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裏を知らない人間は裏を語れない
正しいことしか語らぬものは
正しさがなにを追いつめるかわかっていない
罪とはいつも自分の前にあり
過ちは人の前にいつもある

まっとうに生きようとして
まっとうさの重さを持ちきれず
それでも去ることもできず
正しさは狭く なにも許さない
自分の渦を感じながら
渦はどうしようもない大きさに

過ちだらけの僕なんだが
正しさはもう少し引っ込めて
やや斜めに生きてみたいと思う
あんまりいいことではないので
他の人にはすすめません
こっそりと そうします

2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します