詩)バビ・ヤール1941年9月
あざ笑うつもりで1941年9月キエフの市民は
ナチスドイツのユダヤ人出頭命令を見たわけではなかった
だが 事実は誰もが協力的にユダヤ人を追い込む
さらに歩けない老婦人を家から引きずり出し
投石で「自主的に」殺した
ナチスの指示はなくとも
あざ笑うつもりなどなくとも
誰かを排斥することは起きる それをわざと行い
後ろから手を叩くものがいる
例えば今の辺野古でも
ユダヤ人を排斥した時 その持ち物の所有権に関心が集まった
毛皮や金品を持ち去るもの
真実は多面的だ
謙虚に学ぶことから
何かを掴まなければ
そう思う。
抜け出すために
不毛の議論のための議論
緊張のない言葉の羅列
そこから
学ぼう
今日からでも
傷ついたところを
修復するためには
必要だ
ひとつひとつ
そこからから始めよう
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します