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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : イベント当日の朝

まったくもってしょうもない性格だなと毎度呆れるわけですが、イベント当日の朝に準備万端などということはあり得ません。今回は、ここのところお店が好調だったり、スタッフさんの舞台本番と時期が重なったりで、いつもよりも悲惨な状況です。まあ忙しさを楽しむ余裕は失っておりませんけどね。…ヒマな老後などというものは想像もできません。

今回は「サブカル近現代史とMTVの時代」というテーマでして、実はこの忙しさも考慮して、準備不足でもしゃべることができるテーマなんです。普段から原稿は作りませんが、重要と思われることを漏らさず語りたいわけです。何が重要かというと、今回のレジュメのままですが、クールの誕生から日本における洋楽の受容、音楽が死んだ日とブリティッシュ・インヴェイジョン、ヴェトナム戦争の影響、ヴェトナム戦争の泥沼化、ラジオの深夜放送開始、LP志向とSSW・HR・プログレの流行(国内はフォームブーム)、ヴィジュアル・メディアの進化、MVにできること…といったあたりです。

有り難いことに、ここにきてビートルズとローリング・ストーンズの新曲もあるわけです。何とも嬉しいタイミングです。…というか、リリースが間に合うことを期待してはいたんですけどね。

ただ、実際にトーク・イベントを進める中で面白いのは、時代の徒花ではないですが、時代を感じさせる連中のMVでして、今回はモンキーズ、DEVO、スージー&ザ・バンシーズ、U2といったあたりでしょうか。演技しているブルース・スプリングスティーンやビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソン、ポール・マッカートニーあたりも面白いですね。

個人的な見解ですが、元が映画屋のワーナーって、MV制作に消極的だったのかな?と思うところがあるのです。ニコレット・ラーソンやリッキー・リー・ジョーンズってロクにMVがないわけですよ。その一方でロッド・スチュワートだけはやたらとMVを作っていて、MTVの放送開始時点ではロッド・スチュワートのMVばかりで困ったといった話も残っております。…これは個人のご意向ですよね、おそらく。社内での確執とかあったのかなとかいったことが気になるんですけどね。まあ、利害関係のない人間は好き勝手言ってられますから…。そんな内容のイベントです。

今回はイベントの資料がかなり多めです。プリンターを酷使したこともあってか、まあ思うようにプリントアウトできておりません。イベント当日の朝になって、トナー切れという「もうええ加減にせえや」というメッセージとともに時間切れとなりました。あとはPDF化してコンビニで打ち出すかですね。…紙の色が違ってしまいますが、お許しを。

さて、まだお席はあるようですよ。ご興味ありませんか?今回は結構蘊蓄多めだな…。ダメかな…。




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