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赤毛のアンとタランティーノ。
アニメ赤毛のアンを見ていたら、大袈裟な言葉で延々としゃべり続けるアン・シャーリーがタランティーノ映画の登場人物に見えてきて可笑しかった。サミュエル・L・ジャクソンと問答していても違和感がない。
原作小説にも少し目を通したが、それにしてもアン・シャーリーという少女は喋りまくる。見開き頁を埋め尽くさんがごときマシンガントークに私はどこか既視感を覚え、はて、と思い返してみると、この感じは川上未映子の『
夏の暑さに頭をやられて、この世のすべてが憎い?
最近の私というのは、夏の暑さに頭をやられ、それはもうかなり深刻で、この世のすべてが憎いほどである。
仮になにがしかの分野で決定的な成功をおさめ、もうこの上ないであろう幸福を全身に浴びたとして、それでもこの憎しみは消えぬだろう、というくらい憎い。すべてが憎い。
いいやお前は十分恵まれている、だのに、往年の少年漫画の、それもかなり紋切型の敵ボスキャラクターの様な愚痴を言って、それは所詮ペシミスティ
ピンク色のタンクトップから片方の乳房を放り投げる人。
春は曙、変質者らが行動開始。しかし、それは真夏も同じこと。
ピンク色のタンクトップから片方の乳房を放り投げ、奇妙なフォームでウォーキングする小麦色、そして妙齢の男性。とすれ違う。
所詮、私は俗物であるからまずこれに面食らったけれど、咄嗟に思い直し、いいぞもっとやれ全てを破壊しろ!と、内心よりエールを送る。
という夢をみた。たしかにピンクな夢、だけれど。
フン詰まりをおこしたフンコロガシの諸行無常。
フン詰まりをおこしたフンコロガシの諸行無常。
世間には愉快/不愉快なことがあって、しかし割合は均等ではなく、楽観的に皮算用しても、不愉快の方が明らかに大きい。
私の場合はだいたい、音楽を聴くうちに頭が馬鹿になってしまって、愉快も不愉快も有耶無耶にするのがルーチンなのだけれど、形而下的にはなんにも好転していないから、これはこれで考えものである。
そうしていると時たま、有耶無耶にしきれず、なにか