もちろん近い将来いずれ結婚するならという気持ちで200万円程度貸してしまうことはよく聞く相談ではあります。いったん貸したお金をとにかく催促しても、相手は返せない状態にあるから借りたのです。いったん冷静に、催促を続けるのはやめましょう。
それでも、その後も、親の車のローンがあるとか、友人に借りていたお金を精算したいと言われて、貯金もあったので、ずるずると合計500万円ほど貸してしまうと、金額が膨れ上がっていることもわかります。そこで焦って、夜の仕事があるんだから返せ、など、相手を不安にさせることは控えるべきでしょう。
何をするべきか
彼女も、夜の仕事はしており収入はあるので、お金溜まったら返してねと、と口約束で借用書は取り交わしていないところから、事実はその当事者の間でどうだったのか、どんなお金の動きがどんな理由で、いつどこで行われたのかがわからないわけです。実際、最近、彼女が他の男と親しくしているので、早くお金を返してほしい迫ってしまったことはあるかもしれませんが、執拗な最速ではなく、まずは事実の確認をはじめましょう。いつ、どんな理由でいくら渡ったのかを確認するのです。そのうえで、相手にも無理がないように、どのくらいの頻度でどの程度、お金を返していってくれるのか、どの程度の金額で返してもらうのか、これをしっかり話し合ってみるのがよいのではないでしょうか。
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