詩)全燔祭(ホロコースト)
「パレスチナの女は、その腹の中でマムシを育てる」イスラエル司法相はそう語った
石造の祭壇に人間を焼いて 捧げる
火刑の執行 巨大な怒りの燃える眼を前に
火柱が燃え上がり 生贄の子どもと女が
ユダヤの背教者たちの笑いの中で
動物のように丸焼きにされ
血と脂に固まり 背教者の呪文が響く
昼と夜の間に 聖地と地獄の間に
支離滅裂な民主主義が焚き火
神の前に捧げられた生贄
神の名の下に肉の塊とされた者たち
背教者のオナニーが産んだ
性欲と変態の奇異な趣味の
法と宗教者の退廃の世界
滴る脂を 眼を大きく見開いてみよ
凍てついた監獄で拷問に晒されながら
永遠の悲しみを抱く火花を みよ
植民地主義者の悪趣味が
神の名で正当化されようととも
民主主義の名で 飾られようとも
滴る脂を 眼を大きく見開いて みよ
真の法廷の裁きによって
真実の法廷の裁きによって
神の欺瞞とホロコーストを告発せよ
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