箱根駅伝青学敗退に見る世間の「学生スポーツ」への視線
こんばんは。
中央大学OGのぎんです。
中央大学は11位で2019年の箱根駅伝を終えました。
10位のシードが目の前にありながら、掴めないで終わると言う、「最も悔しい」順位。
しかし、2013年以降シード争いに絡むことすら出来なかったことを考えると、
ゴール直前まで「シード行けるのでは!?」とワクワクしながらレースを観戦できることはなんて幸せなのだろう。選手のみんな、ありがとう!と言う気持ちでいっぱいだった。
さて。
世間は中央大学の11位なんて知ったこっちゃないわけで(笑)
東海大学の初優勝と、青学の5連覇ならず
これに尽きますよね。
※以下に書くことはあくまで私個人の意見で、想像や推定を多分に含みます。ご了承ください
「箱根駅伝好きなんです!」というと、青学についてレースの前から色々言われた。
「監督があんなにテレビに出てたらそのうちダメになる」
「選手がアイドル気取り。けしからん。」
「なんか鼻につく。」
…個人的には出岐選手が爆走を見せて階段を駆け上ってたあたりから彼ら(そりゃ選手は入れ替わってるけど)を見てるので
「これが新しいチームマネジメントなんだなあ」と感心して見ていた。
だから彼らの足跡も見ずにここ2・3年の彼らだけを見て
「なんか鼻につく。」なんて言う根拠のない批判をする人とはお話をしたくなくなるのです。
確かに、中央大学にいきなり青学原監督がやってきて
「今年はゴーゴー大作戦だ!」なんて言われたら
選手全員が価値観が違いすぎて拒絶反応を起こして肌にボツボツが出たりお腹を壊したり血圧が急激に(以下略)
とにかく!
「選手のカラー」に合わせて、チームをマネジメントしなくてはいけません。
心底地味で真面目な部下をねぎらうのにクラブには行かないでしょう。
逆に、超絶ノリノリな部下を堅物なおやっさんが経営してそうな一杯呑み屋には連れて行かないでしょう。
この真逆な部下のように、青学と中大はカラーが真逆なのです。
私自身、中央大学に合格できる偏差値はあったので、恐らく願書を出して受験すれば青山学院大学にも合格出来たと思います。
でも、「受けよう」とは全く思わなかった。
「カラーが違いすぎる」から。
「青山学院大学」に入ろう!と思う人は少なからず、
「オシャレそう」「イケてそう」「なんか楽しそう」と言うイメージを持って志望するはずです。
私は高校時代、真面目で地味でダサ…えー、コホン。
文武両道で堅実なカラーを好んでいたので、marchの中だったら中央大学しか受けようと思えませんでした。
大学ごとのカラーと言うのは、こうして脈々と受け継がれて行くのです。
そんな青学を強くしようと思うのならば
「優勝したらテレビにいっぱい出るぞー!」と言うのはとても効果的な目標になったはずです。
はっきり言ってこのやり方は中央大学じゃ無理です(笑)
なので
原監督はチームカラーにしっくりくるマネジメントを行っただけ
だと私は思っています。
そしてもう1つ。
昨日も書きましたが、そもそも大学スポーツは「大学の宣伝」を担う側面が大きいです。
テレビに出させてもらえるならバンバン出た方が良いし、大学の名前を知ってもらえるならどんどん知ってもらった方が良いに決まってます。
さらに言えば。
「青学」以外の大学にとっても、箱根駅伝(もちろんそれ以外の陸上競技も)を見てくれる人が増えるのならそれが良いに決まってます。
2区でトップで走ってるメガネくんを見て「中央大学受けよう」とか「願書だけでも出しとこうかな」とか思ってもらえる率が少しでも上がったら本当に本当にありがたいこってす(笑)
そして
「今までサッカーやってたけど陸上もいいかも」なーんて気持ちから将来の山の神々(笑)が生まれる可能性もあるので
「日本の陸上競技界」にとってもプラスになります。
さて問題です。
大学駅伝の監督や選手がテレビに出ることのデメリットって何でしょう?
私には思いつきません。
強いて言うなら「本当は目立つの苦手なのに!」的な選手が困る、ぐらいですが
そう言う人は青学には行かないでしょう(笑)
時代は変わります。
「学生は学生らしく謙虚におとなしく競技してなさい」と言う時代は終わったのです。
さて、青学はその「しっくり来ている」マネジメントをしても5連覇は出来なかった。
今回はきっと、東海大学の方が「よりしっくり来ている」マネジメントをしていたのでしょう。
どんなやり方してたか気になる。
中央大学は藤原監督がそりゃもう中央大学を絵に描いたようなお人なので(褒めてます)
きっと「地道」「着実」「鍛錬」「気合い」的なマネジメントをしているのでしょう。(ハマったから11位になれたのでしょうし。)
えーっと、話がとっちらかったな(笑)
とにかく!
カラーに合わせたマネジメントって大事だよね!ってお話でした!(無理やりまとめる笑)
明日の仕事はじめ、頑張ろう~っと!
もしサポート頂けたら、行く離島を増やします!…嘘です(笑)車いすユーザーの婚約者との結婚資金に使わせていただきます😄