男塾法律相談100選⑧
面会交流で、妻が子供に悪影響を及ぼす
今何をするべきか
今何をするべきか
妻が不倫をして、子供を置いて出て行ったとき、あなたはきっと困惑して、不安になって場合によっては感情のコントロールをせず、奥さんに当たり散らしてしまったかもしれません。むしろ、それが普通・自然とさえいえるかもしれません。みんな人間なので。
子育てに、男手だけで臨むのは時間のマネジメントや、祖父母の協力をあおぐなど、困難なことが多かったはずだと思います。まずは、それでも、面会交流を実現していること、それは称賛に値します。面会交流なんか絶対にさせたくない、汚らわしいのだと決めつけてしまう方は多く、私情を乗り越えて、面会交流させている姿は立派です。多くのケースとは異なり、面会交流にあたっては何もトラブルがないように見受けられます。
今何をすべきではないのか
とはいえ、今の悩み事、相談事は、月1回の妻と子供の面会交流時に、妻が子にご相談者様や親の悪口を吹き込んでいるとのことです。絶対にするべきではないことがあります。それは、そこで加勢しないこと。加勢して相手が不倫をしたことを持ち出したり、相手の悪い点をあげつらうことはやめてください。困惑するのはお子さんです。意識して悪口の応酬はやめないと、止まりません。次のステップとして、こんな面会交流を行うなら、もうやめたいと思ったとしても、一応、続けてみてください。
できれば、日程調整などで連絡を取った時、正直に、お子さんが困ってしまうからそういうことはやめませんか、と持ち掛けてみてください。欧州をしてしまっていると、『そっちだって』『あなただって』と続いてしまいます。そうならないように。自分は悪口を言っていないのですから、堂々と、子を混乱させることは控えましょう。自分も意識しています、と指摘できるようにしておく。この素地を作ることが重要です。
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