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「自国民は食べない」小麦を輸入している日本


怖い記事を見つけてしまいました。

前から気にはなっていましたが、具体的に
知ってしまうとさらに怖いです、、、。

(以下、東洋経済ONLINE抜粋して引用)


徹底した規制緩和で、食料関連の市場規
模はこの30年で1.5倍に膨らむ一方、食料
自給率は38%まで低下している。
世界的な人口増による食料需要の増大や
気候変動による生産量の減少で、食料価
格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、
日本は「食の安全保障」を確立できるのか。
『農業消滅』は、日本の農業が今どのよう
な危機にあるのかを伝えています。


■「自国民が食べないもの」が日本に送られている

アメリカの穀物農家は、日本に送る小麦
には、発がん性に加え、腸内細菌を殺して
しまうことで、さまざまな疾患を誘発する
懸念が指摘されているグリホサートを、雑
草ではなく麦に直接散布している
収穫時に雨に降られると小麦が発芽してし
まうので、先に除草剤で枯らせて収穫する
のだ。
枯らして収穫し、輸送するときには、日本
では収穫後の散布が禁止されている農薬イ
マザリルなどの防カビ剤を噴霧する。
「これはジャップが食べる分だからいいの
だ」とアメリカの穀物農家が言っていた、
との証言が、アメリカへ研修に行った日本
の農家の複数の方から得られている。

 グリホサートについては、日本の農家も
使っているではないかという批判もあろう。
だが、日本の農家はそれを雑草にかける。
 農家の皆さんが雑草にかけるときも慎重
にする必要はあるが、いま、問題なのは、
アメリカからの輸入穀物に残留したグリホ
サートを、日本人が世界で一番たくさん摂
取しているという現実である。
 しかも、アメリカで使用量が増えている
ので、日本人は小麦のグリホサートの摂取
限界値を6倍に緩めるよう要請され、日本
政府は2017年12月25日に、「クリスマス・
プレゼント」と称して緩めてしまったのだ。

日本人の命の基準値はアメリカの必要使用
量から計算されている
のであろうか・・。

農民連食品分析センターの検査によれば、
日本で売られているほとんどの食パンから
グリホサートが検出されているが、当然な
がら、国産や十勝産と書いてある食パンか
らは検出されていない。

■しょうゆからも検出

 また、大豆製品では、Rubio ほかがフィ
ラデルフィアで購入した醤油中のグリホサ
ート分析をし、検査した醤油の36パーセン
トで定量下限より多いグリホサートが検出
された。
有機醤油からグリホサートは検出されなか
った(渡部和男氏のメモ、2015)。
 日本国内の醤油についての検査も不可欠
と考えられる。
日本人の毛髪検査からの輸入穀物由来とみ
られるグリホサート検出率も高い
(28人中19
人に検出、検出率68パーセント)。
 世界的にはグリホサートへの消費者の懸
念が高まり、規制が強化されるなかで、
本は逆に規制を緩和しているので、日本で
の儲けに期待が高まることになる。
 2018年3月末に、消費者庁から「消費者
の遺伝子組み換え表示の厳格化を求める声
に対応した」として、GM(遺伝子組み換え)
食品の表示厳格化の方向性が示された。

 アメリカからは、日本に対してGM表示
を認めないとの圧力が強まると懸念され
ていたなかで、私はGM表示の厳格化を検
討するとの発表を聞いたときから、アメリ
カからの要請に逆行するような決定が本当
に可能なのか疑念を抱いていた。
 特にアメリカが問題視しているのは、
「遺伝子組み換えでない」(non-GM)とい
う任意表示についてである。
すなわち、「日本のGM食品に対する義務表
示は、対象品目が少なく、混入率も緩いか
ら、まあよい。
問題はnon-GM表示を認めていることだ」
と日本のGM研究の専門家の一人から聞い
ていたからなのだ。

 「GM食品は安全だと世界的にされている
のに、そのような表示を認めるとGMが安全
でないかのように消費者を誤認させるから
やめるべきだ。
続けるならばGMが安全でないという科学
的証拠を示せ」という主張であった。

■そもそも緩かった「遺伝子組み換え表示義務」

 日本のGM食品に関する表示義務は、
①混入率については、おもな原材料(重量
で上位3位、重量比5パーセント以上の成分
)についての5パーセント以上の混入に対し
て表示義務(注1)を課し、
②対象品目は、加工度の低い、生に近いも
の(注2)に限られ、加工度の高い(=組み換え
DNAが残存しない)油・醤油をはじめとする
多くの加工食品(注3)、また遺伝子組み換え
飼料による畜産物は除外とされている。

