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「5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク」を読んで

娘に読んで欲しいと思い購入した本ですが、感想を聞くには自分も読まないといけないと思い読みました。物語仕立てで構成されているので、とても読み易かったです。オススメのポイントと感想をまとめてみました。


概要はこんな感じ

主人公のミーンさんが通う中学校で、将来の仕事についての授業をしたのがきっかけで、4人の友人と家族の仕事について10年後にどのように変わっていくのかをAIによって分析した結果を知っていく感じです。

ロボットやAIに代わられる仕事について

数年前にニュースサイトや情報サイトで話題になっていました、将来AIの進歩によってなくなる仕事について、中学生に分かるレベル(少々難しい部分もありましたが)で説明しているので、分かり易い多少読者は中学生とその家族になるでしょう。また何らかの形で中学生に関わる方にも知ってて欲しい内容でした。

各登場人物が良い

登場人物の設定がきちんと考えられていて、家庭環境、家族構成なども考えて将来の進路や仕事を決めているところは、実際に進学を考える際に壁になる自身の学力と経済的な問題も含めているので、よりリアリティが増して良かったです。ただ人物の名前がミーンさん、ガテンさん、数尾さん、アートさん、堅実さんとそこはリアリティに欠けているとこが、話の内容を重くせずにいいバランスになっていました。

 AI時代のお仕事診断

文章を読むのが苦手な方は、巻末にあるAI時代のお仕事診断だけでも見て欲しいです。特に中高校生は、進路選択のヒントになると思います。「マンガやアニメ、本を読むのが好きな人」、「体を動かすのが大好きで、勉強全般が苦手な人」、「数学が好きで論理的に考える人」、「好きなことはやるが、嫌いなことは一切しない人」、「規則を守ってできるだけ冒険したくない人」など、実際に居そうなタイプのポイントを解説して、どの進路に進むとどんな仕事ができるかや、具体的な職種を挙げて、それに向かうには何をしたたよいか書いてあるので、きっと自分に合うパターンがいくつかあると思います。

子供に読ませるには前提条件があった

私は親子の話のネタに、また将来の進路を話し合うきっかけにと思いこの本を頼りましたが、うちの子は本は読む方ですが、興味のある本しか読まないので、この本のタイトルがお気に召さなかったようで、読む気にさせるに苦労しました。なのでそもそも本を読む子、進路について興味を持っている子じゃないと難しいかもしれません。でも大人でも十分読み応えのある内容でしたので、子供に読ませることにこだわる必要はなかったとも思いました。

作者が少女小説やSF小説を描かれている図子慧氏なので、うちの子は女の子なので入りやすかったと言うのもあったと思いますが、職種としては男の子のものが割合が多かった印象なので、読者の性別は選ばないと思います。たまには家族や友人など誰かに読んでもらいたいと言う視点で本を選ぶのもいいと思いました。
今回の記事が誰かのネタ、情報として役に立てば何よりです。


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