8月31日

君が失くしたと言っていたピアスの片方を見つけた。眩しい夕陽のような橙色を湛えた輝きは変わらない。「きっと陽に吸われちゃったのかな」諦めた君はそう言ってたけど、そんなロマンチックな行く末なんてないんだ。だから僕がこのピアスを、この先ずっと持ってるなんてことも有り得ないと知ってよ。


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