(注1):GM原材料が分別管理されていないと
みなし、「遺伝子組み換え不分別」とい
った表示が義務となる。
(注2):トウモロコシ、大豆、じゃがいも、
アルファルファ、パパイヤ、コーンスナッ
ク菓子、ポップコーン、コーンスターチ、
味噌、豆腐、豆乳、納豆、ポテトスナッ
ク菓子など。
(注3):サラダ油、植物油、マーガリン、ショ
ートニング、マヨネーズ、醤油、甘味料類
(コーンシロップ、液糖、異性化糖、果糖、
ブドウ糖、水飴、みりん風調味料など)、
コーンフレーク、醸造酢、醸造用
アルコール、デキストリン(粘着剤などに
使われる多糖類)など。

 これは、0.9パーセント以上の混入がある
すべての食品に、GM表示を義務付けている
EUに比べて、混入率、対象品目ともに極め
て緩い。
 これに対する厳格化として、決定された
内容を見て驚いたのは、①と②はまったく
そのままなのである。
 厳格化されたのは、「遺伝子組み換えで
ない」(non-GM)という任意表示についてだ
けで、現在は5パーセント未満の「意図せ
ざる混入」であれば、「遺伝子組み換え
でない」と表示できたのを、「不検出」
(実質的に0パーセント)の場合のみにしか
表示できないと、そこだけ厳格化したの
である(違反すると社名も公表される)。
 この表示義務の厳格化が、2023年4月か
ら施行されれば、表示義務の非対象食品
が非常に多いなかで、可能な限りnon-GM
の原材料を追求し、それを「遺伝子組み
換えでない」と表示して、消費者にnon-
GM食品を提供しようとしてきた、GMと
non-GMの分別管理の努力へのインセンティ
ブが削がれてしまう。
そして、小売店の店頭から、「遺伝子組み
換えでない」という表示の食品は、一掃さ
れる可能性が出てくるだろう。

例えば、豆腐の原材料欄には、「大豆(遺伝
子組み換えでない)」といった表示が多いが、
国産大豆を使っていれば、GMでないから、
今後も「遺伝子組み換えでない」と表示で
きそうに思うが、流通業者の多くは輸入大
豆も扱っているので、微量混入の可能性は
拭えない。
 実際、農民連食品分析センターの分析で
は、「遺伝子組み換えでない」大豆製品26
製品のうち11製品は「不検出」だったが、
15製品に0.17パーセントから0.01パーセント
の混入があり、今後は、これらは「遺伝子
組み換えでない」と表示できなくなる。

 「GM原材料の混入を防ぐために、分別管
理された大豆を使用していますが、GMのも
のが含まれる可能性があります」といった
任意表示は可能としているが、これではわ
かりづらくて、消費者に効果的な表示は難
しい。
そこで、多くの業者が違反の懸念から、表
示をやめてしまう可能性もある。
すでにnon-GM表示をした豆腐などからの
撤退が始まっている。

■割を食うのは消費者

GM表示義務食品の対象を広げないで、かつ、
GM表示義務の混入率は緩いままで、このよ
うなnon-GM表示だけ極端に厳格化したら、
non-GMに努力している食品がわからなくな
り、GM食品ばかりのなかから、いったい、
消費者は何を選べばよいことになるのだろ
うか。
消費者の商品選択の幅は大きく狭まること
になり、わからないからGM食品でも何で
も買わざるを得ない状況に追いやられてし
まうだろう。
 これでは「GM非表示法」である。
厳格化といいながら、アメリカの要求をピ
ッタリと受け入れただけになってしまって
いる。

そもそも日本で作ることができるものを
なぜ「お付き合い輸入」しているのか。

これが本当だとしたら、「食の安全」は
各自でしなければならない。
でも、わかりにくい表示のままだと知らぬ
間に口に入ってしまう。

そして気が付かないまま「ガンになりやす
い体」になってしまう・・・・・。

私はヴィーガン食を意識しているが、大豆
製品は利用している。
豆乳、豆乳ヨーグルト、大豆プロテイン。
でも、調べてみると大豆は75%をアメリカ
から輸入していた・・・。

食=健康=美なのに、今のままでは不安を
抱えながらも口に入れなければならない?



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