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週末岐阜県民 ~日常と非日常を架ける〜

『年度末の長時間労働が続き、身体的にも精神的にも疲れている』

生き疲れが垣間見えた社会人の同期へ
息抜きの旅行をしようと話を持ちかけた。

週末の1泊2日で地元岐阜県を案内。
同期に地元を案内することは初だった。

きどすけ来てくれてありがとう!
神奈川生まれ、神奈川育ち。
いつも地元神奈川への愛を語ってくれる。
日本全国を訪れたきどすけにとっても
初めての高山・下呂となる。

4月15日 高山

東急・相鉄が直通した今年のダイヤ改正から
新横浜駅始発ののぞみ号が誕生した
相鉄沿線のきどすけ念願の夢である
本来見せたかった高山祭は雨天のため縮小
高山駅で屋台の紹介をした

まずは古い町並みを中心に高山を案内。
その後は高山市民らしい時間を過ごした。

宮川朝市はこの日も盛況
さごうさんのたこやきをおいしくいただいた
とり珈琲では数独に挑戦
からくりの技術に圧巻した


ここからは関市上之保から来てくれたまさきくんも合流。

住職書房で語り合う初対面の2人
地元が同じ神奈川という交通点があった


そして下呂の実家へ。

家族が温かく迎えてくれた
鶏ちゃんなど郷土料理を堪能した


まさきくんとはここで解散。
家族との団らんも終わり1日目が終了した。

4月16日 下呂

一日中下呂温泉街で過ごした。
下呂温泉街のまちあるきは
下記から中心にアレンジして考えた。


まずは岐阜モーニングへ

岐阜の朝はモーニング文化から始まる
行きつけの喫茶店 志麻での時間が心地よい


その後は下呂温泉街のまちあるきへ。
地元の歴史・生活・文化・地理など
紹介できる情報は全て伝えながら歩いた。

温泉街を中心に徒歩圏内で完結するプランだ
桃杏の下呂牛乳ラーメンを初めて食べた
湯之島トークで盛り上がった
昨年新しくオープンした だもんで では
マスターとお客さんと会話が弾んだ
私にとっても素敵な出会いだった


地元の方々と触れ合ういつもの時間は
日常の延長線上にある特別な時間。
そんな週末2日間を一緒に過ごした。

そんな時間を過ごせる場所が地元にはある。
それがとても誇らしいことである。

当たり前を、つくる。全力で。


現代社会を生きるのは苦しい。
何がしたいのか、何のために生きるのか。
悩みは尽きないし正解もない。
自分で考えて進んでいくしかない。

私も葛藤と戦い続けている。

そんな葛藤の中で大切にしたい価値観、
自分らしく生きる方法を考えた。
それが『地元岐阜県』を知ること
そして『週末の過ごし方』を見直すことだった。

社会人の誰にでも存在するごく普通の週末。
この週末を活用すれば、大好きな地元岐阜県で、
県民ならではの生活が始められないだろうか
それこそ自分らしい生き方なのではないか。

名前の通り、”週末岐阜県民”が始まった。

神奈川出身のまさきくんも社会人1年目で
愛知県に配属となり、様々な葛藤があった1人。
そんな中週末に下呂市の人たちと出会い
思わぬ方向に変わり始めた1人でもある。

この週末も特別なことはしていない。
自分がいつもの週末を過ごすことで、巡り巡って
誰かの何かを変えることがあるかもしれない。
そしてまた自分も、何かが変わっていくかもしれない。

ある人の当たり前の日常が、
誰かにとっての特別な非日常となりうる。
それがある人の当たり前を支えている。
そうやって社会が循環している。



それこそ今の会社での仕事にも
通ずるものがあるんじゃないかと。


当たり前を作ることはときに苦しいけど
その当たり前のくらしを求めている誰かがいる。
その誰かがいることを私たちは忘れてはいけない。

その誰かを知り、関わり合う時間の中で
自分自身が肯定されることだってある。
当たり前に存在するくらしの中で
何かが見つかることだってある。
それらを支え、つなぐのが私たちの仕事だ。

『次は神奈川を紹介したい』

その一言が嬉しかった。
自身の生き方を考えるために、
まずは足元を見てみる。
そんなことを思った週末でした。

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