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コスパ最強!Anycubic Photon 3Dプリンターを自分なりにレビュー

こんにちは

今回は現在私が愛用している3Dプリンターの使用レビューを書きたいと思います。私が3Dプリンターを使って何をしているかというのは下記の記事にまとめてありますので、まだ読んでいない方は今回の記事を読む前に一度ご参照いただければ、今回の内容がより理解できると思います。

【この記事の見どころ】

・Photon 3Dプリンターの長所や短所がわかる

・購入前の決断の助けになる

・技術的な助言やこのプリンターの癖がわかる。


1. 製品の価格に関するレビュー

光造形の3Dプリンターといったら、出力物の精度が積層型に比べ高いという特徴があります。そのため、相対的に価格も積層型よりも高いというのが一昔までの価格事情でした。しかしながら、技術の進歩や激しい企業間の価格競争の末、家庭用の3Dプリンターは、光造形でも約3~4万円台で買えるようになりました。その代表格が今回紹介するphoton 3Dプリンターだと私は認識しています。

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もちろん、さらに出力品の精度を上げたい場合は10万円以上する光造形の3Dプリンターを買うことができますが、その価格と品質のバランスを考えるとやや価格が勝る感じがします。しかし、このphoton 3Dプリンターは、品質と価格のバランスが絶妙で、さらに3Dプリンター初心者にも簡単に扱えるというのが大きな長所だと思います。

さらに格安なのにアフターサービスもしっかりしているのが嬉しい点ですね。ただ、私が電話した際、中国系の人が対応してくれたのですが、やや変な感じの日本語でしたね。。。それでも一応話は通じますので、ご安心ください。

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上の社員が実際のアフターサービスカードです。英語と中国語です。


2. 使用に関するレビュー

使用に関するレビューですが、ゼロ点取り(ゼロ位置合わせ)がややめんどくさいという印象ですね。製品の中を見ると下の写真のようになっています。

上についているプラットフォームを上げ下げしてゼロ位置取りをしますがなかなかじれったい使用感ですね。

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簡単にゼロ点取りの流れを説明すると下図のようなステップになります。(使い方に関する詳しいステップは公式や様々な記事がありますので、そちらをご参照ください。今回はレビューに特化します。)

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この作業で面倒なのでは、移動量が最大10mmであることですね。通常、プリントが完了するとプラットフォームは、最大高さまでリフトアップしてします。そのため、そこから10mmずつ下げるのがたまにイラっときますね。

また、公式でも推奨事項として挙げられていますが、マスキングテープなどの薄いテープで液晶の淵の隙間をふさぐ必要があります。これは、この隙間にごみやレジン液などが侵入し液晶の破損を防ぐためです。光造形なのでUVランプが正しく照射されなくなるという致命的な故障を避けるためにおすすめします。薄いテープであれば、特にゼロ位置にも影響はされません(実績)。

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3. 出力品のサイズの限界

これは買う前から分かっていたことなのですが、出力サイズが時々小さいなと感じることがあります。家庭用であることと、格安であることを考えたら仕方がないことだと思います。

一応私が使っているPhotonの出力サイズは、 115x65x155mmです。ただ、ギリギリまで出力品を設置してしまうと、端の部分が正しく出力されなかった経験がありますので、設置には余裕を持たせたほうがいいかもしれません。

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自分ルールとしては、上画像のように、1~2マス分の余裕をもって設置しています。ギリギリまで設置して何度も失敗しているので、自分はこのルールを守るようにしています。

4. 小型の光造形Photon Zero 登場

最近ではワンサイズ小さくなったPhoton Zeroが販売されました。こちらは97x54x150mmと、歴代のPhotonと比較すると小さいですが、その分値段を安くなっています。なんと驚愕の2万円台です。Photonの実績や品質を知っている私にとっては驚きの価格設定ですね。気になる人はチェックしてみてください。

現在私が使用している機器はこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。Anycubicが販売する3Dプリンターは個人的には気に入っていますので、私の経験が皆さんの助けになれば幸いです。ツイッターもやっていますので、ぜひフォローをお願いいたします。


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