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【渋沢栄一 心のことば】口は禍福の門

NHKで放送中の大河ドラマ「晴天を衝
け」は、渋谷栄一の人生ストーリーです。
2024年から新1万円札に登場予定。

渋沢栄一は、明治・大正の大実業家。
日本初の銀行を設立、約500社の会社
創設に関わりました。

私は、このドラマはあまり観ていませ
んが「日本人でいまこんなスケールの
人はいないな」と感じます。

(以下サライ.jpより抜粋引用してご紹介)

■「口は禍のもと」「沈黙は金」というけれど


「よかれと思って言ったけれど、
言わなければよかった」
「なぜ、あの人は失言ばかりす
るのか」
「黙っていればよかった」
とかく不用意な発言で、立場を失って
不利になったり、ものごとの潮目が変
わることがあります。
多くの場合、自分は「そんなつもりじ
ゃなかった」ということが大半です。


(女性蔑視発言した、森 元首相など)

最近は、個人的なSNSのつぶやきまで
が逐一とりあげられて、断罪されがち。
社会が変わってきて、「昔はよくて、
今は駄目な発言や言葉」が増えてきた。
日本において男性は寡黙であることが
美徳とされる文化があります。
「言わなくてもわかる」ことについて、
本当にわかっているかと確認すること
は、ほとんどしない。でも実はそこに、
誤解があるかもしれません。
今回ご紹介する
「渋沢栄一 心のことば」には、その答え
に通じる大きなヒントが隠されているよ
うな気がします。
自らおしゃべりであることを自負して
いた渋沢栄一の心得を見てみましょう。

■渋沢栄一の心を読み解く

「口は禍の門であるとともに福の門でもある」
、この言葉の意図するところは……
「口から出た言葉は禍を招くが、それと同じ
くらい、口から出る言葉によってしか、幸福
も招くことができない」ということ。
栄一は、「口舌は禍の門であるだろうが、
ただ禍の門ということを恐れて一切口を
閉じたら、その結果はどうであろう」
「もとより多弁は感心せぬが、無言もまた
珍重すべきではない」
「禍の方ばかり見ていては、消極的になり
すぎて、極端に解釈すればものをいうこと
ができないことになる」。
例えば、沈黙していてはわからなかったこと
が、少し口を開いたことで、人の困難を救う
ことができたこと、物事の調停をしたこと、
口にすることで様々な仕事を見出すことが
できた…など。
言葉を口にすることでこそ、得られる利益
があることを説いています。
栄一が生涯に約500の会社に関わり、約600の
社会公共事業に尽力できた背景には、栄一の
「言葉の力」があったのかもしれません。
揚げ足を取られようが、笑われようが、彼が
口にして言うことは、常に心に思うことと
一致していたようです。
さらに、栄一は次のような示唆に富んだ言葉
を伝えています。
「福の来るためには、多弁はあえて悪いと
は言われぬが、禍の起こるところに向かって
は言語を慎まねばならぬ。
※1)片言隻語といえども、決してこれを妄りに
せず、禍福の分かるる所を考えてするという
ことは、何人にとっても忘れてはならぬ心得
であろうと思う」
「禍福のわかるる所」を見極めるには、機運
や人を見る目を養うことが必要です。
それを意識するだけでも、自分の話し方、
発言する内容、相手の応答への対処などが、
少しずつ違ったものになっていきそうです。

(言葉の解釈は、編集部おける独自の解釈です。)


〜彼が口にして言うことは、つねに心に
思うことと一致していた〜

ここがポイントですね?
本音と建前だとか、男は黙って、とかこれ
ほぼ「死語」に近いと思う。
日本人が他の国から理解されずらい点の1つに、
「何を考えているか分かりにくい」がある。

生きていく上で「言葉」は本当に大切です、
※2)「諸刃の剣」でもあります。
説明不足、言葉足らずで誤解を招くと
物事がスムーズに運ばないばかりか、対立
まで引き起こしてしまいます。

いくつになっても、「言葉を学ぶ」ことは
一生涯必要なことかと思います。
(20代会社員の頃、後輩に仕事を教えて
いる時、言葉足らずでイジメと思われ周り
にも誤解されたり・・・。)


※1片言隻語(へんげんせきご)
わずかな言葉、ちょっとした短い言葉。

※2諸刃の剣(もろはのつるぎ)の意味
「非常に役に立つものだが、大きな被害を
与える危険性もある」

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