詩)独裁者の最終戦争
ゾクゾクするこの感覚はたまらない世界を守る為に平和を守るためにわたしのひらめきは軍事的頭脳は世界を破裂させるかもしれないと思うと
白痴的迷信だと言われ続けたことがこの感覚の中で狙撃兵の照準を合わせ気迷いを振り切り中尉は最終判断を下す平和のためイスラエルに栄光あれ
偉大な真理は重量の法則と同じだ破裂させることこそ逃げ道を奪い追い込み平和のために愛のために女たちはいまだに悲劇が何かを生むと信じているが
絶望を必要とする女たちがひじように美しく見えるのはなぜだろう何人かの男たちは絶望感から逃げ出そうとする政治活動で抗議するトイレットペーパーを流していくように去って行く
「夢の中で娘を見ました。ガザ空爆で殺された娘のこと」
爆弾の雨の中でどこへ行き着くかなんてもう誰はもわからないそれでもいまだに小さなカギを持ち歩いているそれはもし帰れるならというありえない希望なのかもしれないし単に捨てたくないだけまたは思い出のためなのかもしれない
神を失ったものたちの足音を毎日聴いていて雨音のように耳鳴りが止まない人間の頭脳は貪欲あのカインの額を持つ蛆虫を飼育するのだこの止まない爆音の中で
ここには何もありません世界からの声もネットも報道も食べ物も水も店はありません広場には誰もいません猫もどこかへいってしまいました窓際の暗さだけが存在していますそれとあらゆる不公平
あんたが死ね前に一度やろうというのでわたしはもう血の海の中で声をあげたもう声のない街は乾きで荒々しく見渡す限りひとの声はしないわたしらはもうケツをむき出しにして荒々しく生の極地に
煙も立たない子どももいないもう形もない永遠の沈黙女も男も祈りも朝も歌も笑いももちろん愛も石だけがごとごとと姿を見せている号泣裂ける真っ赤な二つの目二つの声銃声 沈黙
沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙言葉だけ聞くけどこれから先にあるもの
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