許すこと

「自分に出会えない人生は、
他者とも出会えない」

                 伊丹十三

自分て、何だろう？
自分て、誰だろう？

一見、
記憶喪失のようなセリフだけど、
最近、そんな質問が頭を過るようになった。

たぶん、誰もが
生きている間は一度や二度は
問うことかもしれない。

答えがない問いだから
頭を過っては、通り過ぎていくの
繰り返しだったけど、ここ何日か

ずーっと同じ質問ばかり。
で、NLPの本を読んでいたら
ここにヒントが。

自分に出会えない人生は
他者とも出会えない

そうか、
私、まだ自分に出会ってないんだ。

自分に出会う、過程の中にいるんだ、
きっと今から本当の自分に
会いにいくんだな、

今はそれの準備なんだな。

自分の情けないところ、
見たくないところ、
認めたくないところ、
嫌なところ、

全て蓋をしめて
見なかった。
または、なかったことにして
目を背けたり
記憶から消そうとしたりしたけど

それは「自分」じゃなく
誰か違う人になろうとしていた。

でもそれは、
自分に出会おうとしていなかった
ことになる。
よって、他者とももちろん出会えない。

自分が幻滅するほど嫌な部分や、
弱いところ、
認めたくない、
情けないところ、
許せないところ

全て認めて、
全て許したら

自分に出会えるんだろうなぁ