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男塾法律相談100選 ㉔ 

彼女が妊娠した 

同棲していた彼女が、妊娠しました。私は、まだ結婚する気はないのですが、彼女は絶対産むと言い続けて、話し合っているうちに、堕胎できる時期が過ぎてしまいました。彼女は、一人でも産んで育てるが、きちんと認知して、子供が20歳になるまでは養育費を払ってほしいと、私だけでなく、私の親にも要求しています。認知したら、私が他の女性と結婚しても、その子の養育費を一生払うのでしょうか。

ある日の相談より抜粋

今何をするべきか
 
同棲していた彼女が、妊娠したことが発覚してしまうと、まずは戸惑ってしまうでしょう。しかし、真意はまだ結婚する気がないのであれば、なおさら焦ってしまうのではないでしょうか。あなたの気持ちが出産をしない気持ちにあることを、伝え続けたり、感情的な話し合いを続けてしまうことはどうしてもお勧めできません。そうではなくて、お子さんにとって幸せは何か、あなたにとって幸せは何か、彼女にとって幸せは何か、しっかり考えていくことではないでしょうか。

何をすべきではないか
彼女は絶対産むと言い続けています。それでも話し合っているうちに、堕胎できる時期が過ぎてしまった以上は、子は出生してきます。子供が生まれてくるのです。
彼女の決意は固いようですから、一人でも産んで育てるが、きちんと認知して、子供が20歳になるまでは養育費を払ってほしいとお願いするということは、しっかりされていると思います。ここで、もう堕胎できる期間を過ぎているのに『どうしてこんなことになったんだ』とか『話と違う』など、返ることができない事実を憂うことはやめ、今後の二人の関わり合い方について話し合いを続けましょう。もちろん、あなただけでなく、親御さんにも要求する行為に関しては控えてくださいと指摘するのは問題ありませんが、話し合いを続けるのによいのであれば、受け入れるのも一つかもしれません。ただ、認知した場合には、私が他の女性と結婚して金額に変動が生じた場合であったとしても、その子の養育費に関しては支払う必要が生じてきます。ただし一生というわけではありません。


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