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不倫してお金を貸した人を探しあてたら死亡していた@金貸した-21

4年前に不倫相手に20万円お金を貸しました。
借用書も作成して、返してくれるものと思っていたら、返済期日前に突然失踪してしまい、以前不倫をしていた時にもそういうことがあったので、お互いもういいかなとおもっていたし、切られたと思ってまぁいいかと思っていました。連絡がつかなくなっていましたが、最近、共通の友人から、お金を貸した友人の話になり、居場所がわかったので、連絡したところ、家族が出てきて、昨年亡くなっていることがわかりました
本人としか借用書を取り交わしていないですし、亡くなることも想定していなかったので、保証人についても記載していませんでした。これは、泣き寝入りするしかないでしょうか。

 驚かれたことでしょう。

    ただ、弁護士をしていると、こういった事例は意外と多く耳にすることがあります。突然の失踪はそう多くはないのですが、不貞関係にあると連絡が取れなくなることはよくあります。

    だからといって、その原因が死亡であること、そのために連絡を取ろうにも取れなくなっていたことは生じるのです。

    ここでは、相続が問題となりますが、問題は、相続人が多いと、貸金返還債務の相手方がどんどん増えていくこと、金額がどんどん縮減されて行ってしまうことなのです。

    さらに配偶者にも返還債務が承継されますので、不倫の証拠にも使われかねません。

    たとえば、配偶者と子が2人いる場合、配偶者は10万円、子は5万円ずつ債務を承継します。子が未成年であれば、事実上配偶者が親権に基づいて財産管理をするので、10万円部分も配偶者が債務返還するのか、判断していくことになります。

 これは、とても困った。貸金と不倫。人間関係とお金の問題がトラブルの本質だと思っている弁護士より。


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