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「一流の習慣:心がけを変えるだけで頭が良くなる28の習慣」を読んで

一流の習慣:心がけを変えるだけで頭が良くなる28の習慣(JS出版)
                        著)カルロ・クマ


概要

この本では一流の人が行なっている28の習慣を紹介しています。一つ一つはどこかで見聞きしたような内容でしたが、これだけの数を丁寧にまとめられているのでとても読み易く、それぞれが独立した内容になっているので、自分が必要なものだけを選んで読むこともできるでしょう。

28の習慣

全ての習慣について感想を述べると、ダラダラとした文章になりそうですので、私が共感した

  1. スピード感がある

  2. ものごとを俯瞰でとらえる

  3. 本を読んでいる

  4. 常に具体的な目標がある

  5. 引き寄せる

  6. 死んだ時間を過ごさない

  7. 自分の体のメンテナンスを欠かさない

  8. お金を惜しまず時間を惜しむ

  9. 冒険している

  10. 言葉を大切にする

  11. 建設的でポジティブ

  12. 全ての人をリスペクトしている

  13. 整理整頓を原則としている

  14. 日記を書く

  15. 質問する

  16. メモをとる

  17. ペラペラ喋らない

  18. 情報を瞬時に加工する

  19. 間違いをすぐに認める

  20. 未来を予測する

  21. ありがとうを伝える

  22. 行動の優先順位をつける

  23. 自分の評価を大切にする

  24. 人に教える

  25. 鵜呑みにしない

  26. 同じ過ちを繰り返さない

  27. うまくいかなかったのは自分のせいだと考える

ものごとを俯瞰でとらえる

これは日頃から、習慣にできていたら理想的なのですが、私の場合は仕事や何かをするときに、調子いいと感じる時がものごとを俯瞰で捉えることができている時で、逆にできていないと視野が狭くなり、イージーミスや勘違いなどが起こってしまいます。本書にあるようにものごとの二面性を理解し、多面的、階層的に考えることが頭のいい人の思考になるとのこと。本当にその通りだと納得しました。受け取った情報をそのまま受け入れず、自分に分かりやすいように、また興味のあることは掘り下げて自分の情報にすることを習慣にできれば常に調子いい感じを維持できると思いました。

本を読んでいる

これは読書好きの人間は、そうそうと頷きたくなります。実際に本書にあるように、本を読む事で語彙力が向上するのは間違いないです。これは私自身が本をたくさん読むようになってから、文章を書く際に色々な言葉が思い浮かぶようになりました。新しいジャンルに挑戦したり、読むジャンルの幅を広げたり、更にある特定のことだけを掘り下げたりと、自分でコントロールが容易にできますので、本を読むことだけでなく、読む本を考えることも頭が良くなる要素だと言えます。

自分の体のメンテナンスを欠かさない

これは逆に耳が痛い習慣でして、でもとても大事なことだと本当に思います。30代後半から趣味でジョギングはしていますが、コロナ禍もありしばらく怠けてはまた走り出す感じなので習慣化はできていません。またお酒や食事なども健康志向には程遠いので、これは身につけたい習慣です。しかし、あまり健康を意識し過ぎたら毎日の生活が窮屈になってストレスを溜め込んでしまいそうなので体のメンテナンスも程々にしたいとも思います。

お金を惜しまず時間を惜しむ

前に読んだ本でも、お金持ちが一番大切にするのは時間だと書いていました。私も最近からそれを思うようになっていますので共感できます。スーパーの安売りセールで遠出するのは時間がもったいないと思います。(逆に安売りセールを理由に遠出するのは有りとも思いますが...)同様にタクシーなどの交通機関も勿体無いと使わずに歩いたりすると、目的の時間を削って移動時間に当てるのは時間を無駄にしてしまいます。私はお金持ちとは程遠いですが、だからこそ限られた時間、全ての人が平等に与えられる時間(寿命ではなく時間の速度のこと)を大事にしたいです。

全ての人をリスペクトしている

本当につい最近あった出来事ですが、直属の上司が年下の上司に間違いを指摘されたらしく、その愚痴を話していた際に自分より年下のくせにと話していました。私も以前はそのように考えていました。しかし、冷静に考えるとどんな組織でも若くして出世する人間には何か秀でたものがあるはずです。そこに目を瞑っていてはいつまで経っても追いつくことができません。やはり全ての人に必ず自分よりも優れたところがあるはずなので、それを見つけて尊重する事で自分も成長できるはずです。本書でもあるようにどんな人からも何かを学び取れる人が頭がいい人と言うのはその通りだと思います。

ありがとうを伝える

感謝を素直に伝えるのは、頭がいい人に限った事ではないと思いますのでこれには少し否定的な考えを持ちました。いつも些細な事でもありがとうと言うことは良いことだと思います。またお礼や見返りを期待するよりも、その場でありがとうと言われる方がハッピーなのも分かりますが、感謝にも強弱が必要だと思うのです。常に同じように感謝していては相手の気持ちを汲み取れないことがあるのではと思います。とは言え、ありがとうは言わないよりは絶対に言った方がいいので結論としては同意します。

人に教える

意外と難しいのが、この教えることです。特に時間を掛けて分かったことや、自分だけが知っていることはどうしても簡単に教えたくない気持ちが強いです。自分の知識をアウトプットすることで、自分の理解度も高まるし、教える力も向上するので、とても大事なことだとは分かります。しかし、知識を安売りしていないかと言う気持ちが同時に出てきてしまします。これは私が小さな人間なのかも知れませんが、本当に教える必要があると思わないと自分から教えることは滅多に有りません。そう言う意味では、その無意味なプライドを捨てて、もっと知識を解放することが自分を成長させるのでしょう。

まとめ

このKindleUnlimitedで見つけたこの本は、色々な点で自分の習慣を見直す良いきっかけになります。28の習慣全てを取り入れる必要はなく、自分が必要と感じたことから取り入れるのがいいと思います。そしてそれこそが本書が述べている頭のいい人の考え方とも思います。1日で読みめるページ数ですので、自己啓発や自分磨きに興味がある方には是非オススメです。


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