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考え・悟り

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閃いたことや、悟ったこと
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#気持ち

「あなただけ」の愛情はとても恐ろしい

 学生時代に見ていたアニメに、「他の人にはそっけないが、主人公の前だと優しくなる」というキャラクターがいた。  そのキャラクターは普段物静かでクールだが、とある出来事をきっかけに主人公に心を許すようになる。  それで主人公を特別扱いしたり、主人公と二人きりになった時にだけ素直になったりと、普段と違う一面を見せるのだ。    私は当時、「あなただけ」といったそのような関係が素敵に見えて、「自分も誰かの特別になりたい」なんて夢をふくらませていた。  けど今は、それはなんて

正論なのに、聞きたくないわけ

 叱るって難しい。  ただどこがどう間違っているかを指摘するだけなら簡単だが、相手に納得してもらい、受け入れさせる為にはそれだけでは全然足りない。    もちろん緊急時やとんでもない過ちを犯した等、怒鳴らざるを得ない場合もあるが、大抵の場合、  相手がどうしてそのようなことをしたのかを把握する必要があるし、  自分自身の表情や話し方に気を付け、なるべく感情をぶつけないようにしなければならない。  時と場所も考慮しないといけない。    これらの要素をバランス良く調整し

感情が無くなれば良いのに?

 あまり信じてもらえないかもしれないが、私がしっかりとした「感情」を持ったのは、ほんの最近のことである。  長いこと、私はしきりに「感情が無くなれば良いのに」なんて思っていた。  自分自身の為にも、感情なんてあってはならないと信じていたのだ。    きっかけは、10代の頃。    家庭不和、いじめ、仲良かった友達の裏切り……  不安定な思春期の心に、これらは嵐のように激しく襲い掛かってきた。    私には逃げ場が無かった。  そして、もちろん現実を変えることも出

全てのトラウマが、私の味方だ

 私は急な不安に襲われることがあるが、その中のほとんどがフラッシュバックによるものである。  過去の嫌な出来事が、ありありと思い浮かんできて、あたかも今起こっているかのような錯覚を起こす。  その苦しさのあまり、動悸に襲われたり、冷や汗が出たり、時には過呼吸になったりもする。  そして、辛い記憶が増えれば増える程、フラッシュバックも頻繁に起こる。    心を蝕むようなトラウマ。  辛い記憶がなく、楽しい思い出だけがあったのなら、もっと明るく暮らせたかもしれない。  そん

休みは怠けではなく、もっと働ける為だ

 ある日のことだった。  急に身体が思うように動かせなくなった。    完全にコントロールが効かなくなったという程ではないが、明らかに脳の指令に対し、「NO!」と拒んでいた。  脳内では、まだやるべきこと、終わらせなければならないことを思い巡らしている。  あれこれと用事が残っている。だから作業開始せねばと考えていても、どうしても身体はそれを嫌がるのであった。    力がどんどん失っていくのを感じ、しまいには横になる以外、何もやりたくなくなった。  どんなことに対して

未来の自分を、がっかりさせるな

 「〇〇の恥にならぬよう頑張る」という言葉をよく聞くが、私の場合は「未来の自分の恥にならぬよう、今を一生懸命生きる」、だ。   未来の私が今の自分の姿を見て、「あの頃はよく頑張ったなぁ!」と言えるようにする為だ。  思えば、楽な日なんて、一日も無かった。  自分を追い込み過ぎて、死んでしまうのではないかでさえ感じた。    誰よりも努力し、誰よりも心を痛み、誰よりも涙を流し……  そんな風に生きてきた。    毎瞬毎瞬「自分はもうダメだ」と思った。  そう思いながら

「スルー力」を身に付けよう

 ツイッターで、こんなものを書いたことがある: 私を傷つけた人達は、その傷による私の人生の不調の責任を一切負わない、いや、負えない。 そう考えると、自分が傷つかないようにするのが如何に大事かが見えてくる。 考え過ぎないこと、辛い思いを忘れること。 難しいかもしれないけど、自分を守るスキルは是非とも身につけておきたいものだ。  他人をコントロールすることは出来ない。  誰かが私達にひどくすることも、止めることは出来ない。    それでもーー 私達は傷

体調不良は、全てに感謝出来る良いチャンス

 体調不良時は、喜怒哀楽をあまり感じなくなり、表情も乏しくなります。  ぼんやりすることが多く、いつもより疲れやすくなり、休む時間も増えます。  「どうしちゃったんだろう」、「早く元気になりたい」と思うことが多いですが、私はこの状態にも感謝するべきだと思っていますーー  全てに感謝出来る良いチャンスだからです。  体調を崩すと、自分がより愛らしく見えます。  はきはきとしている、たくさん頑張れる、元気に笑える、そんな自分をもっと大事にしようと思えるようになります。  

筋肉痛は本気で鍛えた人にしかやってこない

 限界まで自分を追い込んだ後の、次の日に来る筋肉痛は最高だ。  全員がそうではないが、筋トレが楽しくなってくると、筋肉痛に憧れる時期が来る。  それが嬉しくて仕方がないのは、如何に自分が努力したかを短期間で、しかも直に身体で感じることが出来るからだ。   この痛みは、誠実で嘘をつかない。   苦しみなんて出来れば避けて通りたいところだが、かえって求める理由は、それが自分の成長を保証しているからだ。  逆に言えば、成長を期待しているなら、それに伴って痛みが来ることを承

時間に余裕がある程、時間の使い方が下手になる

  週末や連休ほど、時間の無駄遣いが増えている気がするのです。  本当は普段読めなかった本を読んだり、行きたかった場所に行って思い切り遊んだり、書きたかったブログネタを整理したりと、やりたいことはたくさんあるのに、いざ余裕が出来ると、ダラダラする時間も増えます。    「後5分」と言って、いつの間にか30分も二度寝してしまったり、  ソファに座ってスマホを出したら、1時間も時間が無くなり......    そしてこういった時間の無駄遣いをしている時、決まって思って

失望も、傲慢の一種

 decoは、自分に満足したことがあまりありません。  ある段階を達成した時、「我ながらよくやった」と思うことはありますが、一時的なもので、しばらく経てばまた不満が始まります。  それが向上心につながる時はまだ良いです。  いけないのは、不満が積もり、焦りとなり、しまいには他人と比較を始め、失望してしまうことです。  「自分の出来の悪さにガッカリして辛い」と教会の先輩に相談したことがありますが、 「欲張っているからじゃないの?」 と返されました。    そういえば牧師先

ちょっと記憶喪失しているだけ

 人間は忘れっぽい生き物だと言われている。  たまに記憶喪失もする。  楽しい時は、辛い事なんて忘れちゃう。  「そんなことあったっけ?」  「あんなに大変だったっけ?」  そして、苦しい時も、喜びを全部忘れちゃう。  「何もかも上手くいかない」  「私だけ、いつも酷い目にあう」  幸せの記憶喪失。  希望の記憶喪失。  愛情の記憶喪失。  「何もかも」じゃない、  「私だけ」じゃない、  「いつも」でもない。  思い出してみて、  温もりは、今