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詩人・作家の万里小路譲さんから詩集評いただきました

詩人で作家、山形県詩人会副会長の万里小路譲さんから詩集「声をあげずに泣く人よ」への本格的詩集評をいただきました。
私たちは今ここにいて、この世のことを知っているように思っている。果たしてそうだろうか。むしろ知らないのではないか。氏は詩集から巻末詩の「天国への扉」を白眉と評価 し、冒頭の「断絶」と結び、身勝手な経済成長に身を任せ、環境破壊に手を貸した人間と「どんな知識も 美しい詩集も 人生そのものも/やがて誰からも振り向かれなくなるだろう」
そうであろう、哀しいことに

として

深海魚は来世に向かっているからである

と、締めくくっています。

ある意味、著者以上に深く地球的規模で起こる変動と人間の運命に思いを馳せた素晴らしい評価だと思います。

コールサック111号

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