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7インチ盤専門店雑記323「元気が出る曲を分類する3」

思うに何かを聴いて元気が出るか否かは思い切り個人的な問題でして、ここしばらくnoteで書いているのは、極一般的な感覚や価値観の問題として元気が出るか否かということなんです。先週土曜に開催された「元気が出る曲特集」のイベント当日も、リクエストのコーナーは極力アナログレコードで、しかもフルレングスでかけました。でも私が口出しするものではありませんから、ノー・コメントです。どう感じられましたやら…。

当然のことですが、ディスコ・ブームの頃、足繫く通われた方はダンサブルな曲の方が元気が出ますよね。アリもアリ、こういった好きなものがあるというのは、楽しい人生を過ごす上での大きな強みです。趣味が有るのと無いのでは、人生の豊かさがまるで違います。老後の楽しさも天と地です。

私個人としては、ずっと音楽を聴き続けているという、ある意味特殊事情とも言われてしまう経歴を持っておりますから、何でもアリというか一般的な元気が出る曲を語りたくなってしまいます。その結果、90年代の代表的な曲としては、チャンバワンバの「タブサンピング」のように、サッカー・ワールドカップ・フランス大会の公式ソングを挙げたりします。好きなスポーツに絡めて好きな曲があるなどというのは最強でしょう。最近ですと大谷翔平くんのニュースで元気をもらっている人が多いと言いますから、また違うことになりそうですけどね。私も元気をもらっているその一人です。

実はイベントのアタマのところで、「元気になるか否かは思い切り個人的な問題なんだ」ということもお話ししました。そんな理由で、思い切り個人的な元気になる曲をまずご紹介しました。一曲目はこの2年弱、嫌というほど耳にした自身のラジオ番組のテーマソング、ヴァニティフェアの「夜明けのヒッチハイク」です。続けて、ウチのお店をことある毎に紹介してくれるウェブメディア「ARBAN」で、昨年末に面白い機会をいただいたのですが、その企画、2022年の3枚として選んだ一枚から一曲ということで、ジ・インターラプターズ「レイズド・バイ・ウルヴズ」をかけたといった塩梅です。先に個人的な趣味や事情を明かしておいて、元気になる理由なんてそれぞれありますよねということで、あとは一般的に元気が出そうな曲をかけるから、ご自分で考えてみて、という内容だったわけです。

リクエストはそれぞれ趣味嗜好を打ち出してくださいました。ジャーニーが別の方から2つ出てきたのも実は意外でした。そして、「意外性を楽しんでいるのでリクエストを出さない」という方もいらっしゃいましたから、これも楽しみ方としてはアリだな、と。…面白いです。

そんなわけで、久々、ARBANで紹介された記事のリンクなど貼っておきます。

自分自身は1960年、昭和35年生まれの還暦過ぎですから、基本視座は「高齢社会のモチベーション」ということでいいと思います。退職後にカフェを経営していることや、ラジオ・パーソナリティをやらせていただいているということは、当然ながら元気の源です。…ちょっと疲れてしまいましたけどね。どういう事情で音楽を聴かれるか、音楽に関する文章を読まれるかは、人それぞれでしょう。せっかくですから、そこから少しでも元気の種を見つけられたら、という程度のお話でした。


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